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主体的に働く時代

誰もが知る企業の経営破綻が報じられIMFが世界恐慌の再来を警告しますが、一方で戦後最大の国難にメリットを見出すこともできると思います。中共政権の脅威が世界に知れ渡り、南京大虐殺など長年日本を苦しめたフェイクニュースも色褪せ中国が今も続ける侵略政策が問題になるでしょう。普段から些細な問題で安倍政権の揚げ足を取るマスコミは、「奇妙な成功」と世界が報じる日本のウィルス封じ込めには言及しない不公正さも鮮明になりました。世界で最も成功した台湾を排除するWHOの異常さも今や世界の知るところです。普段の生活でも通勤などのルーチン移動がなくなり自由時間が生み出され、ステイホームの結果見せびらかし消費が消滅し関心がより健全な生活に向かう傾向も見られます。You Tube放送局などに注目が集まり、過剰クオリティの地上波テレビなどの旧弊を破壊して産業界は大きな転換点を迎えるでしょう。最も大きな社会的な変化は非接触社会の到来で、DXが加速される一方で大量に人を動員するビジネスには大きな転換点が訪れます。誰もが答えを知らないなかで社会経済活動が再開される今、重要なのは主体的に働くという姿勢なのでしょう。

遅過ぎた思考スピードの経営

何世紀にもわたり都市化は世界中の一貫したトレンドでした。距離により生じるコストを減らすために人口密度は上がり、一極集中の都心で働き、買い、遊ぶ生活は実用的であり経済的で、あらゆる欲求を満たして来ました。ペストの流行やスペイン風邪のあとも都市化の流れは変わりませんでしたが、今回のコロナ渦はその例外になるかもしれません。この数十年のICTの進化によって距離のコストは減少し、リモートで働き、ネットで買い、ネットで学び医療を受け、ネットで楽しむ時代になれば、大都市とその近郊に住むデメリットは容認しがたくなります。ICTが距離の壁を克服したことにより対人接触を避けられない都市の魅力は色あせていきます。ビル・ゲイツが書いた「思考スピードの経営」を読んだのはもう20年以上昔です。無駄なハンドリングコストが社会から無くなりバラ色の未来がすぐにでもやって来るような錯覚を当時は覚えましたが、四半世紀以上が過ぎた今、世界はやっと時代遅れのコンセプトに向かって動こうとしているのでしょう。

人類史におけるバブル経済

狭小の仮住まい用に買った170Lの冷蔵庫を新居でもそのまま使っています。世間的には一人住まいのための大きさですが足りないと思うか十分だと思うかは工夫次第だと思います。冷蔵庫が小さければ収納物を把握でき、2割以上が廃棄されるという食品ロスを防ぐことができます。以前使っていた倍の大きさの冷蔵庫の中からはおそらく10年以上前からそこにあるであろう大きなタッパーに入った梅干しなどが出て来ました。何より過剰に買うことがなくなり食べすぎを防ぎます。農業が発明され富の備蓄ができるようになって以来、世界は過剰を求めるようになり、大量消費社会を生みました。過剰こそが今日の経済を支えていますが、過剰には2つのタイプがあります。必要を超えた過剰と必要のない過剰でこの両者は相互に作用します。典型的なのは過食で必要を超えて食べ、無用な病気を自ら作り出し食品、飲食、医療、製薬と幅広い業界に貢献します。農業文明以来の1万年の歴史と産業革命以降の産業化の歴史は人類史におけるバブル経済なのかもしれません。

疫病が促す世代交代

世界は進歩と反動というサイクルで営まれ、世間では70年周期説から1,600年周期説まで、経済や社会、文明が一定のサイクルで動くと信じられています。日本を覆うこの四半世紀の閉塞感は反動期であり、利権拡大など自分ファーストになり過ぎた社会が行き着くところまで行ったのだと思います。戦後の日本が焦土の中から世界を代表する経営者を生んだように、ドラスティックな世代交代が必要な時期だと思います。会社の大人たちが今更リモートワークなどと騒いでいるのを横目に若者は以前からICTをごく普通に活かしていると思います。娘を見ていると様々なアプリやWEB上のコンテンツ、ディスタンスラーニングに加えグループラインを使って友達と教え合ったり、競い合ったりしながら勉強をしています。学生時代いかに勉強しなかったかを自慢するおじさん世代とは違い、今は学校以外での学習機会が充実しています。明治維新も敗戦も大胆な世代交代を促しましたが、今の日本を支配するのは高度経済成長期にリスクもとらずに出世した人たちです。役割を終えた生物には速やかな世代交代を促すプログラムが組み込まれていますが、今回の疫病と経済の低迷がその役割を果たすのかもしれません。

希少こそが豊かさ

2週間前に転居した家は玄関と駐車場が1階で、大半の居室が地下にあります。ドライアエリアから外を望むだけの地下住戸に良いイメージはありませんでしたが、住んでみるとメリットも多く、暗さは気になりません。メリットは涼しいことで、室内にいても1階から地下に降りるだけで温度変化を感じます。冬は暖かいとされ湿気も問題になりません。道路や近隣住戸からの視線が完全に遮断されますので、隔絶された落ち着きがありカーテンやブラインドの類いも不要です。地下というと格差社会韓国の現実を描いた映画「パラサイト 半地下の家族」を思い出します。1968年の北朝鮮ゲリラ部隊による青瓦台襲撃以降、有事に備えて住宅に地下層の設置を義務化したとされます。住宅不足が深刻化すると、半地下の住宅使用と賃貸が許され貧困層が住むようになったといいます。世界的にも地下に良いイメージはありませんが、住宅としてむしろ積極的に活用すべきだと思います。デメリットは日中の暗さですが、人間は相対的な生き物で希少になるほどありがたみや豊かさを感じます。住めば都で置かれた状況をどのように解釈するか次第だと思います。

ニュートロンジャックの再来

ドワンゴが全社員1,000人をコロナ後も原則在宅勤務にすると報道されます。勤務に支障がなく生産性が上がり、人的ストレスと通勤ストレスから開放され、業務と成果が明確になり、オフィスの固定費まで下がるならやらない理由はありません。打ち合わせや営業のための一定のスペースは残すにしても首都圏一極集中の一角が崩れれば職住一体化の流れは後戻りしないと思います。自明の結論でありながらなかなか進まなかったことが疫病により倍速で動き始め、働き方改革が思わぬ方向から進むかもしれません。やらなくても良かった仕事が可視化されてしまえば社内失業者が顕在化し、大恐慌が襲えば企業はなりふり構わぬリストラをする必要が生じます。付加価値のない仕事に従事する社員を大量に雇用しながら企業が利益を出せるからくりが常々疑問でしたが、これらが巨大なシステムに置き換わる可能性があります。雇用を守らないジャック・ウェルチが、建物を壊さず人間のみを殺す中性子爆弾になぞらえ「ニュートロンジャック」と呼ばれた時代が再来するのかもしれません。

イノベーションを阻む利権

4月の自殺者数が前年比で20%減少し2015年以降4月の自殺者数としては最も少ないことが警察庁から公表されました。経済死が懸念されるご時世に良いニュースですが、一斉休校や在宅勤務により対人接触が減ったことが原因なら問題です。現代の職場と学校には20%かそれ以上も多くの人を自殺に追い込む原因が潜んでいることになります。ストレス原因の大半は人間関係とされ、人間関係を選べない学校や職場は残酷です。心の病はそのときどきの時代背景や社会情勢に影響を受けますが、会社に関して言えば短期収益を求める傾向が強まりパワハラ系上司が重宝された結果でしょう。人柄の悪い人間が組織内で幅を利かせる原因は人事権やポスト、仕事の割り振りといった社内利権にあります。企業も役所も利権を手放そうとしませんが、利権が渦巻く世界ではイノベーションは生まれません。多くの組織人は疑いもなく利権の獲得と支配のために働くと言っても過言ではないでしょう。前回の大恐慌のあとには政治体制が変わり20世紀を戦争の世紀にしてしまいましたが、今回も社会を大きく転換させないといけない時期なのでしょう。

政策転換は評価すべきか?

欧米が都市封鎖を緩和するなか死者数が二桁少なく収束傾向が明確な日本で緊急事態宣言を続けることに疑問が呈されます。マスメディアが未知のウィルスを喧伝し情報弱者の恐怖を煽り世論が形成された結果でしょう。われわれが日々車に乗ることも、健康に悪い生活を続けるのもリスクを勘案しながら生きることで日々の生活が成立するのに、この病気だけは根絶しないと気がすまないようです。コンプライアンスが実効性の乏しい責任回避の道具にされたように、一流企業にも同じ傾向があります。国も企業もリスクを取ることで営まれるはずなのに、偏差値エリートほど答えのないリスクとリワードに折り合いをつけることが苦手です。階層を昇っていく組織では人の指示を待つ癖がつき、重要な決断に際して明確な目標がありませんから何もしないか人に非難されない選択肢を選びます。困難で複雑な決定になるほど決定を先送りする傾向になり、政治決断の遅さを今回も印象付けられました。10万円の全世帯配布など政策転換が評価される面もありますが、国民の気持ちが分からないからブレるのだと思います。

お金を稼ぐ手段が一変する

緊急事態宣言延長と言う実質的な緩和により通勤電車に人が戻っているようですが、一方近所ではサラリーマンが平日の日中から子供と遊ぶ光景が普通になりました。在宅勤務や在宅授業の良い点は通勤や付き合いによる支出が減り自由時間が増えることです。ウィルスと共生する時代は三密の機会が多い都心に通勤して密閉したオフィスで働くことが敬遠され在宅勤務は普通の働き方になると思います。テレワークになって、ほとんど働いていない夫の仕事ぶりを見て怒った妻と夫婦喧嘩になったという話も聞きます。会社という箱に人々が集まる弊害は、仕事をしている感が演出され本質と関係ない業務が次々生み出されることでしょう。なくても困らない会議や無駄な説明のための資料づくりが大半を占めるような会社は少なくないと思います。定年が近づいた管理職は仕事がなく管理して指示することぐらいしかやることがありませんが、実質的には不要な業務です。都市への過密を前提にしていたビジネスが影響を受けるだけでなく、会社や学校が人の接触を排除した巨大なシステムに置き換わることで生まれる世界ではお金を稼ぐ手段が一変すると思います。

安全マージンを取り過ぎる大企業病

引っ越しで出た不用品を処分するために2、3年ぶりにメルカリにログインをしました。パスワードの桁数が変わっていてメールを送ってもらい更新して再度ログインをしようとしても承認されずFAQを読めと表示されます。FAQに自分の求める情報はなく面倒なのであきらめました。人と接触をしない世界では重要になるWEBサイトのユーザーインターフェースと操作性は、それ自体が企業の姿勢を示しブランド価値を決めると思います。引っ越しによる電気の開通のためにアクセスした東京電力のWEB申し込みでも供給地点が不明と返信があり、結局連休中はつながらない電話をかけるはめになり、連休明けに30分待ってやっと電話が通じました。銀行口座の住所変更をWEBサイトでしたときも同様で結局店舗に行くはめになりました。日々使っているアマゾンや海外で払う税金や大学の授業料などでもストレスを感じることはないのに、日本では大企業ほど悲惨な印象があります。一方で、本を売るためにアクセスした専門書買取のサイトは使いやすく対応も迅速です。大企業病に冒されるほどリスク回避のために安全マージンを取り過ぎ、自分たちを守るために顧客の利便性を踏みにじっていると思います。

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