生理的快楽と自己実現は同じ?

数日前からモバイルWi-Fiが不調になり、以前ならストレスを感じたのですがデジタルデトックスはむしろ好都合です。四六時中つながるインターネットなど身の回りにはあれば便利という商品があふれ、便利であることは他方で無用なストレスを抱え込みます。科学技術の進歩は人間や自然をいつも置き去りにしてきたと思います。Tech企業は依存のメカニズムを使ってスマホの利用時間を伸ばそうとし、かつてテレビに費やされた無為な時間がインターネットやSNSに変わり、自分自身や自然と向き合う機会は増々希薄になっています。五感を研ぎ澄ますことなく生物的な単一欲求を満たすために生きる人生は虚しいと思います。快適か不快か、美味しいか不味いかなど、単一の感覚器に頼る生理的な快楽が厄介なのは、脳がより高次な快を感じるときに分泌される神経伝達物質と同じということです。つまり刹那的な快楽と人生における自己実現といったより高次の快には同じ脳内物質が関わっているために両者の見分けがつきにくくなります。そのため人は手っ取り早い快楽を追求することと人生の目的を混同してしまうのだと思います。

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