前期の授業が始まり立教大学に来ています。雨上がりの澄み切った空に青い山並みが映えるさわやかな朝です。立教大学にお世話になるようになって早いもので15年が経ちます。人前で話すなど一番の苦手種目で昔なら想像もつかなかったことです。今でも、我ながらよく3時間も話すことがあるものだと不思議な感覚です。話し始めると何者かがぼくに乗り移るとしか思えません。プレゼンテーションの基本は聴衆が聞きたいことを話すということですが、今の若者は何を聞きたいのでしょうか?と模索する日々です。
花粉症のない30年ぶりの春

昨日は白河市内でレストランやカフェを経営されている方にお越しいただき、温泉でも色々とお話を伺わせていただきました。裸の付き合いができることも旅館の良さだと思います。その方がお持ちのワーゲンバス(フォルクスワーゲン・T1)は近くでじっくり見るのは初めてで、何とも魅力的なフォルムは車が憧れだった時代を思い出します。
午後は宇都宮に向かいました。雪景色の残る標高800mの新甲子温泉とは別世界の里では、一気に咲き誇る桜の花は生命感あふれる眩しさです。古来より日本人に特別な意味を与えてきた桜は人の心を元気にさせます。菜の花の香りも遠い記憶を呼び覚まし、花粉症のない30年ぶりの春を心ゆくまで楽しみました。白河の桜はまだ10日ほど先です。
人の心も浄化する原生林?

今朝の新甲子温泉は快晴です。阿武隈源流のブナの森は来るたびに水量が増し、至る所で沢音が大きくなっています。鶯が美しい音色で鳴き、ブナの枝先が膨らみ春を感じます。雪がとけると空き缶やペットボトルなど有難くないものも現れます。東京近郊の観光地に比べると、この付近では道路わきのごみを見る機会が多いと思います。モラルの低い人間が多いのか、あるいはわれわれ清掃側が追いつかないのか、いずれにしても迷惑な問題です。道路わきに放置してくれるならともかく、急傾斜の崖に投げ捨てられたごみを回収するのは、ときとして命がけです。ブナをはじめとした広葉樹の森が人の心を浄化してくれることを期待します。
剣桂までの旧道の雪はだいぶとけてアスファルトが露出していますが、沢筋に面して雪が集まる場所にはまだ1メートル以上の積雪があります。
予約を受け始めました

今朝は数日前から鳴きはじめた鶯の声で目が覚めました。宿の前の旧道の雪は吹き溜まり部分に雪を残すだけとなりました。ラブラドールとの日課になっている剣桂神社までの散歩がてら、冷たい風に吹かれてブナ原生林に入ると自分に戻れます。理想とする方向に向かって進もうと思います。ただ夜仕事をしていて寝るころになると現実の不安が襲ってきます。初めて深いプールに行ってプール際の壁から手を放す恐怖とでもいいましょうか。他方で現実を選ぼうとすると理想から離れることになり、ひとたび理想を捨てると自分のやりたいことはどこにもなくなってしまいそうです。一人でやることの限界がそこかしこに出はじめていて連休前の今頃になっても開業を打ち出せないでいます。
とはいえ、実は来るもの拒まずで予約を取っております。連休中もほぼあいております。もしご都合のあう方がいらっしゃればぜひお越しください。料金は1泊2食入湯税消費税込みで10,000円(一人一室)、9,500円(二人一室)、9,000円(三人一室)となっております。ただし料理は開発途上にあることをご理解ください(素泊まりでももちろん歓迎です。2,500円マイナス)。もしお気が向けばメッセンジャーなどに入れていただけますと幸いです。皆さまとお目にかかれますことを楽しみにしております。
本格的かつ気軽なCité Auberge

昨夜は宇都宮のシテオーベルジュ(Cité Auberge)に伺い代表の音羽シェフとお話をさせていただきました。
気軽に訪れられる料金でありながら料理は本格的です。どの料理も繊細でありながら味の輪郭がしっかりしたもので、居ずまいを正して自分と向き合いながら食べる精進料理のようにも感じました。スタッフの水も漏らさぬサービスや料理を出すタイミングも絶妙です。ハーフポーションがあり、一人で行ってもデザートを含む9品を食べることができます。これだけ食べてコーヒーを入れても6,000円しないのは驚きです。でもさすがに今日は断食します。
料理はまだ研究途上ですが、当面はB&B形式(朝食のみの提供)で運用せざるを得ないかと考えております。
花粉症のない芽吹きの季節

昨日は那須の雪崩事故を調査しているという新潟大学の方から降雪状況の聞き取りの電話をいただきました。那須の事故現場と気候の似ている甲子温泉付近での事故当日の降雪状況を聞きたいとのことでした。WEBの検索からこの宿に辿り着いたようです。「那須 雪崩 甲子温泉」でグーグルを検索すると、甲子温泉旅館大黒屋の次に宿のホームページが表示されていました。予約にはつながりませんけど、人目に触れることはうれしいものです。
昨夜は白河市内の古い民家を使った肉料理、魚料理、ピザからデザートまで充実したメニューのリールエリールに行きました。一人で作るとは思えない料理の品数にはプロの仕事を感じます。
今朝は気温4度と暖かく小雨が降り宿のまわりの雪はだいぶとけました。冬は冬で良さがありますが、雪がとけて地面が顔を見せる芽吹きの季節は人間に活力を与えてくれます。鶯の声も聞こえ花粉症のない新甲子温泉での春の訪れは本当に素晴らしいものです。
HATCHIと鹿の湯の共通点

今朝は起きたときにヒーターをつけなくても我慢できる気温になりました。赤い太陽が昇り那須連山を照らします。小鳥の声も以前より増したようで森が賑やかになりました。有難いことに4月に入っても花粉症が出ません。花粉症の季節に沖縄や海外に逃げる人は身近でも少なくありませんが、東京から通勤圏?の甲子高原は広葉樹中心の植生で花粉症がでません。花粉症歴30年の私が人体実験済みです。
昨日は金沢でシェアホテルのHATCHIに泊まりゲストハウスについて考えてみました。シェアードホテルとは単に共用部分をシェアするから安く泊まれるということ以上に、空気をシェアすることが重要な要素です。ですからデザイン性を含めて似た価値観の人が集まることが肝要でしょう。それはドミトリータイプの客室はカーテン一枚隔てただけなのに、ほとんど無音に近くぐっすり眠れることからも分かります。
コワーキングスペースのように何かが共振する感覚が魅力的です。それは全く異質ですけど那須湯本温泉の鹿の湯が持つ魅力にも通ずるものがあります。
べニア板を張っただけの客室にはお金をかけていないものの、パブリックスペースのスペックはそれなりに高く、イニシャルコスト削減とスタイリッシュな商品性をいかに両立するかが肝なのでしょう。
遠い記憶を呼び覚ます金沢の街

昨日は金沢中心部にも近い内灘などを見ました。車を乗り入れることができる広い砂浜からは夕陽を望むことができるなど、金沢中心部から10分ほどのロケーションとは思えない風光明媚な立地環境に発展のポテンシャルを感じました。
今朝は5時前から宿泊したシェアホテルのHATCHIに近い主計町やひがしの茶屋街を散歩しました。どこからともなく香が漂い、どこか遠い記憶が呼び覚まされる懐かしい感覚です。自然を身近に感じられ京都より素朴で落ち着いた金沢の街は魅力的です。新幹線開業効果が薄れても成長が維持されると感じました。
ゲストハウスはあだ花なのか

今朝は雪の舞う気温零度の甲子高原を早朝に出発して460km走り金沢へ遠征しました。古い街道の面影を残す街並みを走りながら、会津の山々に低く垂れこめる朝霧を見ていると自動車旅行は良いものだと思います。
金沢ではシェアホテルのHATCHIに宿泊しました。宿泊客は欧米人が中心でマナーが良くドミトリータイプの客室でも物音が気になりません。カプセル形式のベッドルームは必要十分で、マットレスの上から100cmの天井高があり、別段不満はありません。いわゆるゲストハウスは時代のあだ花だと思っていましたが、洗練されたデザインと充実するパブリックスペース、抜群のロケーションでこれは十分にありだと思います。雨後のタケノコのようなゲストハウスの淘汰はあるにしても、ここは生き残っていけると感じます。
旅館を持つ素晴らしさ

旅館を持つ素晴らしさは友人が訪ねて来てくれることでしょう。一昨日よりトレイルランニング・スカイランニングを通じた友人とそのご親戚がシンガポールから来ていただきました。トレイルレースで知り合う友人は、同じ苦労を知るもの同士で気心が知れた間柄です。幸いに先週降った雪が阿武隈源流のトレイルには残っていて、雪道歩きを楽しむことができました。
「シンガポールと言えばマーライオン」というステレオタイプのデザインではありますが、南会津町の三浦屋さんにイラストケーキをお願いしました。いつも想像を超える出来栄えのケーキはプロフェッショナルの仕事ぶりです。