


昨日は1800年以上の歴史を有する福岡市の鳥飼八幡宮に行きました。シロアリ被害を受けた江戸時代の旧本殿を205年ぶりに建て替えたものです。古代から続く磐座信仰をイメージし、瀬戸内海の島から切り出した高さ8メートル15トンの巨石を10本立て、これは大阪城の石垣と同じ石だそうです。本殿は奈良吉野のヒノキを使った神明造ですが、何と言っても目を引くのは茅葺の壁で、茅葺の新しい可能性を感じます。次世代への技術の継承として、25年ごとに遷宮事業で吹き替える予定ですが、設計者によると25年以上は持つそうです。クリエイティブでありながら厳かなデザインは秀逸です。吹き替えた萱はまた土に還るという日本人の素晴らしい叡智を感じます。事業費3億円が高いのか安いのか分かりませんが、必要なのは建築家のブランドではなく、骨太の設計思想だと思います。





















