YouTubeの人気コンテンツだった楽天の三木谷氏について、光文社のFLASHが報じた暴力団組員との密接交際写真は衝撃的でした。4億4千万円という巨額損害賠償訴訟を、楽天が即座に起こしたことからも事の重大さが分かります。4期連続赤字が注目され、4月21日には楽天銀行がプライム市場に上場を控えるという間の悪さからも、政治的な背景を感じます。上場企業トップとは思えないあられもない姿で反社と写真に納まる不注意さや、ウクライナ女性とのパーティーを自ら暴露してしまう迂闊さは、総会屋に利益供与を行い、セクハラ、パワハラなどなかった昭和の企業のガバナンスを思わせます。楽天モバイル元部長らが24億円をだまし取ったとして、このタイミングで再逮捕されたことも悪印象を増幅させます。世界最安値のアマゾンプライムユーザーとしては、競合する楽天には頑張ってほしいものです。
自分に素直に生きる
近所に恵泉女学園中学・高等学校がありますが、恵泉女学園大の募集停止に衝撃が走りました。先進国で最も学歴偏重が残るとされる日本ですが、大きな組織には今も学閥があります。恵泉は名門女子大であり、卒業生の年収日本一に輝いたこともありますが、学歴と年収には相関がありそうです。学歴と社会階層もほぼ一致していて、国会議員の4割は東大、京大、早稲田、慶應の4大学が占めると言われます。健康に関しても、学歴の高さは寿命にプラスに働くとの説が主流です。一方で、幸福感と学歴の関係については諸説あります。教育程度が高い人ほど、学歴、職業、所得といった社会的ステイタスに執着する傾向が強いとされます。幸福感に与える影響が強いのは、健康、人間関係、自己決定とされ、所得や学歴は上位ではありません。重要なのは、他人の決めた価値観にとらわれず、自分に素直に生きることでしょう。
政治への幻想
近所に区議会議員選挙の掲示板が作られ、小さな子供がお母さんに「これビンゴ?」と聞いています。ビンゴなら9升で済みますが、人口94万人の世田谷区では、90人近い候補者を貼るスペースがあります。狭い集団内の選挙は一定の意味を持ちますが、見ず知らずの人を政党や顔写真のイメージだけで選ぶはめになります。投票には行きますが、選挙制度の非効率さは異常だと思います。失政が経済を崩壊させ、先進国から短時間で後進国に陥ったアルゼンチンのように、政治は国民の生命、財産に直結します。一方で政治家の仕事の多くは民間委託やAIに置き換え可能であり、クオリティーは向上し議会対策や選挙運動など無駄な業務コストが減ると思います。政治への幻想が既得権益を温存し、国の未来に明るさを見出せない理由に見えます。
自分の年齢は自分で決める
出合いと別れの季節は出発と終着の季節でもあります。最初に就職した会社に勤めていたなら先月末で定年を迎えていたはずです。定年など想像できませんでしたが、いざ自分がその年齢になると、ここからが出発だと都合良く考えるものです。鈍感なのか楽天的なのか、自分の年齢を悲観しないのは、若い時と比べて不便になったことがないからです。視力はむしろ良くなり、肥満やアレルギー疾患も解消しむしろ健康でQOLは改善しています。10年前の写真と比べると外見はそれなりに変わっているはずですが、所詮その程度の違いです。年齢を理由に参加を断られるツアーはありますが、団体旅行は嫌いですし、やりたいことはできる時にやっておいたほうが良い、という不吉なアドバイスをあせって実践しようとも思いません。人は社会が押し付ける年齢を安易に受け入れますが、自分の年齢は自分で決めるものでしょう。
最後までスキルを磨き続ける
新年度に入り街で新社会人の姿を見かけると、働くことの意味を考えます。パラレルワークが当たり前になり、サラリーマン生活は以前ほど堅苦しいものではなくなり、仕事を主体化するチャンスが増えると思います。7年ほど前にサラリーマン生活を止めてからは、別の視点で見られるようになり、仕事はお金では買えない体験ができ、スキルを磨く自己投資になり、ときには感謝され、自己実現の可能性を秘め、お金までもらえる最強のエンターテイメントと言えます。そう考える人が少数派なのは、お金を稼ぐことを義務と考えるからかもしれません。仕事が義務ではなく働く権利であるなら、誰もが仕事を人生と一体化し自由を謳歌する資格を持つはずです。定年にかかわらず生涯働き続け、人生の最後までスキルを磨き続ける意欲を継続するなら、人生の後半に今よりはるかに明るいイメージを持てるのでしょう。
自分を奪われるスマホ脳
「スマホ脳」がベストセラーになり、スマートフォンがドラッグであることが認知されるようになりました。スマホをメッセンジャーやLINEの着信通知機能ぐらいにしか使っていない自分でさえ、短期の記憶が低下している自覚があります。スマホのQRコード決済に慣れると、財布を持ち歩くことも、ICカードやクレジットカードを取り出すことさえ面倒になり、ましてや現金しか使えない店には行かなくなります。便利なサービスは、脳と行動、人間の能力を知らぬ間に支配すると思います。会話を減少させ、カーナビは脳の空間認識力を低下させ、ながら仕事は脳の効率と集中力を下げ、ブルーライトはメラトニンを抑制し、電磁波が人体を蝕み、ゲームなど非生産的な気晴らしに時間を使います。最も恐ろしいことは流される情報を受け身で消費する存在になり、皆と同じことが自分のしたいことだと錯覚させ、自分を奪われることだと思います。
居住移転の自由
那覇から戻り一週間が過ぎ、今のところ花粉症の症状は出ません。花粉症歴3、40年ですが、鼻づまりによる呼吸困難や思考停止も、くしゃみで肋骨が折れそうになることもなく、美しい芽吹きの季節を屋外で過ごせる素晴らしさを感じます。多拠点居住がヨーロッパのお金持ちに注目をされ始めたのは1960年代で、滞在日数が居住者になる前に出国して合法的に納税義務を回避するパーペチュアル・トラベラーはひとつのライフスタイルになっています。マイナンバーにより節税が困難になると、日本の居住者であることの弊害を避ける動きが増えるのかもしれません。租税回避が目的でなくても多拠点居住は様々な土地の刺激を受けるメリットがあり、人が移動をすれば消費が生じ地方の経済を潤します。日本においては、大日本帝国憲法以降「居住移転の自由」が認められますが、テレワークができる時代に土地に縛られて生きることはもったいない気がします。
自炊は健康の鍵
甘いもの好きの悩みは砂糖の過剰摂取です。人類史において食事を喜びに変えたのは穀物と砂糖であり、ヒット商品には、血液中に素早く吸収される精製された砂糖が欠かせません。砂糖は短時間で疲労を回復させる魔法の薬であり、同時に多くの現代病の原因です。腸内腐敗、骨の劣化、記憶の低下、酵素の阻害、肌の老化など、タバコに匹敵する害を体に及ぼします。血糖値を急上昇させる砂糖を脳は喜び、健康被害を自覚しても止められません。最近のデザートはもっぱら焼き芋や焼きバナナです。オーブンやトースターで焼くだけの手間いらずですが、焼くことで甘味が増し一級品の美味しさです。ケーキ類が食べたいときはYouTubeなどの簡単なレシピで作れば市販のデザートより数段安全で、よく作るティラミスは市販品の5分の1ほどの材料費です。自炊は財布にやさしいばかりではなく健康の鍵だと思います。
家を使い続ける文化
昨日は知的障がい者施設の付き添いで、杉並区井草にある「農福連携農園」に行きました。障がい者や高齢者などに農業に親しむ場を提供する、農業と福祉の連携する施設として2021年に開設され、JA東京中央が運営を行います。いきがいや就労、食育につなげる目的の農園が、環状八号線のすぐ近くにあると思えないのは、2020年まで上井草にあった江戸時代中期の建築とされる農家の住宅部材を活用した多目的スペースがあるからです。かまどのある土間、いろりのある広間、座敷、寝室で構成される「三ツ間取り広間型」と呼ばれる、江戸時代初期から中期にかけて続いた様式の古民家は、区内に現存するものとしては最古とされます。戦後、安易に作っては壊すことで街並みを破壊してきた日本ですが、代々家を使い続ける文化とともに美しい街並みを取り戻したいものです。
ハイリスクな生活習慣
現代最良の健康法は16時間断食だと思います。断食と言いながら、8時間の間に食事を済ませるだけで、我慢を強いられることもありません。メリットの多いこの健康法には問題があり、血糖値スパイクにより食後3、4時間で低血糖に襲われることです。那覇滞在の後半から食生活が乱れ、昨日の昼食には避けるべきトーストを食べてしまい、夕方になって低血糖症状に陥りました。血糖値上昇を抑えるためにサラダを食べたあとにトーストを口にしたのですが、インスリンの大量分泌は明らかです。唯一の救いは、身体の発する警告を自覚できることです。恐ろしいのは無自覚な不摂生で、気づかずにこうした生活を送っていると身体は知らぬ間に蝕まれます。いずれスマートウォッチなどのデバイスにより正確な血糖値や血中酸素、血圧、心拍数を誰もが目にするようになると、ハイリスクな生活習慣を改めるきっかけになるのでしょう。