Facebook友達限定の宿

今朝の阿武隈源流はさわやかな秋らしい青空が広がります。昨夜は那須おろしを思わせる強風が吹きましたが温泉から見上げる星空が真冬のような美しさでした。昨年の冬から宿での暮らしを始めて毎日考えるのは旅館再生のアイデアです。

これまでの旅館再生は一定規模の投資をしてそれ以上の収入をあげる方式でしたので、立派な施設ばかりが対象でした。しかし日本各地で朽ち果てようとしている零細旅館は立派な施設ではありません。追加投資ができず施設面で価値向上がはかれない以上、勝負すべきはソフトです。それはゲストとホストの共振関係だと思います。50歳を過ぎてから運動にはまったぼくにとって一番気心が知れるのはアスリートです。

夏には日本最強のトレイルランニングチームに宿泊いただきましたし、先週は広野町代表駅伝チーム、今週末も白河駅伝の参加チームが宿泊します。アスリートは規則正しい生活で夜更かしをしないし、起床時間も早く、時間も正確です。リネン類がたたまれた客室はチェックイン前と同じ状態に戻され、ごみの分別もペットボトルのラベルをはがすなど統制が取れたグループです。

以前、旅館経営者が異口同音に「親戚の家に泊まるような宿にしたい」といっていた意味が最近になってわかりました。そのときは真心を込めるといった意味だと解釈していたのですが、親戚ならお互いそれほど気兼ねがないということだと思います。

知らない人と同じ屋根の下で過ごすのは落ち着かないものです。いずれFacebook友達かリアルな友人しか泊めない宿にしたいと思いますが、17室ならそれができると思います。

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