栄養バランスの崩れを改善するために、オメガ6系のオリーブオイルの使用を控え、セイロを使った蒸し野菜を食べる頻度が増えました。ご飯の量を半減したことで日中の睡魔と戦う必要もなくなり、毎日ご機嫌とまでは行かなくても体調は目に見えて改善し、そのことが精神状態に影響を及ぼしていることは明らかです。鍋料理は自炊をしない理由がないほど簡単に作ることができる栄養食ですが、蒸し料理はさらにシンプルで、もはや調理とは言えないレベルです。蒸しただけの野菜は食材本来の味をしっかり味わうのに最適で、調味料さえ不要です。彩りを考えれば立派な一品料理になり、ご飯やみそ汁があればもはやご馳走というレベルです。食材を洗って乗せるだけの蒸し料理の飲食店が少ないことは不思議ですが、もしかしたら自炊の簡単さに人々が気づくことを恐れているのかもしれません。
サウナトライアスロン
月曜日に泊まった池袋のサウナかるまるは、泊っているときの印象は微妙でしたが、夜中の2時過ぎに目覚めて、人の気配のないサウナに入ったことで気が変わりました。初日に良い印象がないのは、あまりに人が多かったからで、施設の水準に問題はありません。普段は睡眠を重視しますが、サウナを見に行くときは健康効果無視で、サウナトライアスロンのように様々な入り方を試します。あらゆるサウナランキングの上位常連施設だけに、朝7時からのアウフグースでも滝のような汗をかきます。その後は屋上で天然のレインシャワーを浴びる外気浴が心地よく、後半は好印象でした。至る所にダイソンのドライヤーが置かれ、充実したアメニティや豊富なタオル類にも抜かりはありません。6,000円払いきりで、これ以上の体験を得られるレジャーはなく、混むこととトトノイには不適な温度の水風呂さえ許容できるならおすすめできます。
理想のサウナ
2019年に開業した関東最大級のサウナ施設で、池袋にあるかるまるに泊まりました。施設の水準は高く、23時間滞在で6,000円を切る宿泊料金も妥当ですが、また行くかと言われると微妙です。随所にこだわりを感じ不満がない反面、サウナの成功要因であるトトノイから見ると疑問もあります。セルフロウリュができる100度のケロサウナは十分に汗をかけるのですが、問題は2ヵ所の水風呂の水温が、なぜか6度と25度の両極端で、16度でしっかり冷やすのがベストだと思っているので理解に苦しみます。18時以降に一般開放される薪サウナは14度の水風呂と外気浴スペースが目の前にありトトノウのですが、難点は混むことです。混む心配のない都心の貸切サウナは年々豪華になりますが、都市立地の施設では開放的な外気浴を望めないのが泣き所です。理想のサウナは、薪ストーブと16度以下の水風呂、自然を感じる外気浴スペースがある施設に真冬に行くことです。
睡眠障害は美徳?
昨日は笛吹市の蜂城山(738m)・神領山(866m)、大久保山(664m)に行きました。2時間ほどで周遊できる累積標高613mの里山なら、9時過ぎには自宅に戻り、長い一日を始めることができます。桃の花が咲き誇る桃源郷の先に連なる、雪をかぶった南アルプスを眺めながらのトレッキングやトレイルランニングは、気分を上げてくれる朝活として理想的です。一日の早い時間帯に集中できる時間を持つことは、生産性を高めてくれます。朝日を浴びながらのウォーキングやランニングなどのリズミカルな運動によって体内時計が調整され、同時にセロトニンが分泌されることで気分が良くなり、気持ちが前向きになります。中途覚醒による短眠は深刻な健康障害ですが、貴重な自由時間を生み出し、生活リズムと体調を整える朝活に生かすなら、デメリットを埋め合わせて余りある美徳かもしれません。
不健康なイメージを売る
Netflixのディレクターらが創業したリキッド・デスには考えさせられます。健康とは真逆のヘヴィメタ系エナジードリンクに似せたパッケージで、ただの水を売るという差別化は圧倒的です。音楽フェスで皆がエナジードリンクを飲むのを見て、本当は健康的な水を飲みたい人への免罪符として、不健康なイメージを売るというきわどいコンセプトは模倣が困難です。D2Cの飲料スタートアップの、TikTok 500万、インスタ300万フォロワーはエビアンやペリエを超えます。自身をコメディ・エンターテイメントプラットフォームと呼ぶ戦略は過激で、最悪の味だとヘイトコメントをした人をブラインドテストに呼び、リキッド・デスを当てれば1,000ドルの賞金、はずせばスタンガンを当てます。アルミ缶よりリサイクル率の低い、ペットボトルを殺せと叫ぶアウトサイダーブランドによるカルトコミュニティから目が離せません。
細胞が感じる美味しさ
10年近く肥満とは無縁でしたが、最近ズボンが苦しくなり始めました。原因は、まとまった本数をオーブンで焼く焼き芋の過剰摂取です。糖度の高い品種の普及もありますが、調理の手間がない焼き芋に最上の美味しさを感じるのは皮肉なものです。料理は食材が全てと言われますが、蒸しただけの野菜が美味しいように、調理は最小限にするほど素材の良さが引き立つのかもしれません。美味しさには脳が感じる美味しさと全身の細胞が感じる美味しさがあり、高級な飲食店のように頭で解釈した上で食べるもの、急激に血糖値を上げる糖質が入ったもの、人間が好むように調合された添加物が入ったものなどは、脳が感じる美味しさです。もう一方の細胞が感じる美味しさとは、体の維持に不可欠な栄養素が含まれる食べ物で、焼き芋なら6番目の必須栄養素とされる食物繊維が豊富に含まれます。人は、食べる快楽をあまりに複雑にし過ぎた気がします。
明確な期限がない仕事
サラリーマン時代は毎日カフェに行きましたが、自営業になってから行く機会は、たまの打ち合わせに使う程度です。昨日は久しぶりに下北沢のスターバックスに行きましたが、溜めていた仕事を一気に処理できます。期限が迫る仕事ならどこにいてもできますが、明確な期限がない仕事を片付けるにはカフェが最適だと思います。家にいるとダラダラモードでなかなか仕事に着手できませんが、程よい雑音と一定の高揚感をもたらすカフェは集中できて、仕事を始めるのに最適です。スターバックスのコーヒーが美味しいと思ったことはありませんが、380円は2時間のレンタルオフィス代としては格安です。電源席がないのは難点ですが、井の頭線と行きかう人を間近に見られる駅構内の立地も適度な刺激になります。昨今のオフィスはカフェのようなインテリアも増えましたが、それでも最も高揚感が起きない場所がオフィスのような気がします。
電動歯ブラシはウォシュレット
電動歯ブラシの普及率は欧米では70%に届く国もありますが日本は22%とされ、主要国のグローバル平均42%よりも低い数字です。だいぶ昔に水を強力に吹き付けるタイプを使ったことがありますが、そのうちに使わなくなりました。昨今では、低価格のエントリーモデルが出され、使ってみるとこれで十分です。使用時間は2分が推奨されますが、洗浄力が高く、むしろエナメル質が削られないか心配なほどです。電動歯ブラシのメリットは、手磨きよりも効率的に歯垢を除去できることで、とくに手磨きが苦手とする奥歯の掃除に優れています。手磨きを続ける人は今でも不便を感じないからですが、ウォシュレットと同じで一度使えば後戻りできなくなります。歯磨きという無意識に行う日々のルーチンが短縮され、口のなかがすっきりし、何より全身の疾患につながる歯周病を予防できるとなれば使わない選択肢はなくなると思います。
健康産業の不健全さ
5人が死亡した紅麴問題は、BBCが世界に発信するなど大きな広がりを見せています。トクホと呼ばれる特定保健用食品は、一定の効能を持つ食品機能を保証する制度として1991年に始まりました。今回問題になる機能性表示食品は2015年4月から始まった制度で、健康食品やサプリ市場を創出する国家戦略の一環でもあり、インバウンドが来日する目的の一つとも言われます。審査が厳しく、認可取得に関する費用と時間が問題視されてきただけに、国を巻き込んだ賠償に発展する可能性もあります。2月から腎臓障害の噂が出ていたものの、製造が昨年末に閉鎖された工場であることも原因究明を遅らせそうです。背景には健康不安をあおり、サプリ中毒者を生み出した健康産業の不健全さがあると思います。身体の不調は全身性の問題であるにもかかわらず、生活習慣を改めず、気楽にサプリを摂取する健康リテラシの低さに原因があるのかもしれません。
働く意欲の源泉
出会いの季節である4月が始まり、朝の新宿駅では新入社員を見かけます。しかしその数はコロナ前から比べ半減した印象で、新年度に入ったという実感は希薄です。スーツ姿が板につかない新入社員の姿を見ていると、ついつい人生の先輩という目で見てしまいますが、すべてをリセットして始めるのが第二の人生であり、多少の社会経験は積んでいても、自身が新入社員の気持ちに戻ることが必要だと思います。ここから先の人生が、平穏だけど退屈な余生になるか、活力にあふれるものになるかの違いは、明確な目標の有無にある気がします。社会人になりたての頃は欲しい車、行きたい海外、家庭を作るといった目標があり、それが働く意欲の源泉になってきました。自分自身に今必要なのは、本音で楽しいと思える仕事とその先にある目標のはずです。