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大衆車は裏切らない

フィアットが4回目の車検から戻ってきました。法定点検以外に修理工場に入ることはなく、9年で走った18.4万kmは1台の車としては自分史上最長です。唯一のトラブルは一度追突されたことですが、相手のアクアがヘッドライトを壊したのに対して、フィアットはほぼ無傷で修理をしませんでした。信頼性や耐久性に加えて、これまでの平均燃費は軽油1Lあたり19.14kmと経済的で、イタリア陸軍が採用するほどの悪路走破性を見せます。大衆車に強い愛着を感じるのは、最も多く製造される車こそあらゆる面で優れており、決して裏切られることがないからです。これまでに乗った車はフィアットより高価格ですが、高い車ほど、手の込んだ不必要なギミックが壊れ幻滅させられてきました。最低価格の大衆車のコスパの良さを知ってしまえば、そこから先の付加価値は、執着の対象でしかないのでしょう。

偉大なローテクこそが最強四駆の証

軽トラック以外に国産車を買った経験はありませんが、ランドクルーザーはジムニーとともにいつも気になる存在です。そのミドルレンジ、250シリーズが6年の開発期間を経て発表されました。ランドローバーのディフェンダーを想わせるオーソドックスなデザインは魅力的で、注文殺到は必至でしょう。さらに興味を引かれるのは、現在も海外の一部地域で販売される、1984年デビューの70系がカタログモデルとして復活することです。電子制御を極力排したヘビーデューティーな構造は、信頼性、耐久性、悪路走破性という本来の姿を継承進化させ、それらが命の危険に直結する極地の生活において、長く務めを果たすことに主眼を置きます。その堅牢性や整備性の高さから、各国の軍隊から中東の過激派組織までが愛用する、偉大なローテクこそが最強四駆の証でしょう。

驕りが全てを破壊する

国道4号線や20号線を頻繁に走るので、渦中のビッグモーターの店舗が嫌でも目に入ります。地域最大の4、5,000坪の大型店舗によるワンストップサービスと、客に即決をさせる営業力が相乗して、バラックの自動車修理屋は、一代にして従業員6千人、年商5千数百億のガリバー企業に変貌しました。新幹線は自由席、タクシーには乗らず電車と徒歩で目的地に行き、スーツは青山、車は中古車だったカリスマ社長が豹変したのは、業界トップに躍り出た驕りとされます。都内の豪邸に軽井沢やハワイの別荘、クルーザーといった成金趣味に走り、その頃から手段を択ばないあらゆる裏技が横行し、保険の不正請求が5年以上に亘り行われたのは、カリスマ経営者という最後のパーツが抜けた影響に見えます。間隙を縫って成長した固定費の高いビジネスモデルは、あらゆる面で逆回転を始め、元に戻すことは至難の業かもしれません。

巨木のある暮らし

先週末は一枚板のテーブル用天板を見に、南会津に行きました。旅館にも樹齢200年とされる南会津産の栃の一枚板がありましたが、唯一無二の木目や色合いは一枚板の魅力です。豪雪地帯など、厳しい環境で育った様子が年輪や木目に現れます。現在では広葉樹の巨樹伐採がほぼ不可能となり、半世紀以上にも及ぶ自然乾燥という希少さも魅力で、店内を覗くだけでワクワクします。写真の栃は高さ4.3m、幅1.3m、厚みが30cmと、もはや板とは呼べない豪快なものです。一枚板の価値は厚みに左右され、旅館で使っていたものは7cmありますが、これが8cm、9cmと増すごとに価格が吊り上がります。磐座やご神木といった自然は、古来より神とみなされ信仰の対象になりましたが、巨木の一枚板テーブルのある暮らしは、ある種の神聖さを身近に感じることができ、その場所がパワースポットになります。

夏合宿の爽快さ

異常な猛暑が続くのは日本ばかりではなく、世界各地で観測史上、最も暑い月になる見通しを世界気象機関(WMO)などが発表しました。7月1日~23日の世界の平均気温は16.95度となり、過去最高の記録を大幅に更新するそうです。長い年月、気温が0度以下の北極圏にあった永久凍土が解け始め、閉じ込められていたメタン放出が温暖化を加速度的に進めるとも主張されます。樹木の年輪や氷床コアの解析から、有史以前の気温を推測しており、13万年前~11万5千年前のエーミアン間氷期以来、これほど地球が暖かい時代はなかったと言います。週末に走った新4号国道では、交通量が普段より少ないのですが、無理な割り込みや煽り気味の車が目立つのは、38.5度を指す気温のせいかもしれません。温暖化は地球の自転軸の傾きなど、人智の及ばない原因もあり、学生時代の夏合宿のように、大量の汗をかく一種の爽快さに喜びを見出すべきかもしれません。

山頂にある尾瀬

昨日は南会津町の田代山(1,971m)、帝釈山 (たいしゃくさん:2,060m)に登りました。福島県側の登山口へは10kmほどの未舗装路を走りますが、約400種におよぶ高山植物を楽しむことができる天空の山頂湿原の美しさは、十分にその価値があります。2007年に尾瀬国立公園の一部として指定されており、向かいに控える会津駒ケ岳同様、山頂にある尾瀬を思わせます。観光客が押し寄せることもなく、尾瀬とは異なる静かな山旅を楽しめます。一昨日行った奥只見といい、知名度の低い二流観光地の自然こそが、人を癒してくれると思います。猿倉登山口から10分ほどの沢は水場となっており、自然の恵みを感じることができます。上高地の美しさは誰もが認めますが、駐車料金を取られるような産業化された観光地には魅力を感じません。自分との関係性を持て、自分の内面と対話できるような、自分だけの山と思える場所こそが理想です。

売りやすさが全て

昨日は越後駒ケ岳に登る予定でしたが、逃げ場のない稜線に容赦ない夏の陽射しが照り付け、ラブラドールが同行しているために引き返しました。下山後涼むために、奥只見ダムに通じる奥只見シルバーラインに行きました。国内最大級の奥只見ダムの建設工事用道路として開通された道は、全長22.6 kmのうち18.1 kmを19本のトンネルが占めます。トンネルに入ると30度以上あった気温は一気に14度まで冷やされる天然のクーラーです。観光客が押し寄せる立山黒部アルペンルートと異なり、すれ違う車もなく、秘境感満点でトータルの満足度ではむしろこちらの方が上で、しかも全線無料です。新幹線の浦佐駅や小出インターチェンジからも近い、まさに穴場ですが、唯一の難点は立山黒部アルペンルートのような、エージェントが売りやすい華がないことです。実力では互角であっても、結局は売りやすさが全てなのでしょう。

理想的な夏休み

夏休みにしたい事リストを考えると、北アルプス縦走、玉川温泉での湯治、国内でも体験できる伝統的なスモークサウナに入りに行く、などがあります。円安の割高感もありますが、時差や環境変化により体調を崩すリスクの高い海外旅行には、明確な目的でもない限り行きたいとは思いません。正月休みは不摂生な食生活になりがちですから、一年に一度夏休みぐらいは、健康回復に集中できる時間を過ごしたいと思います。不健康な情報から隔絶された、五感を通して豊かな自然を感じる場所で、なるべく食べずに体を動かすことが理想です。豪華な生活を想起させる高級ホテルなどは不適切ですから、旅費もたいしてかかりません。リトリートやリゾートの語源に共通するのは、本来の自分を取り戻す場所であり、日頃の不摂生で酷使した体に報いて、理想の状態に近づけることこそ、最も理想的な夏休みかもしれません。

夏こそ運動

暑い日はまだまだ続きますが、日の出時刻が少しずつ遅くなり、山ではトンボが飛び始めました。うるさくつきまとう羽虫を一掃してくれる、ハイカーの頼もしい味方であるトンボの季語は秋とされ、どこまでも澄んだ秋空をイメージさせます。不快な夏の暑ささえ、終わってしまうと思うともっと楽しみたい気持ちになります。運動量が増える夏山シーズンは、最も健康を意識させてくれる季節だと思います。体を動かすことで血流が促進され、脳と筋肉に多くの酸素を送り疲労物質の滞留を防ぎます。人体は動き続けるのが本来の姿ですが、日本の成人は1日平均7時間座っており、これは世界一長いとされます。座っているとハムストリングなどの筋肉が硬くなり、それに引っ張られる形で骨盤が傾き、その歪による腰への負担が腰痛原因ともなります。体を動かすことで可動域は広がり、体を柔軟に保つことで健康資産を積み上げることができるのでしょう。

捕まって良かった?

真夜中に羽田空港に行った帰りに覆面パトカーに捕まりました。スピード違反の取り締まりを受けるのは、免許を取ったばかりの学生時代以来4度目で、うち2回が一般道と高速の一斉取り締まり、2回が覆面パトカーによるものです。赤色灯が点くと同時に気づいたため、超過速度は知れていますが、それでもショックです。これまでに自分の車で60万km、父や兄の車で8万kmほど運転していますので、17万kmに一度捕まる計算になります。速度取り締まりに普段は気を付けていて、夜中や早朝の環状七号線では覆面パトカーをしばしば見かけていますので、捕まるのは油断し無警戒のときです。交通取り締まりに一定の合理性があると思うのは、魔が差したとしか言いようがないタイミングで捕まるからです。警戒心は運転への集中度を上げ、安全運転に資するものであり、その程度で済んだことは幸運と言えるかもしれません。

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