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全てのタンパク質が植物由来

環境問題に関心を持つZ世代を中心に、世界ではベジタリアン化が進むと言います。フィンランドの公共イベントでは肉の使用を止め、オランダの都市でも、肉食を煽る広告は禁止されます。魚、乳製品、卵などの可否によってベジタリアンは6種に分類され、日本では人口の約4%がベジタリアンとされます。原則肉を食べず、乳製品と卵は少々、魚は食べる自分の場合は、どのカテゴリーにも入らない「ゆるベジタリアン」ですが、このような人は4%より多いはずです。農耕食文化を築いてきた日本は、米を主食に豆腐や納豆などの大豆製品からタンパク質を摂る、ゆるベジ先進国と言えます。Netflixの衝撃作「ゲームチェンジャー:スポーツ栄養学の真実」の公開以来、アスリートの世界でも劇的な結果を生むベジタリアン化が進みます。動物性タンパク質を過信する現代栄養学は、全てのタンパク質が植物由来であることを忘れていると思います。

征服か敬意か

久しぶりに山に入った週末の効果は、週初めから表れます。山に行くほど山に行きたくなり、生活全般の意欲が高まり、前向きになれるのは、山が生命エネルギーである気を元に戻す場所だからかもしれません。イギリスの登山家ジョージ・マロリーは、なぜエベレストに登るのかと問われ、「そこにエベレストがあるから」と答えたとされます。この逸話が名言とされる理由が日本人に分かりにくいのは、西欧における山が征服の対象だからでしょう。日本人にとっての山は、神の降り立つ神聖な場所であり、常に敬意が払われてきました。山は精神的な支柱であるのみならず、生きるためのエネルギーを得る場所だと思います。高いエネルギーを帯びる場所に自己を置くことで、五感を通して高揚感を体得でき、普段の生活で失った心身のバランスを取り戻せそうな気がします。

都会のリトリート

昨日は明治神宮に行きました。新宿と渋谷に用事のある日はなるべく明治神宮の森を抜けて歩きます。都内と言わず、全国で最も好きな名所を上げるならここしか思い浮かびません。巨大な鳥居をくぐるとあたりはひんやりと涼しく、都心の蒸し暑さが消えます。全国から献木された13万5千本が植えられ、現在は247種16万7,688本の樹木と2,840種の動植物が生息する世界最高傑作の人工林は、都会の大気汚染とヒートアイランドから身を守るリトリートです。意図された自然林は、100年の時を経た今、特別な力を感じさせるパワースポットになりました。美しく自然豊かな森に続く長い参道を掃き清め、鳥居ではお辞儀をして目に見えないものに敬意を払う日本人の姿は、にわかに増えたインバウンドにはエキゾチックに映るかもしれません。自然を神とみなしてきた日本独特の美しさは、岩や巨木といった神が降臨する清々しい森しかないと思います。

平和で健康な未来は望めない?

モスクワ防衛戦かと世界を震撼させたワグネルのプリゴジンは、ベラルーシに亡命したとされます。気の早い人たちはロシアの解体が現実味を帯びてきたと色めき立ちます。米英により準備されたロシア転覆クーデター説や、ワグネルが直接キーウに侵攻するための陽動作戦説など、様々な憶測が飛び交うのは、あまりに成り行きが劇的かつ不可解なことばかりだからでしょう。間違いないのは、われわれが歴史の転換点に立ち会っていることだけです。戦争にせよ、疫病にせよ、世界に不幸が絶えないのは、それらが巨大なビジネスだからという主張には説得力があります。コロナ騒動がありえない大きさのビジネスが生み出したことは事実で、個々人が幸せを望むことなどお構いなしに、いつもビジネスの中心にあるのは不幸です。金中心の考え方が人々の心を汚す限り、平和で健康な未来は望めないのかもしれません。

一度で運動の虜に

昨日は、南八ヶ岳の編笠山(2,524m)、西岳(2,398m)をラウンドしました。久しぶりに運動をした昨日の櫛形山とは異なり、今朝は気分も良く、足取りが軽く体もよく動きます。北アルプス全山を見渡す最高の天気に清々しい山の空気、爽やかな鳥の声、美しい緑を目にすると、これ以上の幸せは無用に思えます。現代文明がもたらす病気の多くは運動不足によるものであり、体を動かさないとたちまち人体は衰えてしまいます。一方で運動を嫌悪する感情は、われわれのなかにひそむ一種の本能であり、運動意欲を高めることは健康維持の重要な課題です。運動を始めると不安やストレスが減り、いわゆる脳内麻薬が分泌されて、やる気回路が動き始めます。つまり「運動を継続するには運動をすること」というパラドックスを乗り越えることが必要です。絶好の山日和に下りのトレイルを走るとフロー体験に入りやすく、一度で運動の虜になるかもしれません。

コスパ最高のトレイル

昨日は南アルプス市にある日本二百名山の櫛形山(2,052m)に登りました。南伊奈ヶ湖のある県民の森から約15kmのラウンドコースは4時間ほどと、筋肉の落ちた体のリハビリに適当です。トレイルは歩きやすく、危ない箇所も皆無で癒されます。曇天でも楽しめる森の最大の魅力は、原始の昔を彷彿とさせるような数々の神秘的な巨樹です。見上げる大木、鬱蒼とした森の奥から湧き出る泉などの自然物を、古来より聖なる場所として先祖が崇め大切に扱って来た理由が分かります。山や森、大木や巨岩を御神体として、自然を神様とみなし信仰してきた謙虚さを取り戻すなら、地位財重視の強欲資本主義という豊かさの幻想から覚醒できるかもしれません。ありのままの自分を見つめ、大自然の調和や秩序という真理に思い至らせる森に、これほど手軽にアクセスできるトレイルは、コスパ最高と言えそうです。

欲望のためのデザイン

乗せてもらうとその人気がうなずけるトヨタの高級ミニバン、アルファード/ヴェルファイアの新型が発売されました。悪く言えば暴力的なフロントグリルのあくの強さは、日本的な控えめさや美的感覚から逸脱する品性に見えます。所詮車は見せびらかしのための地位財であり、持ち主の人柄を最も忠実に反映するためか、周囲を圧倒するフロントデザインの押しの強さと、運転の乱暴さには相関があるように思います。一方で、突然変異としか思えない洗練された未来的フォルムで衝撃のデビューを果たしたエスティマは、2代目以降の退屈な正常進化の結果廃版になってしまいました。かつてGMの会長は、GMはアートビジネスの企業であり、車は動く彫刻だと言いました。技術より心理学を優先し、欲望のための車を作ったGMのその後は決して順調なものではありませんでした。乗って楽しい心踊る車とデザインは、実は無関係のような気がします。

ここはバリ?

夏至を過ぎ、昨日は最も日中の時間が長い日でした。暑さはこれからですが、すでに冬に向かう気分になります。冬の楽しみは入浴後に浴びるシャワーの水温が下がることです。インフィニティチェアを買ってから、大げさに言えば生活が一変しました。熱めのお風呂に入り、さらに水を浴びることで交感神経が高まり、そのままドライエリアに出て椅子に横たわると、サウナの外気浴で感じるトトノウと似た効果があります。冷水浴の刺激によりピークに達した血中アドレナリン濃度は、外気浴により副交感神経がピークに達する2分後には、血中半減期で約50%が残っています。リラックスしているが覚醒する、いわゆるトトノウ状態で、空を見上げ風の香りに意識を向けながらゆっくり呼吸をすると、心が爽やかに晴れ渡りプチ至福感に浸れます。早朝の明け切れない空を眺めながら鳥の声を聞くと、ここがバリだと言われればそんな気にさえなります。

減税ではなく無税

近所の近隣最安値のガソリンスタンドに行くと、この1か月で軽油の値段は124円、125円、128円と行く度に上がり、昨日は130円になっていました。燃費の良いフィアットにとって値上げは許容の範囲ですが、軽油税がなければ90円台に下がります。今は何かと税金の請求書が届く季節ですが、なぜ民間企業が稼げるのに、トップの頭脳を集めることができる国が稼げないのか不思議に思います。増税、増税と国民から安易に奪うことばかり考えるのは、その利権に巣くう人たちが多いからでしょう。大量の資金を動かせる経済大国であり、世界最大規模の債権国ですから、投融資により無税国家を実現できれば企業活動も消費も活性化し、海外のお金も流入し、より大きなお金を運用できるようになります。減税などとケチなことを言わず、稼いだ範囲で運営する無税国家にできないものかと思います。

シルバーシートの功罪

駐日ジョージア大使が公式ツイッターに上げた、優先席に座る動画に賛否の意見が寄せられているそうです。35歳のティムラズ・レジャバ駐日大使は、優先席に座ることへの批判に関して「理屈のない不要な圧力は、生きづらい社会につながるためやめましょう。空いている席に座ることに何ら問題はありません。大切なのは、必要とする方が来たときに率先して譲る精神です。誰にも迷惑をかけていない私が注意される理由は理解できません。人間として当たり前である他人に気を配ることができずに、変な社会のルールを押し付けるような、無機質な考えは正しいとは思いません。」と持論を述べ、概ね好意的に受け止められているようです。そもそも座る権利、譲る義務といった他人への思いやりとは無縁の対立を煽るようなシルバーシートは止めるべきだと感じます。性悪説を採用するほど、他人への思いやりを日本人は失ってはいないと思います。

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