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日本観光の潜在力

都心で見かける外国人観光客は、日本経済に貢献してくれる有難さとともに、オーバーツーリズムという観光公害の原因にもなります。観光業が持続的に発展をするには人の流れを分散化することが必要で、日本の名もなき田舎に観光客を呼ぶべきだと思います。日本の生態系は複雑で、四季を通じた自然のポテンシャルは観光誘致に生かされていないと思います。加えて、どの地方にも語るべき歴史や文化といった風物があります。昨日YouTubeのおすすめ動画に上がった白河の小峰城の歴史を見ると、700年に及ぶ歴史や忠実に再現された三重櫓や城郭遺構、築城年代により異なる表情を見せる石垣など興味深い観光名所であることが分かります。白河市も観光には力を入れていますが、何度も前を通る自分でさえ訪れていないように、観光資産の編集とアピールには課題が多く、まだまだ日本の観光は伸ばせる潜在力を持つと感じます。

旅の目的は自己投資

東京では35℃を超える本格的な猛暑が始まり、同時に旅行シーズンを迎えます。コロナ禍ではバーチャルツアーが流行しましたが、YouTubeの旅行チャンネルは、自転車で京都に行く、ハワイに日帰りする、ファーストクラスのさらに上級個室で海外に行くといった、興味深い旅行をただで追体験させてくれます。過去の旅行体験と照らし合わせると、おおよその旅行は日常化し、良くも悪くも客観視できるようになります。旅の魅力は幸福を感じることだと思いますが、バーチャル・リアルが混在した刺激による中毒症状になり、新しい刺激を受けても満足できなくなります。感受性を豊かにして、想像力や創造性を高め、自分の価値観を変えるほどの自己成長を旅に求めるなら、もはやありきたりの旅では満足できません。結局のところ旅の目的は、視察のようなビジネストリップか、健康増進目的のスパに行く自己投資ぐらいしか思いつかなくなります。

政治の潮目が変わる

過去最多の56人が出馬した東京都知事選は、盛り上がりの割には、予想を覆し8時の時報とともに現職の当確が出されました。与野党対決のはずが、自民、維新、立憲などの既成政党はいずれも精彩を欠き、政治の潮目の変化を感じさせます。一方で政治屋の一掃を掲げ次点となった石丸氏の後継者をめぐる安芸高田市長選挙では、反石丸派が当選するなど改革に逆行する動きもあります。民主主義は何をするにも時間がかかり、民度が低ければ政治家はポピュリズムに走り国を破滅させます。一方で市民が自由に投票できない世界では、国が一定レベルを超えて豊かにはなりません。世界に目を向けると、マスメディアが極右と呼ぶ保守勢力が復権を始め、イランの大統領選で親米派が勝利したことも大きなニュースです。米国大統領選挙が行われる2024年は、政治の潮目が変わる年として記憶されることになるのでしょう。

自分で作り自分で食べる

先日は南会津に移住した人の家に行きました。冬の気候の厳しさはあるものの、この季節に行くと幸せを実感できます。地方創生が叫ばれ始めたのは10年ほど前ですが、地方で暮らす選択肢は、必ずしもリタイア後に限定されなくなったと感じます。都会での贅沢な暮らしこそが最良の人生だと決めつけなければ、生き方の可能性は広がります。掘ったばかりの浅井戸からは冷たい水があふれ出し、最近買い足した隣地の土地は200坪で1円という考えられない値段です。田舎には何もないという人もいますが、自然ほど豊かで変化に富み、生命力を感じる場所はありません。飲食店の多い都会に人生の豊かさを感じる人もいますが、都会的な贅沢を覚えるほど人生はつまらなくなるのかもしれません。より強い刺激を求めるようになり、感受性が衰えるからです。田舎の豊かさは、自分で作り自分で食べる贅沢さにあるのでしょう。

七夕革命

東京都知事選挙の最終日になりました。人間関係を壊すリスクを避けるため、人は政治向きの話を避けます。しかし、自己の考えの表明を許さない一部の風潮は不健全だと思います。政治不信を払しょくする希望として、人口2万5千人の市議会に全国から衆目を集めた、前安芸高田市長の石丸陣営のまわりでは七夕革命が囁かれます。中国経済の低迷原因が失政なら、日本を覆う閉塞感も同様でしょう。政治が大半の国民の関心の外にあり、税金の使い道すら興味を持たないのは、失望の現れかもしれません。都知事選は国政の代理戦争とも言われますが、形骸化した政党政治の負の側面が、不透明な資金や利権の温床になっている気がします。知名度やイメージだけで投票先を決める有権者が多数派の日本は、「愚民の上に苛き政府あり」と言われるように自ら禍を招くのでしょう。一方で関心の無さは不満の無さでもあり、幸せの現れと言えるのかもしれません。

退屈な話し方の原因

昨年末に改正された改正旅館業法の説明会に行きました。不当な割引、過剰なサービスの要求や実現のための攻撃的な手段を取る迷惑客の宿泊拒否ができるようになった点が注目されます。一棟貸の民泊などが増えた昨今は、従来想定していないタイプの迷惑行為が増えており関心がありましたが、質問への回答はあいまいで今後県のホームページ等に掲載するとのことでした。ついでに言えば、保守的な組織の人は概して話すのが下手な印象があります。最前列に座っても聞き取れないぐらい声が小さく、活舌が悪く、棒読みなので聞こうという意欲が削がれます。常識で分かることを長々と説明する割に、一番聞きたいことは資料をお読みくださいと流すのであれば、通信教育やAIチャットボットにした方が効果的だと思います。上場企業の役員でも話が退屈な人が多いのは、自分の意見を言う必要がない組織だからかもしれません。

旅行が感性を摩滅させる?

一昨日イギリスから帰国した娘は落ち着く暇もなく、昨晩からソウルに出かけました。同じ島国でも夜行バスでフランスに行ける英国は、LCCを使えば近隣諸国への移動も楽なようで、他国と国境を接しない日本だけが、国境を超えるハードルを高く感じるのかもしれません。昭和の海外旅行は娯楽の王様でしたが、混雑した空港や長時間の飛行機の移動を避けたい気持ちは年々強くなり、魅力を感じません。結局どの国に行ってもやることは大概同じで、予定調和の仕組まれたプログラムの追体験に過ぎません。おおよそ想像がつくお仕着せの娯楽のコスパ、タイパを考えるなら、国内の未登頂の山にでも行った方が、新鮮で魅力的な体験になる気がします。人生に起こる出来事の評価を、全て自分の感性で行うことにより、生きることが楽になると感じます。世間の評判や序列が気になる旅行など、感性を摩滅させるだけなのかもしれません。

仕事こそが自分を成長させてくれる

英国にいる娘が内定先企業の研修で一時帰国しました。終身雇用が崩れると、企業は即戦力を求める傾向が強まり、教育より採用にコストの比重を移すようになったとされます。他方で、人の出入りが多くなると組織としての一体感を醸成する研修も必要になります。紋切り型の階層別研修が廃れる反面、新しく開発された手法が取り入れられ、むしろ研修を重視する企業も増えます。2日間の研修のためにイギリスまでの運賃を負担するあたりに、その姿勢が見られます。保守的な企業の研修が、形骸化した理論的な学びが中心であった反面、在籍した外資系企業では年間100時間以上の研修を義務化しており、現場の問題解決力を高める理論を実践的に伝え、自身の思考や行動に少なからぬ影響を与えました。今は誰も研修の機会を与えてはくれませんが、主体的な仕事こそが報酬であり、自分を成長させてくれると感じます。

自分をアップデートする小さな習慣

今年も前半が終わり、日没時刻は今週から早くなります。季節の変わり目を迎えると、人生が有限であることを思い出させられます。一方で怠惰は人間の性であり、自分で言えば惰性で見てしまうYouTubeやNetflixで無益な時間を過ごしてしまいます。スティーブ・ジョブズの言う「今日が人生最後の日だとしても」と燃え尽きるように生きられる人はまれでしょう。彼自身完璧な人間とは言えませんし、本当に幸せだったのかは知る由もありませんが、およそ想像できるあらゆるものを手に入れたことは間違いありません。常人と彼らの違いは、未来を見据えていることだと思います。目的が見えていれば人生は主体化され、誰かと比較をしたり、人目を気にしたりして無駄に感情を高ぶらせることもない気がします。自分を毎日アップデートして成長させるためには、コンフォートゾーンから抜け出し、新たな行動を起こす小さな習慣が必要でしょう。

サウナは脇役

昨日は南会津でテントサウナをしました。高温のサウナ室、冷た過ぎる水風呂に代表される調い偏重のサウナブームに疑問を感じていたので、本場フィンランドを真似て、低めの温度で汗を流しました。サウナ室は70℃程度と一見物足りなく感じますが、我慢不要の快適なサウナ室はいつまでもいられる快適さで、ロウリュによってたっぷりと汗をかけます。体感15℃の川で体を冷やし、サウナストーンでハンバーガーやホタテ、トウモロコシなどを焼くピクニックは、サウナに対する考え方を変えてくれます。1964年の第一次サウナブーム以降、なぜか日本では高温のドライサウナという独自の発展をしましたが、その嗜好は今般のサウナブームにおいても変わらないのかもしれません。あくまでもサウナは脇役で、川で冷えた体を温める感覚です。温めた体を冷やすのと、冷えた体を温めるのではサウナに対する視点が変わり、後者の方がより自然に近づけそうです。

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