現代の修験道

今朝の新甲子温泉は快晴です。紅葉に色づく旭岳をはっきりと望むことができます。午前中は紅葉シーズンを前に地区の草刈や清掃をしました。源流の森にはらはらと落ち葉が舞いなんとも落ち着いた風情です。

週末にハセツネやOSJ KOUMI100など国内のビッグレースが終わり、落ち葉を踏みしめる静かな山歩きが心地よい季節になりました。トレイルをスポーツのフィールドと考えるトレイルランナーにとっても風景を楽しみながらのんびり歩く山歩きは魅力的です。時々ハイカーから山を走って何が楽しいのかと聞かれます。

いろいろな説明ができると思いますが、多くの人がオーバートレーニングになるほど魅せられるのは脳の快感を得られるからだと思います。いわゆる脳内麻薬は運動負荷を上げないと分泌されませんので、通常の山歩きではそうした気分になることはありません。山道を駆け下りる瞬間は直感的な快感がありますし、今やっている運動に集中できマインドフルネスになれます。辛さを通じて自分の内面に向き合ったり新しい自分を発見したり、自分を鼓舞したり、普段の平穏な生活にない変化を与えてくれます。とりわけ昨今の100マイルレースに見られるように自分の限界に挑戦することは、人生における大きなチャレンジになります。山の景色を楽しんだり、運動をして気分がよくなったという楽しみを超えた、より精神的な快適さであり、山を修行の場ととらえる現代の修験道なのだと思います。

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