自由の副作用


先週誕生日を迎え、イヤイヤながらも人生が後半に入ったことを認めざるを得ません。今となっては一瞬に思えるサラリーマン生活を早めに退き、10年が過ぎます。ストレスのたまる宮仕えの頃は自由な休暇に憧れますが、自由にも副作用があります。ついつい自分を甘やかしてしまい、それが数日続く無意識の逃避に落ち込みます。そんな時は積極的に運動をしたり旅行をしても、たいした慰めになりません。サウナに対して外気浴があるように、人生は「緊張と緩和」、「ハレとケ」、「生産者と消費者」のような対極がセットになって初めて価値を生むと思います。FIREを実現しても必ずしも幸せが続かないのは、生きる力を失うからで、生産者と消費者の往復こそが、感性を錆びつかせない研磨剤かもしれません。生涯現役で働き、時折静寂な禁欲生活に戻ることが、今の自分の本音に一番近い気がします。

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