生き物の気配がしないパワースポット

今朝の新甲子温泉は冷たい雨が降っています。暖炉の火が心地よい季節になりました。雨に煙る源流の森を眺めていると呼吸が深く緩やかになっていくようで心が落ち着きます。

火曜日に写真家の春田倫弘さんに撮ってもらった鏡ヶ沼での写真を送ってもらいました。神秘的な静けさに包まれるこの沼はぼくにとってのパワースポットです。生き物の気配がしない早朝の沼はいつ来ても感動的な光景で迎えてくれます。

安らぎが訪れる森

今朝の新甲子温泉は冷たい雨です。温泉から雨に煙る阿武隈渓谷を眺めていると気分が落ち着きます。連日、赤面山、三本槍岳、三倉山と1,800m級の山に登っていますが、山が雪に閉ざされる季節は目の前ですので、毎朝でも登りたい気持ちです。厳しい雪山に埋もれる前に三本槍岳直下の鏡ヶ沼に行きたいと思います。晩秋の静寂に包まれる森の水辺に身を置けば、心を揺らす執着から開放されて安らぎが訪れることでしょう。

落ち葉のカーペットのトレッドミル

今朝の甲子峠付近の気温は5度で昨日同様の快晴です。7時に隣町の下郷町音金にある正一位稲荷神社の登山口から三倉山(1,888m)にラブラドールと登りました。那須連山最大の急登といわれるだけに前半は急登の連続で、さながら落ち葉のカーペットのトレッドミルです。後ろの山で猟銃の乾いた音が響き、三倉山の方からは鹿の鳴き声が聞こえます。三倉山への往復は距離10.12km、累積標高1,233mで往復に2時間56分を要しました。山頂付近は樹氷のついた山肌が太陽に反射して美しい光景を見せます。三倉山の山開きは7月中旬で、もう一ヶ月もすると長い冬が始まります。

ハイキングに勝るレジャーはない

今朝は6時過ぎから三本槍岳直下の鏡ヶ沼に撮影に行きました。深い霧に包まれた美しい沼は神秘的な佇まいで、時折遠くの山から鹿の鳴き声が響く以外はあたりを静けさが支配します。周囲数百メートルの小さな沼ですが、対岸は霧のなかです。文字通り鏡のような水面に木々が映し出されます。

鏡ヶ沼から大峠に戻り三本槍岳の尾根に向かいました。快晴の今日は寒くなく、むしろ暑いくらいです。雄大な眺めのよく整備されたトレイルで新鮮な空気を吸いながらのハイキングに勝るレジャーはないと思います。足の筋肉を鍛えながら中程度の有酸素運動ができ健康のためにも最適です。

美しい森の癒し

今日の新甲子温泉は夕方になり急に冷え込み紅葉が進んでいます。朝阿武隈源流を歩くと木々の葉が散り、新緑の季節とは逆に森が日々明るくなります。冬は阿武隈源流が神々しい静けさと白一色に包まれる魅惑の季節です。

昨年12月からこの森で暮らし始めて、あれほど厳しい天候の冬だったのに、気分が落ち込むことがなかったのは、毎朝この美しい森に心を向けて、生きている感覚を味わえたからだと思います。

白河の明治神宮?

今朝はラブラドールと赤面山に登りました。普段なら往復に3時間はかからないのですが、今日は体調が今一歩らしく3時間半かかりました。葉が散った登山道からは那須連山の稜線が眺められるようになりました。落ち葉が積もり歩きやすくなった登山道は、晩秋から初冬に向かう静かな山歩きの風情で心が安らぎます。

一昨日戊辰戦争の話を聞いてから、西郷や白河の旧跡を改めて訪ねてみたいと思うようになりました。昨日は買い物ついでに白河鹿嶋神社に行きました。本殿西側には樹齢1,000年と云わるご神木である杉の巨樹があります。その背後のご神体山(甕の森)には、古代からの祭祀が行われ聖地といわれる巨岩(磐座いわくら)があります。白河の市街からわずか1kmほどのところにこれほどの巨樹とパワースポットとされる神秘的な森が広がることは驚きです。その感覚は都心のなかにある明治神宮の森とどこか似ています。

戦後は終わらない

今朝の新甲子温泉は肌寒いのですが、半袖でも快適に過ごせます。ラブラドールと散歩に行くと、宿より標高が低い剣桂神社の森に入ると明らかに気温が低下するのがわかります。まだ目覚める前の森の空気を深く吸い込むと、身体の自律神経のバランスが整っていくように感じます。

昨夜は白河駅に近い古民家を改装したコミュニティ・カフェEMANONで戊辰戦争の話を聞きました。来年が戊辰戦争150年の節目にあたり全国的に戊辰戦争への関心が高まっていますが、戊辰戦争の勝敗を決した戦場だった地元白河ではなおさらのことです。

ぼく自身にとっても白河・会津が行動範囲になってから、戊辰戦争はより身近なものになりました。ここでの戦後とは太平洋戦争ではなく、戊辰戦争を示すのだと感じます。150年の歳月は戦争の傷跡を癒すには短すぎることを知りました。

実りの季節を迎えた自分の暮らす村が、会津街道(羽鳥街道)で会津を目指す板垣退助率いる西軍と、剣豪森要蔵が激戦をまみえた地であることを知り感慨にふける夜でした。

有料ごみの効果

今朝の新甲子温泉は暖かい気温ですが、雨が降っています。昨夜の冷え込みで紅葉が進み温泉から眺める森の木々は朝と夕で表情を変えます。朝から焚き火をしました。火が恋しい気温ではないのですが、コタツ3台の包装材を燃やしました。東京と違いごみ袋が有料の西郷村ではごみの削減はコスト削減に直結します。安くないごみ袋からはみ出したごみは回収してもらえません。

アルミ缶・スチール缶、ペットボトル、ダンボールは地区で毎月行われるリサイクル品回収に、食品トレーはスーパーのリサイクルボックスへ、ビン類は自治体の資源回収に、粗大ごみは西白河地方クリーンセンターへ軽トラックで運び、東京に帰るときは東京の自宅へ運び、あとはパエリアの焚き火で燃やして、それでも残ったものを日々のゴミ分別回収に出しています。何でも無料で捨てられる東京は便利なのですが、他方でリサイクル意識は高まらないと思います。今年1月の地区のリサイクル品回収のときの写真です。

自然のなかでの仕事こそが最高

昨日は冬の書斎となるコタツを3台買いました。コタツは1時間数円の電気代で省エネな上に懐かしく心も温かくなります。しかし今朝の新甲子温泉は半袖でも寒くない気候です。ラブラドールと2kmの源流の遊歩道を歩くと、帰る頃には心も体も仕事に向かう準備ができます。剣桂神社で手を合わせて心を鎮め、冷気を感じる源流沿いの遊歩道で新鮮な空気を全身に送り、トレイルに積もった落ち葉の柔らかい感覚が心をほぐし、最後に標高差80mの渓谷を一気に登ると体中の血流が促され体調が整います。

最高の体と心で仕事にのぞむことが仕事の生産性を高め、自律神経バランスが整う午前10時頃に向けて集中的に仕事ができます。こちらでは朝が早く大工さんはいつも6時前には来ていましたし、今朝の電力会社による木々の伐採作業は7時前から始まります。企業と話していても朝一番の打ち合わせは8時頃を意味します。遅くとも8時には仕事を始めて午前中に最高のパフォーマンスを引き出すことが仕事の質を高めますので、夜の娯楽がない自然のなかでの仕事こそが最高の環境だと思います。

現代の修験道

今朝の新甲子温泉は快晴です。紅葉に色づく旭岳をはっきりと望むことができます。午前中は紅葉シーズンを前に地区の草刈や清掃をしました。源流の森にはらはらと落ち葉が舞いなんとも落ち着いた風情です。

週末にハセツネやOSJ KOUMI100など国内のビッグレースが終わり、落ち葉を踏みしめる静かな山歩きが心地よい季節になりました。トレイルをスポーツのフィールドと考えるトレイルランナーにとっても風景を楽しみながらのんびり歩く山歩きは魅力的です。時々ハイカーから山を走って何が楽しいのかと聞かれます。

いろいろな説明ができると思いますが、多くの人がオーバートレーニングになるほど魅せられるのは脳の快感を得られるからだと思います。いわゆる脳内麻薬は運動負荷を上げないと分泌されませんので、通常の山歩きではそうした気分になることはありません。山道を駆け下りる瞬間は直感的な快感がありますし、今やっている運動に集中できマインドフルネスになれます。辛さを通じて自分の内面に向き合ったり新しい自分を発見したり、自分を鼓舞したり、普段の平穏な生活にない変化を与えてくれます。とりわけ昨今の100マイルレースに見られるように自分の限界に挑戦することは、人生における大きなチャレンジになります。山の景色を楽しんだり、運動をして気分がよくなったという楽しみを超えた、より精神的な快適さであり、山を修行の場ととらえる現代の修験道なのだと思います。

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