





近衛文麿の邸宅であった荻外荘(てきがいそう)に行きました。自転車なら家から20分ほどと気軽に行ける距離です。1927年(昭和2年)に建てられた邸宅は、終戦の年に、巣鴨拘置所に出頭を命じられた近衛が、最終期限日の12月16日未明に青酸カリを服毒して自殺した場所として知られます。家具や備品類を含め可能な限り往時を再現され、応接間の床タイルの多くはオリジナル(左側)を似せレプリカです。元々は目白の別邸として使われる予定だった荻外荘ですが、近衛はここに住み始めると本邸へは戻らなかったとされます。その死には諸説囁かれますが、亡くなった書斎を見られることには価値があります。近衛ほどその評価に幅のあるミステリアスな政治家も珍しく、歴史で習ってきた平和主義者というイメージは作られたものとする説が主流になりつつあります。戦後80年を経て、初めて本当の歴史に近づくことができるのかもしれません。









