
今朝の新甲子温泉は紅葉真っ盛りの快晴です。ラブラドールと赤面山から流れる沢に行くと、派手な紅葉ではありませんが、色づいた木々と渓流に癒されます。生命力に満ち溢れる新緑の季節が好きですが、紅葉の美しさは間違いなく日本人の美意識に大きな影響を及ぼしていると思います。
この1年を振り返ると自分自身に多くの変化が起こりました。一番大きな変化は積極的・社交的になったことです。ぼくには組織のなかをうまく立ち回る器用さがないので、給与所得者時代はいつも自分の体に合わない服を着せられている違和感がありました。組織の衣を脱ぎやっと本来の自分の身体に戻れた気がします。
30代に入った頃からいつもその違和感に悩まされながら転職という形でその場をしのいできました。しかし今は、給与所得者という衣を脱がない限り本当の自分には出会えなかったと感じます。
人に嫌われたくないとか、成果を上げたいとか、地位が欲しいとか、そんな執着をぼくが暮らす森の渓流の空気が浄化してくれます。もちろん人間の性格の歪みは簡単には直りませんので、性格がよくなったわけではありませんが、ストレスホルモンを分泌させることが少ない今の生活を続けていれば、いずれ性格も変わると思います。






今朝の新甲子温泉は冷たい雨です。温泉から雨に煙る阿武隈渓谷を眺めていると気分が落ち着きます。連日、赤面山、三本槍岳、三倉山と1,800m級の山に登っていますが、山が雪に閉ざされる季節は目の前ですので、毎朝でも登りたい気持ちです。厳しい雪山に埋もれる前に三本槍岳直下の鏡ヶ沼に行きたいと思います。晩秋の静寂に包まれる森の水辺に身を置けば、心を揺らす執着から開放されて安らぎが訪れることでしょう。
今朝の甲子峠付近の気温は5度で昨日同様の快晴です。7時に隣町の下郷町音金にある正一位稲荷神社の登山口から三倉山(1,888m)にラブラドールと登りました。那須連山最大の急登といわれるだけに前半は急登の連続で、さながら落ち葉のカーペットのトレッドミルです。後ろの山で猟銃の乾いた音が響き、三倉山の方からは鹿の鳴き声が聞こえます。三倉山への往復は距離10.12km、累積標高1,233mで往復に2時間56分を要しました。山頂付近は樹氷のついた山肌が太陽に反射して美しい光景を見せます。三倉山の山開きは7月中旬で、もう一ヶ月もすると長い冬が始まります。