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今こそ必要なマインドフルネス

昨夜も空は晴れ渡っていて、温泉からは青白い満月に照らされた那須連山がモノクロの世界で浮かびあがります。今朝5時頃から温泉に入ると今度は夕日のようなオレンジ色の月が那須連山の上に上がります。自然の営みがこのように豊かな表情を見せることに都会で生活をしているときには気づきませんでした。

開業までにやるべきことは多く、一人で考え一人で行動することには限界を感じます。「人は一人では生きられない」という言葉が実感を伴ってきました。地元の旅館の先輩経営者からはあせらない方がよいと助言をされていますが、日々時間が無為に過ぎていくようです。こんなときこそマインドフルネスになれる阿武隈源流への散歩が有効で、まだ今の季節はスノーシューを楽しめます。写真は宿が取水をしている剣桂神社の横を流れる沢ですが、かなり雪解けが進みました。

インターネットのない喪失感

金曜日に東京に行き花粉症が本格的に始まったようです。昨年までの花粉症スタート時期の肋骨が折れそうな激しいくしゃみではなく、きわめて軽い症状です。おそらく広葉樹中心の標高800メートル付近で普段暮らしていることと、食事内容の見直しなどにより腸内環境が改善したからかもしれません。

昨日東京の自宅でインターネットアクセスが突然できなくなりました。その喪失感と孤立感たるや大きな衝撃で、自分がいかにネット中毒かと、仕事の多くをクラウドに依存することの脆弱性を認識しました。ブルーライトで自律神経を乱し、脳を老化させるテレビを宿から一掃したところですが、健康増進の観点からはデジタルデバイスを一定期間絶つことも必要かもしれません。他方でインターネットはシェアリングエコノミーを支える重要な社会インフラですし、零細宿泊施設が世間に露出する唯一の媒体ですからその重要性で右に出るものはないと思います。今日の新甲子温泉は晴れていますが暖かくはありません。宿の近くにはヤドリギが多く見られます。

人生を見つめなおしたい人募集中

昨日は、朝から宿のある行政区の年次総会に出てその足で東京に行き、午後から人の採用に関する打合せをしました。人の採用を支援する企業だけに、客用スペースに大きな面積をとった「行きたいオフィス」がコンセプトらしく、久しぶりに力の入ったオフィスを見ました。

この会社がユニークなのは給料などの待遇を一切募集企業側に書かせないことです。待遇より働き甲斐を重視する姿勢が、20代、30代の若者に支持されているようです。良い待遇を提示しにくい旅館業界にとって、こうした風潮はありがたいものです。

一人で宿を立ち上げることの困難さは予想されたものですが、そろそろ人の助けが必要になり始めました。ローテクの代表のような旅館ですが、業務範囲が広く許認可やセールスなどやることは多くノウハウの塊とも言えます。

17室の小規模の宿泊施設とはいえ朝から温泉浴場を清掃して白河に買い物に行けば半日はつぶれます。昨日のように東京での打合せも少なくなく一日仕事になります。

「日光国立公園の大自然のなかで自分と向き合い、これからの人生を見つめなおしたい人に最適」?な仕事です。皆さまのお知り合いなどご紹介いただけると幸いです。

民泊の是非

今朝の気温は氷点下2度と冷え込みは緩んだものの、夜のうちに薄らと雪化粧をしています。

先週金曜日の福島県県南建設事務所との打合せに続き、昨日は白河消防署西郷分署で打合せをしました。先週の県との打合せは建築基準法によるもので、昨日は消防法に基づく建物の改修や消防計画作成などの打合せです。旅館開業への道のりは遠く、昨今の民泊ブームと規制緩和の流れにホテル・旅館業界が文句を言いたくなる気持ちがわかります。告白をすれば、自分が旅館を持つまでは民泊推進派でしたので複雑な気持ちです。おそらく規制緩和が進むと民泊の大規模化など、消防意識の希薄な事業者が野放しになる可能性があり、ひとたび火災が起こると悲惨な事故になりかねません。

45名の死者を出した1980年の川治プリンスホテル、33名の死者を出した1982年のホテルニュージャパン火災など、いずれも防火管理者未選任や消防設備未設置など経営者の低いモラルが問題となり刑事責任を追及されました。オリンピックに向けて宿泊施設不足で評判を落としたくない政府は、一時期規制緩和に舵を切ったように見えましたが、その行方を見守りたいと思います。

今シーズン最後の雪かき?

今朝の新甲子温泉は快晴ながら氷点下4.5度と少々冷え込んでいます。朝は2時と5時半に温泉に入りました。夜中に入ったときは月明かりが積もった雪にブナの木の影を落とし幻想的です。二度目に入ったときは那須連山をピンク、赤、オレンジと太陽の光が染めていきます。駐車場には5センチほどの積雪があり、今シーズン最後かもしれない雪かきを楽しみました。

昨日は高校の同級生が大宮から来てくれました。会話をしたのは卒業以来なので35、6年ぶりです。まるで昨日も会ってたかのように、すぐに会話が始まるのはFBで近況を知っているという理由だけではなく、多感な時期に同じ空気を吸っていた同級生のある種の絆でもあるのでしょうか。というより在校当時よりよく話しているのが不思議です。

昨日は剣桂神社と阿武隈源流へのスノーシューをして、温泉と軽い昼食の短時間の滞在でしたが、折よくある程度の降雪があり、ブナの森の雪上散歩を楽しんでいただけたのではと思います。新甲子温泉の良さを知ってもらうには満天の星空など、宿泊をしてもらうに越したことはないのですが、大宮なら比較的近いのでちょっとした日帰り旅行にも良いかもしれません。

ところで、東武鉄道は来月21日(金)のダイヤ改正により、新型特急車両「500系」リバティによる、都心から会津鉄道会津線の会津田島駅までの直通運転(一日8本)を開始し、新甲子温泉への会津経由のアクセスがより便利になります。会津田島駅までは宿から車で30分ほどです。

45年前にタイムスリップ

今朝の気温も氷点下3.5度です。無風なので寒くありませんが、昨夜はまとまった積雪があり一晩で銀世界に舞い戻りました。先週末の南会津のスノーシューはわずか2時間ほどのコースだったのですが、スノーランの楽しさに目覚めてしまい今朝も阿武隈源流をスノーシューで歩きました。真っ白なウサギがあっと言う前に視界から消え、森のなかでは姿形と歩き方は日本カモシカなのですが、猿ほどの大きさしかない不思議な動物を見ました。林道には蹄のような深い足跡がありますし、南会津では人里まで日本カモシカが来るようなのでそうなのかもしれません。野鳥の数も目立って増えて、動物たちも春を感じているようです。

昨日はフロントの清掃をしたついでに古い書類の整理をしました。1972年5月の、当時は「ホテル甲雲」と称していた時代の増築工事に際して書かれたバーのパースが見つかりました。昨年末まで倉庫となっていたこの部屋にはパースにある、昭和の時代を感じさせるバーカウンターが今も残っています。この部屋は那須連山の眺めがよく温泉浴場に隣接していることから、いずれは露天風呂でも作りたいと考えています。

興味深かったのは新甲子温泉の阿武隈川の渓谷沿いに、12軒の旅館が軒を連ねていた温泉街の配置図が見つかったことです。当時を知る地元の人から断片的に聞く今はなき旅館の名称と場所が分かり興味深いです。現在ではフジヤホテルを含めてわずかに4軒の旅館が残るだけになってしまいました。

今朝は初冬の風情

今朝の新甲子温泉はフィアットの気温計によると氷点下3.5度まで冷え込み雪が降っています。早朝温泉に入っていると、阿武隈源流の渓谷から吹き上げる風に乗って、雪が舞い上がるのが見えます。

温泉浴場の前のブナの大木はまだ葉をつけたままなので、晩秋から初冬の風情です。

冬の終わりを告げる野鳥

一昨日は南会津に泊まり、今朝は新甲子温泉で朝を迎えました。早朝の温泉浴場からの眺めはいつもながら安らぎを与えてくれます。もちろん思わず息をのむような絶景などではありませんが、穏やかな山容を見せる目の前の江森山と、遠くに望む雪をかぶり真っ白な那須連山の眺めは、いやなことや心配事を忘れさせてくれます。暮らし始めてまだ日は浅いのですが、こうして山を眺めながら温泉につかっていると自分の定位置に帰って来たという感覚があります。

この付近は昨日泊まった南会津町の会津山村道場エリアより雪は少なく、江森山のふもとではまだら状に雪が残る程度となりました。今日は野鳥も姿を見せるようになり冬の終わりを告げているようです。

改修工事は終盤に入り、トイレの改装がほぼ終了し、今日は温泉浴室の水栓金具を交換しています。県、消防との調整作業がまだ続いていますが、やっと営業に入れる状態に近づきつつあります。

南会津のスノーシューツアー

2月12日に開催された「いわきサンシャインマラソン」で30kgの重量のザックを背負い完走した眞舩孝道さん主催のスノーシューツアーで、昨日、今日と南会津に行きました。宿泊したのは標高760mほどの山中に立地するクラウドキャンプ(EWM Cloud Camp)と呼ばれるIT企業の開発拠点です。新甲子温泉とほぼ同じ標高ながら会津側だけに積雪はスノーシューを楽しむには十分です。

スノーシューはATLAS(アトラス) スノーランを借りたのですが、登坂用の両側のエッジがないタイプですが、里山や低山を歩く程度の上り下りであれば、走破性には全く問題がありません。

夜は地元の猟師さんの指導でまるかんじきを作り、翌日雪上で履いてみました。同じく里山や低山を登る程度であればこれで十分です。というよりも現在でも山岳救助には手作りの「つめかんじき」を使っています。猟師は丸一日山中で活動し、かんじきが生死を分けるために高い信頼性が求められます。

食事は、会津田島地方の郷土料理で、飯を半づきにしただんごにえごまと砂糖を加えたみそをぬって焼いた新五郎、手打ちそばなどが出され、充実したツアーとなりました。

豪雪地帯の南会津は、アクセスが良くないために日本の原風景が今も残り、むしろこれからが期待されるエリアだと思います。

寒いけれども春の気配

今朝の新甲子温泉は快晴です。春らしい日差しのためか寒くは感じませんが、気温は氷点下5度です。

近くにある山の雪は少なくなっていますが、那須連山は相変わらず真っ白い雪山の景観です。昨日浴槽の湯を入れ替えたときに窓を掃除したこともあり、今朝は温泉から星空がはっきりと見えました。温泉を張る浴槽部分で14㎡ほどの面積がありますので、温泉浴場の掃除はそれなりの運動になります。

昨日は福島県県南建設事務所で打合せを行いました。

館内の改修工事はほぼ終了し、残すは先日の県と消防による立ち入り検査の結果を受けた改修工事などを残すだけとなりました。

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