思い出を今につなぐ


パセリのことを書き続けるのは、共に歩いた物語をまだ続けたいという意識があるのだと思います。他方で、人生は未来に向かい前進することが健康に生きる秘訣のはずです。過去に住み続けることと過去を十分に整理することは異なり、パセリを依存の対象にはしたくありません。心に開いた穴を埋めるのは替わりの犬を迎えることより、新しい人生を始めることだと思います。パセリと早朝に訪れていた近所の神社に行くと、鳥居の裏にウラジロガシの大木があることに気づきました。以前ならパセリをつなぐために下ばかり見ていたので気づかなかったのです。共に過ごした時間の価値が大きいからこそ、今までとは違う世界の見え方が新鮮です。パセリと過ごした日々を過去として閉じたくありません。隣にパセリはいないけれど、何気ない日常の思い出を今につなぐことで、これからも一緒に歩いていける気がします。

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