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軽自動車で幸せになれる?

2023年1~4月に国内で販売された新車のうち、軽自動車の割合が37%に達したと報じられます。N-BOXなどが人気のホンダでは57%が、日産でも41%が軽自動車で、N-VANなど商用車枠の軽自動車も存在感を増します。2022年のメーカー別国内販売ランキング1位はトヨタですが、2位は軽に強いスズキとなり、かつてTN戦争と呼ばれた日産は不動だった2位から5位に転落しました。旅館にあった軽トラックで、名古屋に日帰りをした時も過不足なく、たいした疲労もありませんでした。幕の内弁当的に小さいところに詰め込むのが得意な日本人は、軽自動車という制約の中でストイックに熟成させ、昨今の車は十分に広く快適です。倍の排気量を持つディーゼルターボのフィアットが追い付けない加速力の軽自動車も多く、実用的にも問題がありません。これで十分と思えるなら変な執着も起こらず、気分が軽くなり幸せになれるのでしょう。

神は細部に宿る

昨日はSAUN9NE(サウナイン) 東京北参道を見せてもらいました。サウナ施設が乱立するなかにあっても、大人っぽいセンスの良い空間はまだまだ足りないと思います。築50年の5階建てS造の2階部分50㎡を使うリノベーション物件は、アパレル企業の事務所兼倉庫だったビルをサウナにコンバージョンする離れ業です。概して日本のホテルは照明に無頓着で高級ホテルでも明る過ぎますが、自作を含む10wの白熱球の照明が秀逸で妖艶な風情が漂います。自家製のテーブルをリビングに使いながら、どこかパリのブティックホテルを想起させる空間は、デザイン性もさることながら落ち着いた居心地の良さです。ベッドスペース全体の床を上げることで、室内を見渡せる巧みな設計により開放感を感じます。障子を使ったサウナ室は明るく、チラーで5℃に設定された水風呂や夕刻が美しい外気浴スペースにも抜かりがありません。やはり、神は細部に宿るのでしょう。

過剰な欲求

月曜日は打ち合わせで白河のサウナ予定地に行きました。福島へはいつも新国道4号線を使いますが、高速道路より余計に費やす時間は往復で2時間ほどのため、1万円のエクストラコストを払うことは割に合いません。燃費の良いフィアットなら往復にかかる費用は2,300円だけです。日帰りで行くことが大半ですが、以前は遠く感じた福島も、通い慣れると、途中で休憩する必要も感じなくなります。以前は疲れにくい車があると信じていましたがそれは幻想で、大きくて高級な車を売るためのプロモーションです。車が問題なのではなくすべては自分の問題なのに、人はイメージでモノを買いたがります。美しくなるための化粧品が実際には肌を傷つけるように、世間には効果のない商品があふれます。お腹が空いていれば何でも美味しいので、ことさらにグルメを追い求める必要もなくなりますが、われわれは常に過剰な欲求を喚起されている気がします。

嗜好品は自らを縛る

紅茶とコーヒーを1週間ほど止めると、効果は初日から現れ、深く眠れて寝覚めが爽やかです。以前はコーヒーをあれほど飲みたかったのに、カフェインを抜くと、不思議と刺激物を摂りたく無くなります。嗜好品は自らを縛るもので、無くても困らず、止めれば健康になります。日本人が大量消費する薬にしても、ほとんどがプラシーボ効果か、むしろ副作用で効果が相殺されると思います。料理も食べれば食べるほど食欲が起こり、食べなければ本来の食欲が戻り少食で満足できます。幸せになると信じていた消費を増やすほど感度が鈍り、大量に消費する必要を生じ、お金と健康を加速度的に奪います。嗜好品の多くは祭祀や治療から始まったもので、われわれが非日常を求めた時から、過ちが始まったのかもしれません。人間本来の生活に戻すだけで身体は感度と健康を取り戻すのでしょう。

最善観が人を健康にする

週末に開かれた同窓会は学年合同で120名ほどが集まりました。同じ年に生まれた若い頃を知る者同士が一堂に会すると、にわかにコホート研究の様相を呈します。サンプルサイズの小ささゆえにあてにはなりませんが、学生時代の体型を維持し、当時と容貌もさほど変わらず、表情が生き生きしている人に共通することは何かを自分なりに考えると、共通するのはマイペースな性格です。空気を読まず、忖度せず、周りに気を使わない鈍感力と言えるかもしれません。90歳を超えても高齢者らしいところがなく、自立している妻の父を見ているのでバイアスはかかっていますが、その仮説は正しそうです。米国の大学が卒業生400人を25年追跡した研究でも、ビジネスで成功した人の共通点は起こったことを自分に都合よく解釈できる能力でした。鈍感力と言うと抵抗がありますが、96歳で没した明治生まれの哲学者、森信三氏の訓えである最善観が人を健康にするのでしょう。

身体は悪くて当たり前?

週末に参加した同窓会の話題は健康問題に及びます。この年齢になると身体は悪くて当たり前、という声も聞かれますが、その思い込みは産業にとって好都合です。歳を重ねるごとに身体は徐々に衰え悪くなり、決して若い頃には戻らないという不可逆性信仰は一面において真実ですが、多くはプロパガンダだと思います。人体は世間で思われているほど加速度的に衰えることはなく、機能を取り戻せる点において若返りが存在することは事実です。自分の体で起きたことを見ても、視力が回復し免許の条件から眼鏡使用が消え、深刻だった腰痛は治り、八ヶ岳に登る時に計測するコースタイムは、もう何年も遅くならないどころかむしろ早くなっています。老化を加速する要因となる不健康な生活スタイルを改め、筋肉も脳も死ぬまで発達することを前提に活動的に暮らすなら、人生の後半は輝かしいものになるはずです。

専門職ではなく分業

昨日は中学校の同窓会に行きました。数十年ぶりの再会でも、握手を交わし背中を叩き合うと、長い月日が一瞬で解凍され、昨日の延長のように会話が弾むことが同窓会の醍醐味でしょう。連絡をしてほしくない人もいるでしょうから出席者は偏ったグループですが、それでも様々な生きざまを垣間見ることができます。この年代ともなると、お腹に脂肪を蓄え、どこかやつれた感じになるのは致し方ありませんが、見た目が昔と変わらない人は現役のペースで仕事をしている印象があります。人はなるべく働く必要性から逃れようとしますが、働くこと自体が生命力を生み出す効用を、FIREを目指す人々は見落としていると思います。貨幣の歴史とともに人の仕事は専門職を極める流れが生まれました。本来は誰かのために価値を生み出し対価をもらうはずの専門職が、いつしか高度な分業に変わり、われわれは仕事に意義を見出せなくなったのかもしれません。

旅は一部の人のもの?

ヒマラヤから戻った妻は咳が止まらず、高山による酸素不足、冷気による気道や気管支へのダメージが原因のようです。体力消耗を伴う高所トレッキングは健康リスクを伴う旅で、同行者2名のうち一人はヘリコプターでカトマンズの病院に運ばれています。エクストリーム系の旅は達成感とともに、日常生活では味わえない経験ができますが、体調を崩す可能性の高い海外旅行に加え、身体を長時間酷使すればそのリスクは飛躍的に高まります。ポストコロナの旅行市場でマイクロツーリズムが注目されるのは、遠距離移動によるリスクを避けるメリットがあるからでしょう。一方で旅がコモディティ化すると、人々はより過激な旅を求め、厳しい環境下で自己の限界を超える身体性の拡張は魅力的な選択肢になります。旅はグランドツアーの時代からマスツーリズムの時代を経て、再び一部の人のものに戻ろうとしているようにも見えます。

それでもサウナに行く理由

白河に開発予定のサウナで使うコールマンのインフィニティチェアを試しに買いました。トトノイ椅子とも呼ばれる外気浴には必須のアイテムを自宅のドライエリアに置くと、即席サウナが完成します。といっても普通の浴室ですが、浴槽からシャワーまでと、ドライエリアの外気浴スペースまではそれぞれ一歩ですから、日中30度を超える今時分の水シャワーの水温でも外気浴の気持ち良さは格別です。夜風に吹かれてYouTubeのヒーリング音楽を聴いていると現実感が消えて行き、ここがどこなのか分からなくなります。どの家庭でもできる温冷浴で、実は簡単にトトノウことができることは、事業者にとって知られたくない不都合な真実です。今の季節でさえこれほど気持ちが良いので、水温が一桁になる真冬の東京ならその辺のサウナと効果は同等だと思います。それでもサウナに行く理由を考える日々が続きます。

節約こそが健康の秘訣

毎朝飲んでいたコーヒーと日中飲んでいた紅茶を止めるだけで眠りが改善されました。睡眠深度が深くなったようで寝起きの爽快感が違い、日中のブレインフォグが改善されて集中力が高まりました。カフェイン、アルコール、ニコチンなどの嗜好品は脳を覚醒させてレム睡眠が長くなり、眠りが浅くなります。若返りを促進すると言われる成長ホルモンは睡眠が深いときに分泌され、眠りが浅いと体の回復が妨げられます。成長ホルモンは効率よく傷ついたところを修復するだけではなく、タンパク同化作用で内蔵脂肪を燃焼させて筋肉を維持し、機能低下した脳のリペアを行い、海馬が活性化することでいやな記憶を消して美化してくれます。さらにメラニンが吸収されて肌が白くなり睡眠は最高の美容液とも言われます。睡眠は最もお金のかからないリカバリー法ですが、惰性で摂っていた嗜好品を減らす節約こそが健康の秘訣なのでしょう。

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