平和に見える雪崩事故現場

昨日からは、トレイルランニング・スカイランニングの友人とそのシンガポールのご親戚にお越しいただきました。

結局4月に入っても広葉樹中心の植生と寒さで花粉症の症状は出ません。この時期に花粉症に悩まされないことでどれほど楽かと思うのですが、シンガポールとのあまりの気温差に体調を崩されないか心配です。昨夜もパウダースノーが多少積もり、阿武隈源流のトレイルはスノーシューを楽しめるコンディションです。

午前中は昨日から運航を始めた那須ロープウェイにご案内し、私はその近くにある雪崩事故現場に行きました。花を携え沈痛な面持ちで上がってくる人もいて、あたりは悲しみが癒えない重苦しい空気が漂います。各局の中継車も減ったとは言え、数台が停まり訪れる人へのインタビューなどを行っています。確かに荒々しい山頂を目前にするロケーションではありますが、今日のような晴天に見ると平和な光景が広がっています。それがまた何ともやりきれません。

高濃度?の空気が充満する森

4時過ぎからラブラドールと剣桂神社まで散歩をしました。昨日の朝と違い今朝は気温があがり雪はしまっていません。

浮かび上がった江森山に朝霧がかかり、夜明け前の静まり返った森に、せせらぎと小鳥の声だけが響きます。木々が今吐きだしたばかりの高濃度?の空気が充満する森に身をゆだねていると、瞑想と言わなくても、思わず立ち止りそこに留まりたくなります。退屈そうに身を寄せてくるラブラドールに気づいてわれに返ると雪が降り始めていました。

人も犬も自然に癒される

昨日は新甲子温泉付近でも日中10度前後まで気温があがり道路の雪はとけました。地元に長く住む人に聞くと、もう一度だけ大雪があるそうです。除雪をしていない甲子温泉に抜ける道路には雪が残り、ラブラドールと雪がしまっている朝のうちに散歩をしました。

先週来たときは片ときもそばを離れなかったラブラドールも本来の快活さを発揮して遊びまわっています。自然が人も犬も元気にするようです。犬がいる効果は大きく、一日の歩数がそれまでの2,500歩前後から8,500歩ほどに伸びました。雪がとけたら那須連山にも上がりたいと思います。

写真は宿が取水している剣桂神社の沢で、沢音だけは来るたびに増していくようです。

鹿の湯はサードプレイス?

今日は午前中に県の県南建設事務所に建築基準法に基づく改善指示書に対する改善計画書を提出しました。あとは消防署に対する消防法に基づく指摘か所の改善計画を提出するだけです。これで晴れて旅館営業ができるようになります。白河の合同庁舎に行く前に、今朝も那須湯本温泉の共同浴場、鹿の湯に行きました。夜は営業時間中の17:45にはお湯を抜いてしまう代わり、朝は8時前から営業しています。

平日の常連と一見客の比率は8:2ほどでまず持ち物で常連はわかります。手ぬぐい、水筒、砂時計(または防水タイマー)は三種の神器で、加えて手桶、かぶり湯用のひしゃく、座布団代わりのクッションという新三種の神器をかごで持ってくる人もいます。ただレジェンドの領域になると三種の神器とこだわりの一品(ひしゃくやたわし)を持つ人が多いようです。

湯もみの手つきでも熟練度が分かります。湯かき棒に軽く手を添え、上体はほとんど動かさないのに浴槽の湯が凄い勢いで回っているレジェンドの秘芸を見るのも鹿の湯の楽しみです。宿から車で20分ほどの近さとは言え、ここまでこの共同浴場に魅かれるのは、温泉の良さもさることながら、常連同士の間に流れる絆というかチームプレーみたいなものが妙に心地よいからだと思います。ここは家でも職場でもないサードプレイスなのでしょうか?

やる気のでる温泉

気温の下がらないこの季節に降る雪というのは湿った雪を想像しがちですが、実は良質なパウダースノーです。標高800mの新甲子温泉のあたりで丸一日以上降り続いた雪の積雪は5、60cmほどですので、固まった雪面に降り積もった大量の雪がここからほど近い那須で表層雪崩を起こしたことは容易に想像できます。結果論で言いたくありませんけど、なぜスキー場なのか、なぜ今の季節なのか、なぜ豪雪の翌日なのか、といった素人的疑問を抱かざるを得ません。県内では安達太良でも雪崩で人が亡くなっています。

昨日は新月でしたので、一日食事を抜きました。月に一度1日程度の断食を推奨する医者も少なくありませんので、私は基本的にデトックス効果の期待できる新月の日は断食をしたいと思っています。

美味しい食べ物に興味がない人はいないと思いますが、私は美味しいモノが重要なのではなく、美味しく食べることが重要だと思っています。あまり賛同を得られない考え方だと思いますが、食べる対象が重要なのではなく、あくまでも自分自身の食べる状態や姿勢の問題です。ですから美味しく食べるのは簡単で一日でも食事を抜けば済みます。美味しいものが労せず食べられるのであれば、一日食事を抜くなどたいした問題ではないですし、時間もお金も浮きます。しかも空腹状態は消化に使うエネルギーを代謝にまわせて、飢餓状態が若返りホルモンを活性化するとあればやらない手はありません。

ただそんな断食明けの私でも絶対に許せない食べ物が地元で売られる漬物です。塩をそのまま食べているような塩辛さで、お湯で洗おうが豆と一緒に煮ようが耐えがたい塩辛さなのです。体温を上げる塩分摂取を気にする必要はないと主張する医者もいますが、それにも限度があります。半世紀以上生きていながら、それでも時々理解や常識を超えることが起こります。こちらで試しに買ってみた漬物の想像を絶する塩辛さだけは私の理解をはるかに超えます。

昨日は断食の影響なのか夕方になってどうもやる気が出ないので、体に喝を入れるために那須湯本温泉の共同浴場、鹿の湯に行きました。鹿の湯にある46度と48度の高温浴は交感神経が高まるので、やる気が出ます。初めて鹿の湯で41度の浴槽を中心に入った時は、宿までの帰り道を運転するのでさえ眠くて仕方がなかったのですが、48度の浴槽に入ると交感神経が高まり宿への帰り道の雪の積もった那須甲子道路は、ラリーカーで走るスペシャルステージに見えます。

年間100日以上は鹿の湯に入るという高温浴槽のまわりの常連に聞けば、コンマ一度の精度で湯温を教えてくれます。昨日の高温浴槽は47.4度だそうで本来温いはずの浴槽の底が熱く感じますので、足は熱を感じやすいのだと思います。3分ほど高温浴槽に浸かるのは、お風呂で100まで数えさせられる子供の気分です。時々間違って高温浴槽に来てしまう一見客がいて、並み居るレジェンドの指導を受けながら顔をゆがめて入浴するのを見るのは、あまり人間ができていない私のひそかな楽しみです。鹿の湯は18時までの営業のはずですが、常連が帰った17時45分には有無を言わさず浴槽の栓を抜いてしまうあたりも、スパルタンな鹿の湯らしいところです。

真冬に戻った静寂の森

昨日の大雪で那須のスキー場では痛ましい事故が起きてしまいました。いつも前を通る宿から20分ほどにあるファミリーとは名ばかりの山頂直下の自然環境の厳しいスキー場で、先日もここを起点にスノーシューを考えていた場所だけに他人ごととは思えません。宿の前の国道289号線でも車が横転事故を起こしていました。不幸が重なったのでしょうけど異常気象の日には細心の注意が必要でしょう。

昨日は雪が降ったり止んだりの一日で今朝は場所によっては60cmほどの積雪があります。散歩に出るにも背の低いラブラドールは、大人の膝まである積雪を人間がラッセルした後をついてくるしかありません。阿武隈源流のブナの森に入ると、もう4月になろうというのに最盛期並みの積雪があります。川音しか聞こえない静寂の森はいつ来ても魅了されます。

今日は新月なのでデトックス効果を狙って断食をして消化器官を休ませることにします。

真冬の無音の世界

今朝の新甲子温泉は季節はずれの大雪で、25cmから30cmの積雪があります。3月に大雪が降ると聞いていたのがこれだったようです。気温は氷点下1度で無風ですから寒くは感じません。これだけの積雪があると散歩にスノーシューは必須です。

雪が木々の枝に積りブナの森は全体に暗く、真冬の無音の世界が戻ってきました。

人の縁を感じる旅館業

新甲子温泉は曇りがちの寒い一日です。阿武隈源流の雪もだいぶとけ始めてウッドチップのトレイルがところどころ顔をのぞかせています。昨夜はかつての同僚に知人と二人で宿泊していただきました。用事を終えてから新白河着が22時過ぎになってもわざわざ訪ねてきてくれることには感謝しかありません。温泉の力もあるにせよ、これまであまり大切にしてこなかった人の縁というものを強く意識するようになりました。

温泉中毒?

今朝の新甲子温泉は快晴ながら寒い朝です。昨日も日中は氷点下の寒い一日でした。夕方になって無性に那須湯本温泉の鹿の湯に入りたくなり出かけました。私は温泉や入浴は基本的に40度程度の温いお湯に長く入るのが好きなのですが、先日プロカメラマンの室伏那儀氏と那須湯本の鹿の湯に行って以来すっかり高温入浴に魅せられてしまいました。さすがに48度の浴槽は底にお湯の流れがあるらしく足が低温火傷のようになるのですが、今日は46度の浴槽でも実際には47度以上あり、肩まで浸かったときに脳内麻薬のβエンドルフィンでも分泌されるのか、なんとも快感で至福の時が訪れます。この共同浴場はその風情からしてかなりスパルタンで、頻繁に温度管理をする係の人もとくに若者には厳しい指導をしていて、それを見るのも楽しみ?のひとつです。

旅をする阿武隈源流

今朝も新甲子温泉は雪が降り続き冬の風情です。パウダースノーで雪面は歩きやすく、温泉あがりの火照った体に心地よい微風です。ラブラドールも元気ですっかり散歩道がお気に入りです。

昨日は2016スカイランニング世界選手権ユース日本代表の池田華子さんと福島で料理の打合せをしました。池田さんは自身がトップアスリートであると同時に、運動栄養学の研究を行っており、宿の食事について助言をいただきました。今後池田さんとは、アスリートのための食事をベースに健康増進につながる料理メニューの共同開発を進めていく予定です。

福島駅までは新甲子温泉からちょうど100kmありますが、国道4号線の流れは早く2時間ほどの距離です。福島市内で見る阿武隈川は一級河川にふさわしい大河で、水源はこの西郷村にある那須連山の甲子旭岳(1,835 m)です。毎日見慣れた阿武隈源流の清流が宮城県まで総延長239 kmの長い旅をして太平洋に注がれます。

Translate »