N-VANの真価

N-VANの初仕事はサウナ用の薪を運ぶことです。体積的にはこの倍は積めますが、専用設計のリアサスペンションが沈むので、とりあえず様子を見ます。N-VANのウリは乗用車に近いことですが、業界には乗用車ベースの商用車は成功しないというジンクスがあります。乗用車ベースのフロントエンジン車では、荷室の全長が取れないデメリットがあり、N-VANでは運転席以外の座席をフロアの高さにたたむことで荷室長2,635mmの大空間を生み出しました。N-VANを評して昨今の自動車雑誌の編集者は、やれ乗り心地が固いだの、30分以上座れるのは運転席だけとか、4人家族には無理筋とか、ロードノイズがうるさいなどと宣いますが、どこをどう切っても普通の乗用車だろう、と昭和の自動車好きは思うのです。4WDのビスカスカップリングのトルク容量を増やし、デファレンシャルギアも重い荷物を載せるプロユースを想定した専用設計の、N-VANの真価が問われるのはこれからでしょう。

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