
週末は家族と伊豆に行きました。娘は高校以来海外にいることが多く、日本にいてもバイトか友人と出かけ、家族と旅行に行くことはまれです。運転席以外は30分以上座れないと酷評されるN-VANですが、3人で伊豆半島の先端まで走ってもパッセンジャーから目立ったクレームはありません。自分では運転席以外に座ることがないので正当な評価はできませんが、最小排気量の商用車でも過不足がなく、むしろ細い路地に迷い込んでその小ささに助けられたことは何度もあります。NVHが抑え込まれた乗り味は商用車然とした安っぽさがなく、オーディオを含む機能にも不満はなく、この車が100万円台半ばで買える日本のものづくりには驚きを禁じえません。結局N-VANは水道水のようなもので、高価な浄水器を付ける人からすれば水道水を飲むなど狂気の沙汰に見えて、これだけクオリティの高い水道水が飲める国は、世界的に極めて希少なのと同じだと思います。
読書習慣を変えるAI

最近読書量が減ったのはYouTubeに費やす時間が侵食を始めたからです。YouTubeの人気コンテンツの一つに本の要約があります。書籍を要約して有料で配信するサービスもありましたが、個人的にはこれらのサービスに利用価値を感じません。とくにYouTubeの本の要約は、再生時間を稼ぐためかムダに長い反面、凡庸な内容で頭に入りません。これらのコンテンツが本の価値を奪うことはないと思いますが、AIに本を要約させると、オーダーメイドで自分の関心や疑問点をピンポイントで解説してくれて、もはや本を読む必要はなくなるかもしれないと思わせます。良書なのですがやや難解で挫折した管理会計の本をAIにかけると、的確に分かりやすく解説してくれます。著者と対話をしながら読み進める楽しみとしての読書は残るでしょうが、仕事に使うために答えだけが欲しい書籍は、AIとの対話が代替してしまう気がします。
脳の運動不足

現代のホワイトカラーにとって、ChatGPTを使わないことは大きなハンディになります。毎日ChatGPTを使いますが、無料版のためにすぐに利用制限に達します。有料版のChatGPT Plusへの登録も考えますが、無料版を使い続ける理由は22ドルが惜しいだけではありません。高度なAIが毎月22ドルで使えることは驚異であり、投資価値は十分にあります。それでも無料版を使うのは脳を守るためです。Plusでも利用制限はかかりますが、AIに依存し頭を使わなくなるのは確実です。毎朝400字未満の文書を書く習慣も、脳の機能維持が目的です。3時間の時間制限は脳を守るデジタルデトックスになり、直前の回答を引用して簡潔に質問するなど、効果的なプロンプトを考えることも脳トレになります。狩りに行かなくなった現代人が健康維持のためにトレッドミルの上を走るように、強制的に頭を使う時間を持つことは、脳の運動不足を防ぐために必要でしょう。
不都合な真実

アンデシュ・ハンセンの「運動脳」を読みました。本書が、人口1,000万のスウェーデンで70万部近いベストセラーとなったことは、運動が脳を育むことが常識になった証左と言えそうです。この分野の古典と言える名著「脳を鍛えるには運動しかない!」(ジョン・レイティ著)ほどの具体的な検証データは示されていませんが、脳細胞を増やす最高のエクササイズが体を動かすことに疑いの余地はありません。人類の長い歴史の大半は、体を動かさなければ食料を手に入れることも生き延びることもできなかったために、われわれは安楽な生活と昔ながらの肉体の乖離に苦しめられます。抗うつ剤より運動の方がはるかに有効なことは、四半世紀前なら非常識でした。こうした事実が陰謀論扱いされてきたのは、不都合な真実が広がることで不利益を被る勢力があるからですが、それは今も未来も続くのでしょう。
安住は人類の退化

先週末丹沢に行ったときは山が雪を被り冬の装いでしたが、今週は一転して初夏の陽気です。花粉症の季節をスキップできるなら個人的には歓迎ですが、熱帯地域の暑さと雪国並みの寒さの二極化は、四季を慈しむことで情緒を形成してきた日本人にとっては問題です。今の日本で四季を感じる方法は、移動することだけかもしれません。植物に脳が無いように、脳は生物が移動するために発達してきました。600万年前に人類が猿から分離したとされる頃から、人類の脳容量が3倍に拡大してきたことは、移動と無関係ではないでしょう。人類が農耕・定住生活を始めたのは人類史全体からみればわずかな期間ですが、近年、脳が縮小していることはその裏付けのような気がします。人は安住する穏やかな暮らしを望みますが、食べ物を求めて歩き続けてきた人類を、退化させることなのかもしれません。
交流の場としての石風呂

英国サウナ協会によると、英国では公共サウナ施設の数が2023年から2024年にかけて3倍に急増していると言います。その背景にはパンデミック後のウェルネスブームや、メンタルヘルス問題の深刻化があるようです。他方で日本との違いは、ポップアップ型の公共サウナが増え、イギリス伝統のパブ文化と融合し「酒を飲まない健康的な社交場」として注目されていることです。中世から続く共同体の場として、パブと教会が人々の交流の中心になって来たのに対して、日本では学校や企業組織がその役割を担ったと思います。日本では都心の高級貸切サウナが作られたのに対して、英国では空き地や空き家や馬小屋を使った、非営利企業による交流の場として作られたことです。歴史的には神社や寺が共同体の交流の場だったのでしょうが、地域の人々が集まる石風呂を見ていると、日本でもその可能性を感じます。
最高のモルモット

Netflixの「DON’T DIE:”永遠に生きる”を極めし男」を見ました。決済代行システムを1,000億円以上でPayPalに売却し、アンチエイジングに数百万ドルを投じたブライアン・ジョンソンの日常に迫るドキュメンタリーです。早死にへの道を歩むかつての乱れた生活は一変し、計画開始時に1.03だった老化速度は0.64になり、人が12カ月歳を取るところが7.7カ月の計算で、2年間に5.1歳若返ったと言います。体をベストな状態に保つために毎日100以上の日課をこなし、130錠のサプリメントを飲む生活は、専属の長寿コンサルタントにとっては、最も金のかかる最高のモルモットです。既知のあらゆる限界を超えて寿命を延ばすために、自らの肉体と財産を賭ける姿は、死なないというカルト宗教に見えます。データに支配されたその肉体が健康に見えないのは、人体が科学の及ばない野生の産物だからかもしれません。
サウナで花粉症が治る?


例年この時期は花粉症がひどく避粉地で転地療養をしますが、今年は気温が低かったためか未だに症状が軽く、南国に行く必要を感じません。初夏の陽気だった昨日は、見頃を迎えたミツマタ桃源郷のある厚木市の荻野高取山(522 m)に登りましたが、この季節に山に行き花粉症の症状があまり出ないのは異例なことです。鼻うがいはしていますが、花粉症の症状がここまで軽微な年はなく、治ったと思いたいところです。この一年間で変わったことと言えば、サウナに入る回数が増えたことと、ストレッチに通ったことで、両者に共通するのは血流が良くなることです。血行障害が改善すると花粉症が治ると主張する識者もいて、その可能性もあります。サウナが幅広い生活習慣病に効果があることは知られますが、花粉症が治るなら、昨年沖縄で2週間サウナに入り続けて顔のシミが消えて以来の快挙です。
民間感覚

国民民主党が高速道路の料金を一律500円にする案を参院予算委員会で提案しました。悪夢の民主党時代で唯一の良かったのは高速無料化をマニフェストに掲げ、1,000円高速時代を開いたことです。「休日1,000円」実施後5か月間における日帰り旅行の回数は、前年同期と比べて1.3倍、宿泊旅行は1.2倍に増え、間接効果を含めた経済効果は年間8,000億円と試算されています。長年増税が必要だと国民を信じ込ませてきましたが、足りなくなれば奪い、奪えば浪費する仕組みに国民は気づき始め、財務省解体や減税人気は上昇気運にあります。すぐに財源と言う議論が始まりますが、世間を見ればムダだらけで、道路では不要不急の草刈りが渋滞を引き起こし、ほとんどやっていない工事で車線がふさがれ、道路利権の一部は政治家や官僚に還元されているはずです。結局米国のように、足りなくなれば売上を上げ、コストを下げる民間感覚が必要なのでしょう。
世界は欺かれてきた?

今まで見た映画で最も衝撃を受けたのは「ピラミッド5000年の嘘」です。37年間に渡る調査と研究を、6年間を費やして検証し、4年間の撮影を行った科学ドキュメンタリーが描く仮説は、まさに荒唐無稽と言えるものですが、この映画に対する明確な反証はなされていません。現代の技術が作りえない巨大建造物が、ありえない精度で作られたことに驚きますが、それが世界規模で規則性を持つ構造物群だとすれば、人類の歴史や科学技術の常識を書き換える必要があります。昨年5月にはニューズウィーク誌などが、地下に大型遺跡が存在する可能性を伝えていましたが、3月15日にはイタリア・ピサ大学などの研究チームが、ピラミッドの内部構造やその地下の3D画像を再構築することに成功したと言います。垂直に並ぶ8つの中空の円筒構造は地中648メートルの深さまで伸びるという発表が事実なら、世界は何世紀にも渡り欺かれてきたことになります。