希少こそが豊かさ

2週間前に転居した家は玄関と駐車場が1階で、大半の居室が地下にあります。ドライアエリアから外を望むだけの地下住戸に良いイメージはありませんでしたが、住んでみるとメリットも多く、暗さは気になりません。メリットは涼しいことで、室内にいても1階から地下に降りるだけで温度変化を感じます。冬は暖かいとされ湿気も問題になりません。道路や近隣住戸からの視線が完全に遮断されますので、隔絶された落ち着きがありカーテンやブラインドの類いも不要です。地下というと格差社会韓国の現実を描いた映画「パラサイト 半地下の家族」を思い出します。1968年の北朝鮮ゲリラ部隊による青瓦台襲撃以降、有事に備えて住宅に地下層の設置を義務化したとされます。住宅不足が深刻化すると、半地下の住宅使用と賃貸が許され貧困層が住むようになったといいます。世界的にも地下に良いイメージはありませんが、住宅としてむしろ積極的に活用すべきだと思います。デメリットは日中の暗さですが、人間は相対的な生き物で希少になるほどありがたみや豊かさを感じます。住めば都で置かれた状況をどのように解釈するか次第だと思います。

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