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二兎を追う者は一兎をも得ず?

ファミリーマートは先月、24時間営業のコインランドリー事業を売却しました。ファミマランドリーとして駐車場、イートインスペースとの集客効果を狙いましたが、設備投資がかさみ撤退するようです。過去には1階がコンビニ、2階がスポーツジムの一体型店舗Fit&GOも売却しており、ハイブリッド店舗の事業化は難しいようです。最近のハイブリッド店舗で目立つのはコインランドリーです。これまでにはカフェ、コワーキング、フィットネスとの併設店がありましたが、とうとうと言うべきか、昨年10月にはサウナ&コインランドリーのネバーエンディングが大阪で開業しました。昔から銭湯にはコインランドリーが併設されていましたので驚くべきではありませんが、本格的なサウナの併設は、サウナブームの浸透を象徴するのかもしれません。衰えを見せないサウナブームですが、淘汰はこれからが本番なのでしょう。

サウナで逆流性食道炎が治る?

那覇に来てから10日ほどサウナに入っていると、体に変化が見られます。トイレに行く回数が半減するだけではなく、汗をかくことで皮膚表層の浄化と代謝が促され、血流改善により肌の色艶が良くなるのは短期的かつ明らかな変化です。一方で何となく感じる変化もあります。長年の持病である逆流性食道炎が改善する気になるのは、水分量が多いと胃酸が薄まり消化機能が低下するために、胃酸分泌が活発化するからかもしれません。逆流性食道炎は水分を多く摂る人に起こるとされますが、水圧を受けないサウナは、1回の入浴によって約500ccの発汗があると言われます。余分な水分を体外に出すことで滞留水分による低体温、老廃物の不完全燃焼、むくみなども防ぐことができます。水分を摂ることは健康につながると言われますが、デトックスに限らず、運動や入浴で体を温め、余分な水分を体外に出すことも同様に重要だと思います。

選択こそが適応力を決める

花粉の季節は例年那覇に滞在しますが、今の宿は最も安く部屋の面積は最小です。アウトバス・トイレで眺望もなく、隣のコンパートメントとの間には壁すらありません。しかし、昨今の飛行機のファーストクラスよりは広く、住めば都で案外居心地も悪くありません。日中は外出をしますし、サウナに入っている時間が長く、1階には電源のついたカフェもあります。人間には都合よく周辺環境を解釈する能力があり、どこにいても快適さを見出すことができます。要は十分と思うか、不足と思うかの反応選択こそが、人の環境適応力を高めると思います。人々が消費に際限なくお金を使うのは、お金を払っても良いと感じる価値が、情緒や感情に由来するからでしょう。一人旅の良さは、せっかくの旅だからとか、めったに来ないから、と妙な言い訳で追加的な支出を納得させる必要がないことかもしれません。

クルーズ観光の可能性

昨日は那覇に寄港するクルーズ船としては最大級のMSC BELLISSIMA、171,598トンが上海から入港しました。全長315.8m、2,217室に5,686名を収容する動く街は、泊8号バースに納まらないほどの威容ですが、世界のクルーズ船は今や25万トンの時代に入ります。あたりは中国語で騒然とし、豪華客船の旅はアフォーダブル・ラグジュアリーから、大衆観光へと姿を変えました。どこにこれほどの台数があったのか、と思わせるほどの観光バスが周辺の道路を埋め尽くします。船から降りるだけでも相当の時間を待たされるはずで、優雅な船旅とは程遠いオーバーツーリズムの象徴と言えそうです。この巨艦が、外洋でどのような挙動を見せるのか体感したい気はしますが、それ以上の関心は持てません。しかし、南北2,800km、東西2,400kmで気候が異なる細長い島国の日本はクルーズ観光に適しており、宿泊インフラの開発なしに、観光を成立させるクルーズ船には可能性も感じます。

化粧品というペテン

那覇での宿泊先にはサウナがついているので、日に3度ほどサウナに入ります。チラーなしの水風呂はむしろ副交感神経が高まりますが、アーケード街を見下ろす外気浴スペースには気持ちの良い風が通り抜け、サウナの機能を十分にはたします。サウナの最も分かりやすい効果は、末梢血管の血流量が増えて、肌に色艶が戻ることです。化粧品は皮脂の出口を化学物質で塞ぎますが、サウナによる大量の汗は新しい皮脂を入れ換えてくれるので、肌は潤いシミなども消えます。人体は中から美しくすべきだと思いますが、多くの女性は外から化粧品でごまかそうとします。定期的なサウナ浴によって発汗機能が高まると、皮膚の保護膜が強化されて表層の保湿力を高める効果が認められています。現在のサウナブームを支えるのは若い女性ですが、化粧品という塗ってははがす長年のペテンに、気づき始めたのかもしれません。

必然なき消費というゲーム

船旅というのは優雅であると同時に退屈な気もします。海を眺めて悦に入るのは最初だけで、長距離航路ともなれば苦痛になりそうです。船体を巨大化することで人々の気を紛らわせ、閉鎖空間ながら興味を引き続けようと腐心するのは、その本質が退屈だからかもしれません。収益性の観点から船が大型化するのは必然に思えますが、他方でプライベートジェットのようなスーパーヨットは富の象徴です。昨夜那覇クルーズターミナルを出港したLE JACQUES CARTIERは、9,988トンと比較的小型の豪華客船でスーパーヨットをイメージさせます。船尾デッキから海に入りマリンスポーツを楽しむことができ、クルーズ船初の海中を眺める水中ラウンジが設置されます。乗客184名、乗組員110名の優雅なフランスのクルーズ船は、次の消費を求める人々に支持されそうです。しかし、どこまで行っても自身の本音から目を背けた、必然なき消費というゲームのようにも見えます。

豪華客船は鶏舎?

10年前に開業した那覇クルーズターミナルに連日豪華客船が入港します。中心街の年配欧米人比率が上がると、クルーズ船が来たことが分かります。木曜日に入港したRIVIERAは66,172トンで、昔で言えば戦艦大和の基準排水量より2,000トン重く、全長は20m短い239.3mあります。戦艦大和の乗員が3,323名に対して乗客1,250名、乗組員800名が乗れます。25万トンの客船が就航する時代にあっては決して大型船ではありませんが、16階建の巨体は街の遠くからでも見ることができます。伝統的な贅沢の典型だった客船クルーズは、一般消費者に手の届くアフォーダブル・ラグジュアリーになりました。価格を下げるために年々船体は巨大になり、定員数を毎年7%ずつ増やしてきました。夜は大海原で眠り、部屋から出ることなく、苦痛な移動をエクスペリエンス・バリューに変えるクルーズが人気なのは分かりますが、運動もさせずに食べさせ続ける鶏舎のように見えなくもありません。

賢い消費者

命を削って食べるぐらいなら食事を抜いた方がマシ、とうそぶきながら、沖縄のローカルスーパーであるジミーのブッフェに行きました。栄養バランスの崩れを正すため、などと理由をつけて正当化したところで、人間の愚かな欲望を抑えることは困難です。外食店を選ぶ基準は、「命を削ってでも食べる価値があるか」ですが、夜でも1,800円のホテルクオリティのブッフェは、那覇での食事には外せません。客が皿を戻すようになり、料理やデザート内容にも若干のコスト削減が感じられますが、依然バリューであることには変わりません。いかにも近所から来たと思しき年配の一人客が目立ち、意思の弱い自分としては、このような魅力的な店が近所にないことに感謝すべきでしょう。惣菜売り場を覗いてからレストランに入ると、今取った料理の値段をついつい計算して食べ過ぎて後悔します。食べずに後悔するのとでは、後者の方が賢い消費者と言えそうです。

ローカルスーパーが持つ温かみ

那覇に来るとローカルスーパーを覗くのが好きですが、年々中心街からその数が減っています。国際通りの奥にあったサンエーが2年ほど前に閉店し、今年の1月末にはローカルスーパー然とした風情の、ユニオン前島店が閉店しました。元々別の事業者が運営していた店舗ですが、当初はなぜこんな中途半端な立地なのか不思議でした。那覇港泊ふ頭に近いことから、離島便のための船積みをしていたと言います。中心部から地場のスーパーが駆逐される一方、存在感を示すのがマックスバリューです。イオンとセブンアイのメガスーパーが牛耳るようになれば、ローカルスーパーが持つ懐かしさも温かみも失われる気がします。イオンの無人レジは完成度が低いと思いますし、昨日も前の客のアプリ操作がうまくいかず自動精算機がしばらく空きませんでした。スマートフォンを使うレジゴーサービスも、年配客を切り捨てる傲慢さを感じます。

抜いた方がマシ

一日一食なので悩む回数は減ったのですが、旅先での食事には困ります。一見魅力的な食べ物ほど体に悪く、一方で先日の栄養指導を受けてから、糖質制限を再開したので定食屋さんも避けたいところです。自炊がベストですが、調理道具や調味料の問題があります。いかにも生業的な店で売られる惣菜は、一品が100円からと値段も良心的なうえに日替わりで品数も多く、健康リスクが低そうです。滞在している宿は、那覇のアーケード街で一番よく使う大平通り商店街の真横にあり、昭和の趣を今に残すディープな店で買います。パパイアのサラダ、ニンジンシリシリ、ゴーヤチャンプル、うむくじ天ぷら、金武町の田芋を使った郷土料理のスィーツなどで一食が500円ほどで済んでしまいます。アンチエイジング界のカリスマ、南雲吉則医師の栄養指導を受けてから、命を削って食べるぐらいなら抜いた方がマシと思うようになりました。

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