
今朝の新甲子温泉は快晴です。気温は氷点下で軽トラックの荷台の水は凍っています。4時前に温泉に入ると白みかける空に星空が広がります。東京に暮らしていると「星の数ほど」という表現が釈然としませんが、おそらく昔はどこからも数え切れないほどの星が見えたのでしょう。
めったにないことですが、昨日の朝食は会議を兼ねて都内のホテルに行きました。オフィス不要論者のぼくは、朝食ミーティングの方がチームのコミュニケーションが向上すると思います。午後は新甲子温泉に移動し、夕方は那須湯元温泉の鹿の湯に行きました。昔ながらの風情を残す温泉場に来ると、遠い昔の記憶がよみがえるようで、体から無用な力が抜け心も体もリラックスできます。
昨日の朝活セミナーで興味深かったのは、健康経営を導入する上場企業が全社アンケートをしたところ、健康意識が高い人は1割、中程度の人は4割、そして残りの5割は「健康が嫌い」という結果です。健康オタクのぼくとしては、「健康が嫌い」な人がいること自体想定外ですが、冷静に考えれば有りうることです。これは大きな示唆で、理想論を掲げて直球勝負をしても社会の行動変容は起こらないのです。政治が混迷して機能しない理由はこのあたりにあるのかもしれません。自宅の八重桜は昨日の強風で散り始めました。
今朝は6時半から渋谷で開かれるセミナーに行きました。電車は空いていますし「朝活」をやらない手はありません。昨日読んだ本の一節に「偉大な発明は例外なく深い内省の旅から生まれる」とありました。宗教思想やヒッピー文化、瞑想に心酔し、インドまで自分探しに行ったスティーブジョブスもそうでしょう。朝の澄んだ空気を吸い2時間人の話を聞くとたくさんの気づきが得られます。

評論家的に書きたくないのですが、自衛隊の日報といい、財務省の改ざんといい、勤勉だった日本はいつからこんな国になってしまったのでしょうか。企業も役所も組織が大きくなれば、組織の論理が優先されて自分が集中すべき使命が見えなくなります。行き着く先は相撲界のように不祥事が常態化します。人は一人では何もできません。しかし組織という安全地帯はそこに依存して利己的に利用する人間を増やし、人の心を狂わせると思うのです。
花粉症はピークに達しますが、悲観することがなくなりました。以前と違い働く場所を選べるので、移動さえすれば花粉症の症状をいつでも消せると思うと気が楽です。今もコンサルタントの仕事をしますが、ぼくがコンサル会社勤務時代と大きく変わったのは正解を重視しなくなったことです。以前は情報収集と分析を通じて最適解を抽出することが善だと信じていました。今は、正解やアイデアには価値がなく、実現することこそ尊いと思います。できるかできないかはやってみないと分かりません。ゴールだけ決めて、あとは行動するだけです。人間がAIに勝てるのは、感性と直観と根拠なき自信に基づくパッションだけだと思うのです。
世の中はぼくらの予想より早いスピードで変化していると思います。先日報道された日経新聞の調査によると、副業を認めるか検討している企業は一昨年12月時点の17.1%から今年3月時点では41.8%へと短期間に急上昇しています。同様に副業を経験したことのある社員の増加率も著しく、もはや副業(複業)を認めない企業には人が集まらないパラレルキャリアの時代に入りました。組織のブランドではなく、自分のブランドで勝負をする時代の到来は、「自分は何者か」を追い求め、成長や変革を望む人にとって喜ばしいことでしょう。義務的で苦しい「Labor」から開放されて、創造的で楽しい「Work」を実現できる時代だと思います。
