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犬こそマインドフルネス

今朝の新甲子温泉は冷たい雨が降り午前中に予定されていた行政区の草刈りは延期されました。降り続く雨のなか、この3日間玄関先にいた白い犬はよほどお腹がすいたのでしょう。立ち上がって玄関のドアをたたきます。ぼくには助けてくれる家族や友人がいますが、白い犬が今頼れるのはぼくだけです。少し迷いましたが、ラブラドールの餌を玄関先におきました。

餌を食べると、恩義に感じたのか白い犬は自分から去って行きました。賢い犬で、ラブラドールとの阿武隈源流の散歩にもついてきて、散歩道を理解しているので途中から先回りして遊歩道の出口で待っています。これほど賢い犬の身に何が起きたのか伺い知ることはできません。3日間その姿を見ていただけに情も移りますが、今のぼくにできるのは新しい里親が見つかることを願うだけです。こんな状況でも取り乱すことも自暴自棄になることもなく、冷静な判断をする犬こそマインドフルネスの先生です。

支えてくれる友の有難さ

昨夜は小学校以来の同級生、トレイルランニングの友人、宿の料飲施設について相談をしているレストラン経営者とシェフというそれぞれ親しくさせていただいている方々に宿泊していただきました。それぞれの立場から宿の経営について助言をいただき、支えてくれる友の有難さを実感する一日でした。

困ったことに昨日から宿の玄関先に野良犬が居つくようになってしまいました。数日前に那須甲子道路を歩いているところを目撃した白い大型犬です。飼われていたことが明らかなおとなしい犬です。自分のマットで幸せそうに眠るラブラドールと不安そうに外から室内を覗き込む白い犬の対比に胸が痛みます。気軽に犬を飼える風潮を無くさない限り、犬を捨てる愚かな人間が絶えることはないでしょう。

生涯現役社会

直観的にこの事業を始めてしまったぼくにあったのは好奇心と、50歳を過ぎてこのまま今までのキャリアを続けることへの恐怖心です。これまでと同じ人生を惰性的に過ごして行くことへの恐怖感が常にあります。新卒で入社した鉄道会社は14年、次の米国系コンサルは2年、その次のメガバンク系コンサルは14年と、ぼくにとって14年は同じ仕事を続ける期間の一つの目安のようです。今54歳の自分にとっての14年後の68歳は、おそらく現役として十分やれる年齢でしょう。その次の14年で82歳、次の14年で96歳、このあたりまでは現役でいたいと思います。ぼくはそんな社会が当たり前になる未来を夢見ています。

ラブとトレラン

今朝の新甲子温泉は小雨でしたが午前中には雨が上がり晴れ間が広がりました。甲武信ヶ岳で足を傷めていたラブラドールを連れて、国道289号の旧道から甲子峠を経て甲子山までを往復しました。昨日に続いて同行のカメラマンに撮影していただきましたが、トレイルをラブラドールが一緒に走ると新鮮な映像です。

 

歴然とするプロの技

今日は朝6時に那須の峠の茶屋駐車場を出発し、朝日岳、三本槍岳、茶臼岳の那須三山を回り、同行していただいたカメラマンに写真を撮ってもらいました。高性能なカメラが手頃な価格になり、素人写真とプロの境界があいまいになると思っていましたが、こうした人間の入る写真を撮ってもらうと差は歴然とします。自分と思えないほどの上出来で、写真の持つメッセージ性や背景、構図なども完ぺきです。デジタル化やAIなど技術が進歩するほどプロのプロたる所以が求められる社会になるのだと思います。

マインドフルネスなラブラドール

念願だったGPSウォッチを入手し、早速毎日の散歩コースを計測してみました。ほとんどがトレイルのこの道は全長が5.17km、高度は713mから939m、累積標高は336m、消費カロリーは253kcalのようです。東京から戻ってきたラブラドールも一緒ですが、先日の甲武信ヶ岳で足にダメージを受け本調子ではありません。ラブラドールは悩みなど全くないようで、取り乱すこともなく、いつももくもくと人間について来て、そしていつもご機嫌です。多くを手に入れた人間はそれだけ悩みも増えていきます。常にマインドフルネスなラブラドールには教えられることばかりです。

不調の原因はいつもシンプル

今朝の新甲子温泉は穏やかな曇天ですが、何とも気が重い朝です。その理由は明らかで、朝納税通知書を開封してしまったことと、この数日の糖質摂取過多でインスリンが大量分泌され代謝と自律神経が乱れたことにより睡眠が不足しているからです。昔の自分なら眠気を覚ますためにコーヒーを飲んだり、動かない脳にブドウ糖を与えるために糖質を摂ったのでしょうが、それがさらなる自律神経の乱れを招きます。原因が分かれば対策は簡単で、糖質を絶ち運動により血流量を増やすことです。人体は複雑なメカニズムですが大半の不調は自律神経と血流の問題で説明がつきます。自分の体をある程度客観視することができれば悩みの大半は消えていきます。不調の原因の多くは食べ過ぎと運動不足という都市生活者の典型的なライフスタイルにありますので対処はシンプルで、体調が改善するまで食事を抜いて運動をすればよいのです。人間の体は人類のその長い歴史から飢餓対応型に作られていますので、体にあった生活をすれば本来の健康を取り戻すことができます。理由がわかってしまえば悩むこともなくなります。禅やマインドフルネスブームは結構なことですが、それ以前にやるべきことがあると思います。

最高のリモートワーク

今日は千葉の浜金谷駅近くのお宅に伺い、アウトドアでリモートワークをする実験に参加しました。電源とワイファイがあればどこでも仕事ができるのですが、屋外での仕事はまた格別です。敷地内に緑豊かな山と近くの鋸山の石を使ったピザ釜を持つ海に近いロケーションはちょっと日本離れしています。心地よい自然の風を受けながら、鶯の奏でる声とアイフォンのBGM、淹れたてのコーヒーとそろえば仕事がはかどらないわけがありません。面倒でなかなか着手ができなかった仕事のほとんどが短時間で終わりました。今度は新甲子温泉でも阿武隈源流のブナ林でこのリモートワークツアーを企画したいと思います。

聖地と俗世界をつなぐ

昨日、甲武信岳(標高2,475m)から下山したあと最後にアスファルトの道を3、4km歩いているときラブラドールが足を引きずっていました。見ると肉球が薄くなり血が流れています。現代人なら悲鳴をあげて動けなくなるところですが、ラブラドールは不平ひとつ言わずに平気な顔で人間についてきます。野生動物の生命力は凄いと思います。ジョンJ.レイティとリチャード・マニングが著書「GO WILD 野生の体を取り戻せ!」で主張した「野性的に暮らすすべての動物は人間よりはるかに賢い」という見解は正しいと思います。本来野生動物として設計されているはずの人間も、都市生活で飼い慣らされた結果文明病とよばれる病気や不幸がもたらされたのでしょう。

4、5年前までのぼくはBMIが28を超え、全く運動をしない典型的な生活習慣病患者でした。糖質制限を始めたことでぼくの人生は大きく変わり始めました。体重は数か月で20kg落ち節々の痛みも消え50歳を過ぎて体からあらゆる不調が消え突然運動を始めました。糖質制限は体をスリムにしただけではなく、物欲など地位財への執着が減る心のダイエットもしてくれたのです。必要以上を求めないミニマリズムには昔からどこか魅かれていたのですが、新甲子温泉に来てからは、大自然の中に身を置くことで出逢うことができる、ありのままの自分の身一つで生きていくことこそが理想だとうようになりました。温泉街の最も奥に位置するこの宿は、いわば山という聖地と俗世界をつなぐ結節点にあります。この宿を通じて素の自分に戻れる山や森の魅力を伝えていきたいと思います。阿武隈源流は初夏の風情です。

移動時間とコストを減らす方法

今日は日本100名山の甲武信岳(標高2,475m)に登り雁坂峠から下る約23kmを回りました。普段愛用している西郷村4peaksと同じ距離ですが、初めてのルートは長く感じます。標高の割には、ホームグラウンドの裏那須や会津の山ほどの高山気分は味わえないものの、雲取山からから野辺山に至る長大な縦走路は魅力的です。

東京にいるときはこうした週末のレジャーのあり方に何の疑問も感じなかったのですが、新甲子温泉に暮らし始めて、那須連山の登山口まで1分の生活をしてみると観光地までの移動時間とコストは大きな問題だと思うようになりました。たとえば週末に温泉に行くとして行きは旅行への期待もあってそれほど苦痛はないのでしょうけど、帰路日曜日の夕方東北自動車道が渋滞でもすれば旅行の余韻は吹き飛び「サザエさん症候群」に襲われることは必至です。いずれ自動運転の普及などでその負担が軽減されるにしても苦痛が消えるわけではありません。移動コストも東京一極集中の歪によって高止まりしたままです。

これを解決する方法は、職住近接や多拠点居住のライフスタイルだと思います。今週休3日の議論が進んでいますが、たとえば1カ月などまとまった期間を観光地や自然のもとで仕事をしながらゆったり暮らすライフスタイルが浸透することがこの問題の解決策になると考えています。

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