
新甲子温泉で生活を始めるようになって5カ月が過ぎました。宿の経営としてはまったく軌道に乗ったと言えるレベルではありませんけれども、営業らしきことができる状態になりました。その一方で昨日の給湯ボイラーに続き今日は冷蔵庫までが故障し、普段稼働させていない冷凍庫を急遽運転させました。日々次々と問題が起こりながらも多くの人に助けられ、ここまでこられたという印象で感謝に堪えません。思えばぼく自身、人への感謝の気持ちが希薄だったと思います。とりわけ身近にいる、家族への感謝の気持ちはほとんどありませんでした。
この宿では来た人が自己変革できる場所を目指していますが、ぼく自身サラリーマン生活に区切りをつけてここで生活を始めるようになり、大きく変わりました。感謝の気持ちを持つことは幸せへの第一歩だと今は思えます。
怒涛の勢いで過ぎていった?「フジヤホテルの未来を考えるワークショップ」より一晩が過ぎ、昨日は中学の同級生のご家族を始め11名のゲストに宿泊いただきました。20名程度の料理提供には慣れてきましたので、あせることも少なくなりましたが、昨夜は旅館の生命線である、温泉の加温とシャワー用のボイラーが突然故障しました。前のオーナーご夫妻に夜遅くまで対応していただきましたが、それでも直りません。今朝、設備工事の方に見てもらったところ、ボイラーに燃料を噴射するポンプの故障で連休明けまではこの状態です。水道管の破裂など日々色々なことが起こるからこそ平常心を保つための阿武隈源流散歩と屋外での賄いメシは欠かせません。
昨日は20名ほどの方にお泊まりいただき、深夜までこの宿の将来像についてのWSをしていただきました。昨年12月から一人で思考していても見つからなかった納得のいく答えがわずか1泊2日(実質数時間)で見つかるあたりに、今回お集まりの20名ほどの皆さんの非凡さがあります。人との出会い以上に大切なものはないと実感しました。見たこともないものを作りあげるために、あとはいただいた提言を実行するのみです。皆さん、この宿の成長をこれからも見守ってください。ありがとうございました!!
昨日は気温も上がり、夕方まで降り続いた雨で那須連山の雪は目に見えて減りました。夜には天気が回復し那須連山の上に美しい三日月がのぼりました。この季節は毎日景色が変わります。昨日は冬から一気に初夏の風情で、今朝温泉から見る江森山は一日で開いたブナの若葉により姿を隠しつつあります。今日は20人ほどの方がお越しで、朝から一人大量の洗濯ものの片付けと部屋の清掃に追われています。そんな朝でも早朝の阿武隈源流への散歩は欠かしません。永遠の営みのような阿武隈源流の轟音を聞きながらの散歩は歩く瞑想です。いまのこの季節を無心に楽しむことができます。写真は昨日夕方の雨上がりの阿武隈源流です。
昨日20名の団体がチェックアウトし明日も20名ほどがお越しになります。さすがにワンオペは無理で小学校時代の友人と妻が手伝いに来てくれました。今朝からはまた一人で温泉浴室を清掃し、大量のリネン類を洗濯し、その間にレシピを開発し、FBに書き込んでいます。夏には50人ほどの団体のお話をいただいており、ひとつひとつボトルネック工程をつぶしていく必要があります。20名の夕食を出すために厨房の食器配置を変えた結果生産効率はダウンしました。従来はリネン類の洗濯は外注化していましたが、いまは内製化しているため、狭いリネン室がボトルネックになっています。あわただしいときほど心を落ち着かせる必要があり、5時前から宿の前にある3,000mの森のなかのトレイルを散歩しました。東京で仕事をしているときもよく日比谷公園を散歩しましたが、この森ほどの深い心のやすらぎを感じることはありませんでした。温泉浴室の前にも小さな花々が姿を見せ始め、浴室からの眺望に文字通り花を添えています。
昨日は20人の団体のお客様にお越しいただき、仕事の手順が確立されないなかでドタバタの一日でした。しかしながら長年ご愛顧いただいているお客様だけにきわめて寛容にみていただき、配膳などもお手伝いをいただきました。課題も山積しておりますが、ひとつずつ改善をしていきたいと思います。今日の昼食は雪が完全に消えた3kmのウッドチップの敷かれた森のなかのトレイルを歩いて、宿から15分ほどの陸上トラックに行きました。トレイル沿いにはカタクリの花が見ごろを迎え美しい花々が目を楽しませてくれます。陸上トラックはこのシーズン中でさえ使われることがないのですが、素晴らしい施設です。

今朝の新甲子温泉は晴天で、那須おろしと呼ばれる風が吹いています。朝6時頃から阿武隈源流トレイルの散歩に行きました。芽吹きの季節を目前にした生命の息吹に満ち溢れる森は、わずかな時間の散歩だけで元気が回復します。長らく日本人が敬ってきた自然の偉大な力を感じずにはいられません。宿に戻り温泉浴場を清掃しました。清掃には高圧洗浄機を使うのですが、タイルが欠けるほどの威力で、先週誤って足にあてたら血がでました。高い天井を持つ浴室清掃には不可欠な機械で、これがない時代はどうしていたのか不思議に思えます。