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楽に生きる秘訣

30年と5ヶ月間に及ぶ会社員生活を止めたのは3年前の今日です。それ以降変わったのは稼ぐ発想から生きる発想への転換です。稼ぎたいと思っているときは損得感情に支配され人生は息苦しいものになります。会社組織も常に競争意識を煽り、競合を出し抜くことばかり考えます。人より優位に立ちたいという原初的な生存欲求が競争を加熱させ、執着の根源になります。しかし、人類が生存しているのは助け合いの結果であり、人に親切にしたときオキシトシンが分泌されるように、人体は集団にとって有益な個体を生存させようとします。人は常に利己と利他の間で揺れ動き、賢者はバランスを保ち、愚者は極端になります。利己的な損得感情に支配されると人は、身の丈にあった現実を生きずに肥大化した不安定な自己と歪んだプライドを持ちます。電車などで足を投げ出しだらしなく座るのは若者に多く、それは内面の未熟さの現れですが、今や中高年や高齢者の迷惑行為も問題視されます。未熟な自己は令和の日本が克服しなくてはならない病理であり、人生に起こるすべてを必然として損得に関係なく受け入れることが楽に生きる秘訣だと思います。

狂気こそが良い結果をもたらす

文在寅は祖国統一の英雄か、韓国を自壊させる狂人なのか考えます。ナポレオン、ヒトラー、スターリン、毛沢東、ポル・ポトをみてもその違いはいつの時代も紙一重です。昨日読んだ「一流の狂気:心の病がリーダーを強くする」はさらに踏み込んでいて、精神疾患を抱えたリーダーこそが危機に際し能力を発揮するという、歴史学に精神医学を応用する主張が新鮮です。正常な精神状態の人は自分自身を過大評価し状況を楽観視するとして、ヒトラーの脅威を早い時期から警告していたチャーチルと宥和政策を取ったチェンバレンを比較します。本書が取り上げるのはキューバ危機を回避したJFKなど大半が政治家ですが、企業のリーダーでも同じことが言えると思います。スティーブ・ジョブスやリチャード・ブランソン、イーロン・マスクにしても偉業を成し遂げたリーダーは危機対応型リーダーであり、おそらく精神的に正常ではないと思います。精神疾患の躁鬱には重要な4つの要素である現実認識、レジリエンス、共感、創造力が含まれ、危機の時代にあっては狂気こそが良い結果をもたらすと言います。

過去に執着する不幸

北東アジア現代史の一ページが作られるのをわれわれは目撃していると思います。国際社会の正義を無視して約束を破り嘘をつく国、扇動されやすく凝り固まった衆愚という好ましくないイメージを広めてしまい、証券市場からの外国資本流出を促しています。歴代大統領が暗殺、自殺、投獄されるこの国の政権交代は革命と同じですから、以前の政権の約束など守るはずがありません。空海軍の充実した装備を見る限りその仮想敵国は日本以外ありませんので、レーダー照射に驚くのは平和ボケと言われても仕方がないのでしょう。文在寅の最大の功績は、理解しがたい隣人の行動様式を日本人に少しだけ学習させたことだと思います。日本に併合され、独立を自ら勝ち取れなかった劣等感を癒やすのは、日本への復讐以外になく、アメリカ統治下の日本から竹島を奪い取るぐらいでは彼らの自尊心は満たされないのでしょう。日頃は日本好きを装っていてもDNAに刻まれた悪意の遺伝情報は反日教育と政権の都合によりことあるごとに発現します。過去の恨みに執着し今を生きようとしないことは不幸だと思います。

業務手順を見直さない日本企業

競合環境の厳しい今日にあって空港にあれだけ多くのレンタカー会社があることは少し不思議に思えます。繁忙期などにより値段は異なりますが、自分が使う3社の価格帯で言うと、高い方からジャパン、タイムズ、バジェットの順になります。レンタカーに求めるものは、価格、車の状態、貸出と返却のスムーズさで、印象で言うと車の新しさはタイムズ、ジャパン、バジェットの順です。貸出と返却のスムーズさはタイムズ、バジェット、ジャパンで、ロゴなどのビジュアル・アイデンティティが徹底されていることもあり総合的なブランドバリューが最も高いのはタイムズです。ジャパンは知名度も高く空港のカウンターにも人が配置されるフルサービスなのですが、総合点ではタイムズに遠く及びません。タイムズと他の2社の違いは人的生産性の差にあり、貸出の説明はスムーズで、領収書を予め発行しているので他の2社と異なり返却したその場でシャトルバスに乗ることができます。日本のサービス業を中心とした生産性の低さは、一日に数千回数万回と繰り返される業務手順を、意外なことに見直しせずに放置していることにあると思います。

ロジカルよりフィジカル

「韓国の態度はひどい。賢くない。」とのG7におけるトランプ氏の発言が報道されますが、一方で文在寅の行動は朝鮮半島統一という悲願で一貫しているようにも見えます。この歴史的転換点の評価を後世に委ねざるを得ないように、ビジネスを難解なものにしているのも時間軸の恣意性だと思います。マーケットは気まぐれでいつ成果が出るか分からないのに、短期的な結果を求める利害関係者のために、判断に時間軸を設定するから成功や失敗が偶然に支配されます。成功法則があるなら、それは許容されるリスクの範囲で成功するまでやり続けるしかないと思います。市場の評価など意に介さない自分なりの基準やこだわり、社会を変えたい使命感がないと継続的に取り組むことは難しく、多くの企業経営者はサイエンスよりアートを重視します。言い換えるとあれこれ考えて時間を費やすより直感に従い素早く行動する方が有利と考えていると思います。エキセントリックなまでのこだわりと行動力こそが生き残りの鍵かもしれません。考えるほど判断と行動は遅れ、億劫になります。企業も人もロジカルよりフィジカルで、まず動いて後から修正すべきなのでしょう。

華のない富士総合火力演習

昨日は富士総合火力演習に行きました。応募倍率30倍、駐車場付きチケットの倍率は100~200倍、御殿場駅前の駐車場は午前3時に満車、連絡バスは1時間待ちが当たり前との前評判に全く食指が動かなかったのですが、機会があり出かけました。事前情報ではアクセス方法は駐車場チケットに当たるか御殿場駅からの連絡バスかタクシーしかないとのことでしたが、3、4km離れると駐車場はいくらでもありますから自分の足で移動すれば混雑や待ち時間と無縁でロード練習にもなります。演習参加部隊2,400人、戦車・装甲車80両、火砲60門、航空機20機、実弾35トンによる国内最大の実弾射撃訓練だけに多少は期待をしたのですが、航空ショーとは違い華がありません。飛来したF2も上空3,000mの雲のなかを飛び去っただけで興ざめでした。演習展示地域から離れたスタンドから見てもユーチューブ映像とあまり変わらず、出不精で人混みが嫌いな自分などは仕事でもない限り行くことはないと思います。感心したのは富士山の形に空中で炸裂させる155mm榴弾砲の正確な射撃と、日米共同演習の様子を写した洗練されたプロモーション映像です。

静だけの休養は不自然

昨日は西岳(2,398m)にラブラドールと登りました。富士見高原ゴルフコースからスピードハイクなら標高差1,100mを1時間半で登れる最も近い八ヶ岳の山です。八ヶ岳縦走路最初の山ですがこのルートを使うハイカーは少なく、早朝の森に癒やされます。スピードハイクの魅力は動と静の両面を楽しめることだと思います。登りは目覚める前の森の空気を取り入れながら規則正しい呼吸で一歩一歩静かに登り、帰りは小さなステップでスピードを殺しながら駆け下ります。車の運転よりスピード感があり、脳と脚の筋肉を使う全身運動の爽快さはフローを感じることもある一種の集中瞑想で、疲れた脳をデフォルトに戻します。交感神経と副交感神経のバランスが大切なように静だけの休養は不自然で、体を動かすアクティブレストが体内に蓄積された疲労物質を排出します。下山道では初対面の妻のFB友達の方にラブラドールが目印になってお会いしました。トレイルランニングというマイナースポーツ故の親近感なのか、共通の趣味は初対面でも話が弾みます。レースの話題は定番で、この共通体験がシンパシーを感じさせます。

節度はあるけど規律はない

南アルプス縦走で標高3,000m級の山の上で過ごした今年の夏は暑かった印象が希薄です。オリンピック競技の開始時刻が懸念されるほど東京の暑さは異常で、明治時代の外国人が酷暑の東京から避暑地に逃れたように、この時期の東京を離れることは合理的だと思います。猛暑や冷房による体への負担を減らし、気分転換や転地効果、自然によるストレス緩和など、生活拠点を移すことで体は喜び生産性が高まります。東京一極集中による様々な弊害を緩和するためにも、酷暑と花粉症の時期に東京を離れて暮らすことは地方の流入人口を増やす点でも有益です。ラブラドールと長野県に来ました。朝夕は20度以下に気温が下がり一足先に秋の雰囲気です。晴れれば山に登ったり森を歩いたり、雨なら本を読んだり仕事をすることは理想の暮らし方で、運動は体に良く、心は静寂な時間を必要とします。目覚めた時間に起き出しおなかが空けば食事をし、家族の反対で食べられない玄米など好きなものを食べ、夜はろうそくの明かりを灯すと、高級リゾートに行くばかりが贅沢ではないと思います。節度はあるけど規律はないゆるい生活こそ生産的だと感じます。

空気が読めなくなった日本人

あおり運転殴打事件の容疑者の行動は常軌を逸し正当化されないことは当然として、他方でストレスに満ちた日本の道路環境が事件の背景にあることも事実です。実態と乖離した制限速度など、海外に比べ日本の道路はストレスに満ちています。イギリスのモーターウェイの制限速度は70mile/h(112km/h)で、制限速度が守られマナーが良くストレスとは無縁です。日本人の感覚からするとむしろ怖いほどのスピードなのに、大半の車が整然と規律ある流れを維持します。ニュージーランドでも制限速度は実用的で、路肩のない一般道の割に怖くてそんなにスピードは出せないという感覚です。中国の高速道路の最高速度は120 km/hで、追い越し車線の最低速度は110km/h、乗用車レーンは90km/h、トラックレーンでも60km/hと現実的ですが日本は一律50km/hとありえない低さです。低速車が追い越し車線を塞ぎ流れを止めても、警察はスムーズに車を流すという発想が欠落しているので、取締は限定的です。マナーではなくルールなのにそれを守らず、車の流れを止めても気づかない空気の読めない日本人が増えたことにも原因があると思います。

悲しみと向き合う日本

インドでの研修から帰国した娘を迎えに昨日成田空港に行きました。娘いわく、停電が減り、物乞いが物売りに変わり、女性の社会進出が増え、児童婚がなくなり、貧しい子供の学ぶ機会が増え、環境対応が生活に根付き、2年前と比べて明確な進歩があると言います。翻って日本を見たとき、再開発地域やオリンピック関連施設はこの2年で新しくなったのですが、殺人的なラッシュアワーや渋滞などの交通インフラの脆弱さは相変わらずで、少子高齢化も財政赤字も世帯消費支出も好ましくない方向に着実に向かっています。加えて増税や景気減速が懸念される時代にあって、夢と目標を持ち、緊張感をもって貪欲に生きることは容易くありません。明るく前向きな気持ちで生きるべきと考えることには無理があり、その脆さは歪を蓄積します。平均年齢23歳のインドと49歳の日本では親子ほどの年の差があり、23歳が夢と希望にあふれる春なら、49歳は人生の悲しみと向き合う秋でしょう。日本は無理に自分を鼓舞することなく、人間の本質である悲しみを受け入れ若い頃とは異なる尺度で、知恵をもって生きる時期なのかもしれません。

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