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人間の原点回帰

昨日に続き今日も11月のふくしま駅伝の白河市代表チームの練習に宿を使っていただきました。朝のうち降っていた雨も上がり、標高800mから900m超の陸上トラックを含む新甲子温泉のトレーニングフィールドは涼しく、この時期の練習に最適です。練習が終わり駐車場に元気な声が響きます。福島市や郡山市など人口の多い強豪チームはありますが、ここでの練習成果が出てふくしま駅伝で好成績を残せることを祈るばかりです。

ぼくは走るのは苦手ですが、トレイルを小走りで下るのは大好きです。そんなときはランニングと人生がシンクロする「BORN TO RUN 走るために生まれた」が問題提起をした、人間の原点回帰のムーブメントがやがて大波となることを感じます。写真は一昨日も行った流石山(1,812m)のニッコウキスゲの群生地です。

美しくも悲しい尾根

今朝の新甲子温泉は晴天です。朝もやのブナの森を抜けるとオレンジ色の太陽が森の向こうに姿を現します。剣桂神社で手を合わせると、先の見通せない日々ながら今日まで無事に来られたことに感謝の念が湧いてきます。

今日は11月のふくしま駅伝の白河市代表チームにお越しいただきました。宿の前にあるウッドチップを敷いたクロスカントリーのトレーニングコースは高地トレーニングに最適です。しかし何といってもお勧めしたいのはこの宿を起点にした那須連山から裏那須に連なる長大な美しい尾根の縦走です。万里の長城のような会津国境の尾根は戊辰戦争の戦場という悲しい歴史も秘めています。

戊辰戦争の戦跡をめぐる山旅

昨夜の新甲子温泉は満天の星空で、今日は日中晴れていましたが、雷鳴を伴う夕立で駐車場には水蒸気が立ち昇りヒグラシが鳴きます。今日は昨日行った流石山(1,812m)、大倉山(1,885m)、三倉山(1,888m)の裏那須の尾根の入口にあたる大峠(1,450m)から三本槍岳(1,916.9m)、三斗小屋温泉を経て大峠に戻るルートで写真を撮りました。三本槍岳に続く尾根に上がると昨日は確認できなかった戊辰戦争時代の会津側の防衛線だった塹壕跡がはっきりと分かります。写真は今朝最初に行った鏡ヶ沼です。早朝の沼は美しくしばらくそこに佇みたくなります。最新の山の地図では鏡ヶ沼から那須連山の縦走路に上がる登山道があるはずなのですが、登山道は忽然と姿を消し、小一時間の藪こぎもむなしく結局林道まで戻ることにしました。海が大好きなラブラドールはこの沼でも水浴びをしていました。沼のまわりにはおびただしいイノシシの足跡が残っています。

会津の天空トレイル

昨日に続き今日は、宿から車で30分ほどの大峠から、流石山(1,812m)、大倉山(1,885m)、三倉山(1,888m)の美しい裏那須の3つピークの尾根を歩きました。霧に視界を閉ざされた昨日とは異なり今日は晴天に恵まれました。はるか遠くまで眺望のきく会津の天空トレイルは、登る者の意欲をかき立てます。今日はプロカメラマンの春田倫弘さんにも同行してもらいましたが、ラブラドールはもう飽きたのか前回のようには一緒に走ってくれません。この雲上のトレイルは下界の暑さとは別世界で、半袖であればそれほど汗をかくこともありません。

いいとこ取りの美しい尾根

昨日の新甲子温泉は日中の気温が20度を下回り、涼しいというよりは肌寒い一日でした。今朝は晴れの予報でしたので、宿から車で30分ほどの大峠から、流石山(1,812m)、大倉山(1,885m)、三倉山(1,888m)の美しい尾根を、週末のトレイルツアーとは逆方向に縦走することにしました。このルートなら稜線にすぐ上がれ、最初のピークである流石山(1,812m)までは駐車場から1時間10分ほどです。標高1,800mクラスの美しい眺めの広がる長大な尾根は今がニッコウキスゲの見ごろで、人の少ないこのルートは縦走のいいとこ取りができます。三倉山までの往復は14.26km、所要時間は3時間33分、累積標高は975mと程よい運動です。

この山域が戊辰戦争の山岳戦の古戦場だったことは最近まで知りませんでした。三斗小屋宿を新政府軍に取られた会津側の防衛線だった大峠には塹壕跡が残ると言われています。戊辰戦争との関係は分かりませんが峠には古い地蔵がいくつもあります。

気分が落ち着く雨の朝

今朝の新甲子温泉は気温15度で冷たい雨が降り続いています。3時過ぎには雷鳴が轟き、明け方の空を青白く染めます。青空が広がる朝は元気をもらえますが、雨の朝も好きです。早朝の温泉に身を沈め、雨音を聞きながらブナの林越しに朝霧にかすむ山を眺めていると深山幽谷の風情です。賑やかだった週末のトレイルツアーも終わり、なにか自分と向き合いたくなるしみじみとした幸せな感覚が気分を落ち着けてくれます。

写真は、昨日の日暮れ前の阿武隈源流です。ヒグラシが鳴く源流の森に佇むとなぜか子供のときの記憶が蘇ります。

サブ3比率6割強!!

甲子高原フジヤホテルを起点としたプロトレイルランナー眞舩孝道さん主催の2日間に渡る那須連山と南会津の山々をめぐるトレイルツアーは無事終了しました。昨日の宿泊者のマラソンサブ3比率は6割強と走りの強者が集結した印象です。今朝は延泊していただいたやはりサブ3の方と朝4時半から朝日岳、茶臼岳をまわりました。強風の名所として知られる峰の茶屋のある稜線にあがると体のバランスを崩すほどの突風です。本来は見晴らしのよい朝日岳(1,896m)山頂は雲のなかで眺望はありません。茶臼岳(1,915m)山頂では雲が消え、那須温泉神社の奥宮である那須嶽神社の鳥居の上に神々しい太陽が輝きます。

南会津の美しい尾根

甲子高原フジヤホテルを起点としたプロトレイルランナーの眞舩孝道さん主催のトレイルツアー2日目は、宿を5時過ぎにスタートして「那須連山最大の急登」とされる三倉山登山口に向かいました。

今日が山開きの三倉山登山口を出発して、三倉山(1,888m)・大倉山(1,885m)・流石山(1,812m)の美しい尾根を縦走するコースです。東京に住んでいたぼくにはなじみのない山域ですが、三本槍岳の山頂から望む長大な尾根は見ているだけで歩きたくなります。写真は昨日のツアーの様子です。

晴天のトレイルツアー

阿武隈川の源流に位置する「甲子高原フジヤホテル」から、甲子山(標高1,549m)~那須岳最高峰の三本槍岳(標高1,917m)~赤面山(標高1,701m)をまわり宿に戻る23kmのトレイルツアーが、プロトレイルランナーの眞舩孝道さん主催で今朝8時にスタートしました。スカイランニング・ユース世界選手権 2016日本代表の池田華子さんがスタッフとして参加するこのツアーは、雨の予想に反して素晴らしい晴天となりました。

明日は南会津の玄関口でもあり、那須連山の西側「裏那須」にあり、ニッコウキスゲの群生が見られる「三倉山(1,888m)・大倉山(1,885m)・流石山(1,812m)」の尾根を縦走するコースで開催される予定です。

田舎の贅沢にお金はいらない

これまでぼくらが信奉してきた価値観は「死ぬほど働き、死ぬほど遊ぶ」だったと思います。仕事という苦役の代償として遊びがある、つまりオンとオフが明確に分かれていました。それゆえ消費においては普段できない、非日常の経験がもてはやされ、多くの商品がこのパラダイムのなかで提供されてきたと思います。しかし健康や幸せの観点から見るとこうした価値観は今の時代には適合していないと思います。

今のぼくの生活にはオンもオフもありません。天気が良ければ山に行き、悪ければたまった仕事をこなします。今朝も明るくなる4時過ぎから那須の朝日岳(1,896m)、茶臼岳(1,916m)に登り、宿に戻って温泉を掃除してごみを出し買い物に行く、そんな生活です。田舎に住むことの良さは身近に贅沢がありお金がかからないことです。朝食前に百名山二座に登ることが日常のなかにあります。ちなみに、この峠の茶屋から朝日岳、茶臼岳を登るコースは全長9.5km、累積標高670m、所要時間2時間と朝の散歩に最適です。

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