不自然な都会暮らし

今朝の新甲子温泉は時おり日のさす曇天です。夜網戸にしておくと寒いほどでよく眠れますから夏特有の疲れもありません。昨日の朝は赤面山に登りカロリーを消費したので、今日は回復日にします。ラブラドールといつもの散歩道に出かけます。この散歩道は全長が5.11km、累積標高は336mあり消費カロリーは297kcalになりますのであなどれません。前半は山道を標高差130m上りそして226mを下ります。後半の阿武隈源流遊歩道もそれなりの上り下りがあり、多少のトレーニングになります。最後は剣桂神社でお参りをしてロードを上って宿に着きます。5kmのなかに登山道、トレーニングコース、遊歩道、舗装路と異なる路面があり、ブナの森や阿武隈源流の美しい景色を抜ける散歩道は贅沢です。ここでは当たり前のことが贅沢に感じられる、自然から遠ざかった都会暮らしはまさに不自然だと思います。

赤面山へのトレラン瞑想

昨夜ある方にメッセージをいただき、今朝それを読んでいたらトレラン瞑想をしたくなり、5時過ぎから病み上がりのラブラドールと赤面山(1,701m)に登りました。宿の前の登山口から赤面山への累積標高は1,066m、距離は往復で14.21km、登りが1時間48分、下りが1時間4分、消費カロリーは778kcalと朝の運動としては適当で8時には宿に戻りました。

登りはじめて30分ほどした標高1,000mを超えたあたりで黒い大型動物の頭が藪の向こうに消えるところでした。クマよけのラブラドールは反応しなかたのですが、耳の形は熊だと思います。

この一月ほど赤面山には登っていなかったのですが、草の高さは倍ほどに伸び、藪も登山道を覆い始めています。登山道の整備には細かな日常的なメンテナンスが必要なことは実は最近まで知りませんでした。

赤面山からの下りは走るのに適当なトレイルで走力がなくても楽に走れてかなりマインドフルネスになれます。ラブラドールがお尻を向けている写真は落とした餌を必死で探しているところです。

【特別企画】阿武隈源流の秘湯をベースキャンプに巡る那須・会津の天空トレイルツアー

夏でも涼しい標高800mの日光国立公園阿武隈源流にある新甲子温泉をベースキャンプに、那須連山や会津の山々をスピードハイクでまわるトレイルツアーです。宿の前から登山道の続く西郷村を代表する赤面山(1,701m)、那須連山最高峰の三本槍岳(1,917m)、戊辰戦争の戦跡が残る大峠(1,450m)、長大な3つのピークが連なる流石山(1,812m)、大倉山(1,885m)、三倉山(1,888m)など、標高1,800mから1,900mクラスの美しい尾根の整備されたロングトレイルを歩きます。全行程の多くが稜線という贅沢なルートです。概ねコースタイムの3分の2程度の時間で10時間以上の山での行動ができる方を対象としています。
初日は阿武隈源流散策や短いトレッキング、2日目は那須連山や裏那須の尾根へのトレッキングを予定しています。天候によりルート変更、中止、もしくは別のアクティビティに変更することがあります。参加費用は2泊4食の食事、宿泊費、諸税込みで19,500円です。時間と条件があえば新白河駅への送迎も対応したいと思います。募集人数は若干名です。もちろん皆さまのお友達やご家族の参加も歓迎です。お申込みは「お問い合わせ」よりお願いいたします。

期日:8月11日 8:00 ~ 8月13日 12:00

募集:若干名

エメラルドブルーの特別な清流

今朝の新甲子温泉は久しぶりに美しい青空が顔を見せる高原らしい乾いたさわやかな気候です。久しぶりに宿から車で20分ほどの那須湯本の鹿の湯に行きました。平日の朝は人影まばらで、遠く東北の秘湯まで行かなくてもここで十分です。もちろん仕事もしていて朝温泉浴場を洗い、駐車場や温泉浴場前の下草を刈り、館内にあった粗大ごみを集めて、食事を作り、掃除、洗濯、ごみ出しをしてからです。

昼食は阿武隈源流で即席ラーメンとクラッカーです。今更ジャンクフードが美味しいわけではありませんけど、エメラルドブルーの清流を眺めながらのランチは特別なものです。見慣れた風景ながら都会暮らしが長かったぼくにとってはこの清流の美しさは今でも特別なものです。

やはり犬こそマインドフルネスの先生

先日宿に居ついていた迷い犬は動物愛護センターで収容されたあと、いつもお世話になっている川谷郵便局で飼われることになりました。5歳くらいの雌だそうです。最初にこの犬を見つけたのは那須甲子道路ですので、おそらく「国立那須甲子青少年自然の家」付近で離されたと考えられます。その2日後に宿に現れ3日ほど玄関横の軒先で過ごしました。ラブラドールとの阿武隈源流の散歩にもついてきて、姿を消したと思うと遊歩道の出口で待っています。3日目には空腹でどうしようもなくなったのでしょう。立ちあがって宿の玄関をたたきます。一切吠えることも威嚇することもない大人しい犬で、命が脅かされるような状況でも冷静な判断をする賢い犬ですからきっと新しい家族に愛され幸せになってくれると思います。

そう言えばうちのラブラドールは悪いものでも食べたらしくあれほど欲しがる餌を昨日は全く食べません。生活習慣病の大半の理由は食べ過ぎだと思うのですが、何も食べずにただマットの上で横たわるだけのラブを見ていると、本能的に体を治癒する方法を知っているのだと思います。体調の悪いときに栄養をつけようと食べる行為は逆効果だと思います。迷い犬の冷静な判断といい、やはり身ひとつで生きている犬こそマインドフルネスの先生です。

空気を変える那須連山

今朝は朝から冷たい雨です。温泉から望む阿武隈渓谷には雲海が立ち込め幻想的です。白河市の駅伝代表チームにお越しいただいたあわただしい週末が終わり、雨音を聞きながら普段は自分一人のときはいれないコーヒーを作り朝から読書をしています。こんな時間が持てる雨の朝は良いものです。

昨日お泊まりいただいた方にも東京とは空気が違うと言われましたがぼくもそう思います。ここ西郷村の東隣にある泉崎村に家を買ったANAの元機長によると、那須連山の上空を飛行機で飛ぶと、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の1,900mの那須連山が壁となって首都圏の汚れた空気を遮断しているそうです。福島県側に入ると空気の透明度が明らかに変わるのが分かるそうです。この尾根は会津側から吹きつける那須おろしが強くそれが首都圏の汚れた空気を押し戻しているのかもしれません。写真は先月撮影した茶臼岳から朝日岳に至る尾根です。

人間の原点回帰

昨日に続き今日も11月のふくしま駅伝の白河市代表チームの練習に宿を使っていただきました。朝のうち降っていた雨も上がり、標高800mから900m超の陸上トラックを含む新甲子温泉のトレーニングフィールドは涼しく、この時期の練習に最適です。練習が終わり駐車場に元気な声が響きます。福島市や郡山市など人口の多い強豪チームはありますが、ここでの練習成果が出てふくしま駅伝で好成績を残せることを祈るばかりです。

ぼくは走るのは苦手ですが、トレイルを小走りで下るのは大好きです。そんなときはランニングと人生がシンクロする「BORN TO RUN 走るために生まれた」が問題提起をした、人間の原点回帰のムーブメントがやがて大波となることを感じます。写真は一昨日も行った流石山(1,812m)のニッコウキスゲの群生地です。

美しくも悲しい尾根

今朝の新甲子温泉は晴天です。朝もやのブナの森を抜けるとオレンジ色の太陽が森の向こうに姿を現します。剣桂神社で手を合わせると、先の見通せない日々ながら今日まで無事に来られたことに感謝の念が湧いてきます。

今日は11月のふくしま駅伝の白河市代表チームにお越しいただきました。宿の前にあるウッドチップを敷いたクロスカントリーのトレーニングコースは高地トレーニングに最適です。しかし何といってもお勧めしたいのはこの宿を起点にした那須連山から裏那須に連なる長大な美しい尾根の縦走です。万里の長城のような会津国境の尾根は戊辰戦争の戦場という悲しい歴史も秘めています。

戊辰戦争の戦跡をめぐる山旅

昨夜の新甲子温泉は満天の星空で、今日は日中晴れていましたが、雷鳴を伴う夕立で駐車場には水蒸気が立ち昇りヒグラシが鳴きます。今日は昨日行った流石山(1,812m)、大倉山(1,885m)、三倉山(1,888m)の裏那須の尾根の入口にあたる大峠(1,450m)から三本槍岳(1,916.9m)、三斗小屋温泉を経て大峠に戻るルートで写真を撮りました。三本槍岳に続く尾根に上がると昨日は確認できなかった戊辰戦争時代の会津側の防衛線だった塹壕跡がはっきりと分かります。写真は今朝最初に行った鏡ヶ沼です。早朝の沼は美しくしばらくそこに佇みたくなります。最新の山の地図では鏡ヶ沼から那須連山の縦走路に上がる登山道があるはずなのですが、登山道は忽然と姿を消し、小一時間の藪こぎもむなしく結局林道まで戻ることにしました。海が大好きなラブラドールはこの沼でも水浴びをしていました。沼のまわりにはおびただしいイノシシの足跡が残っています。

会津の天空トレイル

昨日に続き今日は、宿から車で30分ほどの大峠から、流石山(1,812m)、大倉山(1,885m)、三倉山(1,888m)の美しい裏那須の3つピークの尾根を歩きました。霧に視界を閉ざされた昨日とは異なり今日は晴天に恵まれました。はるか遠くまで眺望のきく会津の天空トレイルは、登る者の意欲をかき立てます。今日はプロカメラマンの春田倫弘さんにも同行してもらいましたが、ラブラドールはもう飽きたのか前回のようには一緒に走ってくれません。この雲上のトレイルは下界の暑さとは別世界で、半袖であればそれほど汗をかくこともありません。

Translate »