

世界一危険とされるテンジンヒラリー空港からドルニエ228で、一直線に伸びる世界の屋根を見ながらカトマンズに戻り、タメル地区の宿に入ると、初日にこの宿に来た時の印象とは違い、ラグジュアリーホテルに思えます。山に行く人なら、不便で不衛生な生活に耐性がありますが、それが2週間も続くことは稀です。標高5,300m超のEBCでもシャワーを浴びることはできますが、風邪をひくリスクが高く、この2週間はシャワーを使っていません。カトマンズに戻り、最初にしたかったことはサウナに入ることです。アカを落としクンブ咳を改善するにはサウナが一番に思えます。どんなに高級なサウナでも、2週間の山行の後のタメル地区の雑居ビルのサウナの方が、はるかにありがたく感じます。旅の効用は自らの片寄った環境を客観視して、世界を知ることであり、物珍しさを集めることではない気がします。








