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働き方改革の本丸

地震が起こり不自由な生活をする人の姿を見ると、失ってみないと有り難味が分からないという言葉を思い出します。日々受けている恩恵はいつしか当然の権利になります。人間の生存脳は要求をエスカレートするようにできていて、当然の権利はやがて厄介な義務になります。サラリーマン時代は、朝起きて今日やる仕事が多いと憂鬱な気持ちになりました。給料が歩合制だった自分はまだ恵まれていた方で、もし収入が一定ならもっと憂鬱な気持ちになっていたと思います。働き方改革の本丸は働く意味をすべての人が見直すことだと思います。

日本人とは

いつも日本工学院に行く前にマクドナルドで2時間ほど授業の準備をします。コンビニもファーストフードも流暢な日本語を話す留学生が主戦力です。人手不足で就職口があって良いなどと悠長に構える気持ちにはなれません。日本人以上に礼儀正しく、正しい日本語を話し、そして真面目で真摯です。おそらく数カ国語を話し、本業である学業においても高い能力を持つはずです。かつて日本人の美徳とされたものを彼らはマニュアルという伝承を通じて持っています。日本人らしさとは何かを考えると、血統やDNAに固執する時代ではないのかもしれません。

ノスタルジー狙いなのか?

世の中デザイン指向と言われながら、公共交通のデザインにはひどいものが多く、飛行機ならエアドゥーのこの色でしょう。上質に見せる意図がないことと、経営陣がデザインに無頓着なことだけは明白です。失礼ながら、これ以上センス悪くする方法を思いつきません。この色ならお金がかからないと言われても、60億の飛行機にこのペイントはしないでしょう。未開国の飛行機にありそうな色である種のノスタルジーは感じますが、それを狙う意図が分かりません。

東京一極集中は終わる

昨日の地震の時刻はちょうど関西上空を通過中で、阿蘇に来て初めて地震発生を知りました。ニュースでは不安気に駅の長蛇の列に並ぶ訪日客の姿が映されていて、好調の続くインバウンド市場への影響も懸念されます。人間は一定の傾向があたかも永遠に続くかのように錯覚しますが、インバウンドが盛り上がる前のホテル業界には暗雲が立ち込めていました。インバウンドより長期に影響を及ぼす環境変化への注目が必要だと思います。たとえば、東京一極集中の流れは今度こそ終わると考えています。ぼくの身体は、もはや東京での通勤には耐えられません。寿命をすり減らして東京で働いていたことが、通勤しない今になって分かります。働き方改革や健康経営の機運も、都心のオフィスに毎日通う浪費に注目が集まるきっかけになると思います。

意外に使える二段ベッド

マイクロアパートメントの有効利用として二段ベッドを導入しました。ゲストハウスなどでおなじみですが、数年前から海外のホテルでも普通に使われるようになりました。日本人にとっては子供に個室を与える以前の高度経済成長期の光景です。使ってみると部屋を有効に使える上に寝ても問題がなく、現在建て替え中の家でも二段ベッドにしようかと思えるほどです。IKEAの二段ベッドは安くてよいのですが、組み立てが大変との口コミに恐れをなして組み立てを頼みました。プロが3人がかりでも3時間かかったようで、DIY商品としては完成度に問題がありそうです。

結論ありきの民泊バッシング

6月15日に住宅宿泊事業法が施行され、まだ結論めいたことを言う段階ではないと思いますが、一時期の民泊ブームからは「大山鳴動して鼠一匹」の感が拭えません。旅館営業の許可に苦労した経験があり、規制緩和には賛成でも反対でもありません。先日もあるマンションの理事会から民泊の賛否を問われ、上乗せ条例も含め厳しい制約が課せられている以上、さらなる規制は必要ないとの意見を付したところ、自分以外の全員が認めなかったようです。もちろん認めたくない気持ちはよく分かりますが、他方で一度決めた規制を撤廃するのは大変です。財産権など片方の問題には触れずに、理解が困難な論理が展開されていましたが、感情優先で結論ありきの民泊バッシングの風潮や、深く考えもせずに煽るマスコミこそが問題だと思います。

建前重視が生産性を削ぐ

今日は午前中に娘の高校の保護者会に行きました。自分の頃は父兄会と言っていましたが、この表現には当時から違和感がありました。先生と言えば世間知らずで話がつまらないと相場が決まっていたのですが、現代の教員は話がおもしろく、内容も子を持つ親としてだけでなく社会を知る上でも役に立ちます。どうでもいい話を延々とすることもなく、内容は簡潔で親が知りたいことを的確に話して短時間で終わります。先月出た理事長の懇話会もそうですが、積極的に行事に出たいと思える清々しさがあります。それは教員も生徒もお互いが建前なしに真剣に向き合っているからでしょう。建前重視の日本の企業組織が先進七カ国最低の生産性と言われるゆえんは、職場の人間関係の悪さが理由のひとつだと思います。

利権に支配された医学界

引越しをして環境が変わったためか風邪をひきました。昔は医者で薬をもらいましたが、この数年は医者に行くことがなくなりました。たいていの不調は、食事をせずに安静にしていれば自然に治癒します。医者に行かなくなって分かったのは薬を飲んでも飲まなくても同じように治るということです。薬で治ったと思っていたのは自然治癒の力だったのです。ヒポクラテスの時代から自然治癒力が指摘されながら、巨大利権に支配された西洋医学は医学界の常識をでっちあげ、長い間自然治癒力の存在を隠し続けてきたと言えます。

毒をもって毒を制す

昨日の米朝会談が画期的なのは、これまでの理知的な西側首脳による交渉では何の進展もなかったのに対して、予測不可能な狂人同士の直接対話だったことです。ヒットラー以降「狂人理論(Madman Theory)」は独裁国家の首脳によって用いられ、いつも世界を翻弄してきました。「全ての選択肢がテーブルの上にある」と繰り返し軍事オプションの可能性を示唆してきたのも自己演出でしょう。評判の芳しくないトランプ政権ですが毒をもって毒を制するには最適な役どころに見えます。

走る必要がなくなった現代人

圧政に苦しむ北朝鮮の国民は不幸ですが、金正恩も不幸だと思います。常に権力闘争や米韓による暗殺を恐れ、そのストレスなのか、単なるステレオタイプの欲望なのか肥満と喫煙で不健康そのものです。金正恩を笑えないのは、人は苦労を避け、快楽を求める傾向があります。それはいわば生存脳の性癖ですが、他方でわれわれの体は外部環境の変化に適応していて、不快状態が人体のデフォルトです。数々の気候変動を生き抜いた人類は空腹状態で、より長く生きるように設計されています。同様に、狩猟採集の長い歴史に必要だったのは走る能力であり、走る必要のなくなった現代人が不健康になる理由もそこにあります。皮肉なことに2億円以上するというプルマンのまわりを走るガードマンの方がはるかに健康で幸せだと思います。

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