
先週末丹沢に行ったときは山が雪を被り冬の装いでしたが、今週は一転して初夏の陽気です。花粉症の季節をスキップできるなら個人的には歓迎ですが、熱帯地域の暑さと雪国並みの寒さの二極化は、四季を慈しむことで情緒を形成してきた日本人にとっては問題です。今の日本で四季を感じる方法は、移動することだけかもしれません。植物に脳が無いように、脳は生物が移動するために発達してきました。600万年前に人類が猿から分離したとされる頃から、人類の脳容量が3倍に拡大してきたことは、移動と無関係ではないでしょう。人類が農耕・定住生活を始めたのは人類史全体からみればわずかな期間ですが、近年、脳が縮小していることはその裏付けのような気がします。人は安住する穏やかな暮らしを望みますが、食べ物を求めて歩き続けてきた人類を、退化させることなのかもしれません。