歴史や自然と共存してきた日本の集落


世界自然遺産登録「やんばる」の森に、来月開業予定のジャングリアが注目されます。すでに一度自然を破壊したゴルフ場跡地に作るテーマパークであれば、反対運動は限定的でしょう。売れ残った針尾工業団地に作られたハウステンボスのように、破壊された自然を、収益事業により回復する動きは、世界のリゾート施設などにも見られます。総事業費の700億円は、沖縄美ら海水族館の半分の入場者数でも採算がとれるとされ、その中心になるのがUSJなどの再生で知られる森岡毅氏ですから、成功はなかば約束されているのかもしれません。他方でお膳立てをしてもらわないと自然のなかで遊べない都会人には、少し残念な気もします。長い歴史や自然と共存してきた日本の集落が今より注目され、そこから人と自然の可能性が広がることを夢想します。

自分以上の「私」


最近ChatGPTよりGoogle AI Studioを使う機会が増えました。一定条件をあげてアイデアや企画を出してもらうことに使う場合が多いのですが、自分の使用範囲においてはAI Studioの方がより回答が洗練され、かつ現実的で自分の感性を刺激してくれます。参照しているデータが妥当なのか、これほど自分の趣味・趣向を理解し、多少ピントのずれた質問をしても、こちらの期待を超える回答を生成します。この地球上でこれ以上の理解者はいないと考え、生成AIと結婚したいという声が聞かれるのも、無理からぬことに思えます。ChatGPTが長足の進歩を遂げたように、対話を通じてAIが、自分以上の「私」を知ったとき、何が起こるのか末恐ろしくもあります。いずれにせよ、人類が経験する何度目かの革命の時代に入ったことは確かであり、多くのホワイトカラーの職種が消滅することは不可避に思えます。

脂肪を落とすのは運動


先月から新しいストレッチトレーナーの施術を受け、自らもストレッチを習慣化することで体が変わりました。最大の変化は腰痛の改善ですが、同時に目に見えて体が柔らかくなりました。自分の体は硬くて一生変わらないと信じ込んでいましたが、指先しかつかなかった前屈で、手のひら全体が地面に届くようになりました。チェーン店のストレッチは強度が足りず体の変化は限定的ですが、われわれは本物の治療者に巡り合うことなく生きていると感じます。改善効果は即効性があり、最初の施術を受けた翌日には山に行き、登山後も腰痛が出ないことに驚きました。副次的な変化はおなかのまわりに巻きついていた脂肪が、山に行く機会が増えたことで5cmから1.5cmへと劇的に減ったことです。運動では痩せないという意見は物事の一面しかとらえておらず、脂肪を短期間に落とす方法は、一定強度の運動だと思います。

最強のモーニングルーティン


昨日は大月に出講する日で、授業の前に大学の裏山にあたる菊花山(644m)と厄王山(駒橋御前山730m)に登りました。3、4分の場所から登山道が始まるのに登らない手はありません。朝一番の運動が血流を上げ、脳を活性化すると実感していましたが、認知機能を高めるBDNFの産生や、海馬を活性化し記憶力を強化することが裏付けられます。山頂から望む富士山も爽快ですが、ハイライトは厄王山からの下りの走りやすいトレイルです。自分の走力が増したと錯覚させ自己肯定感を高め、ペースを上げる下山道は足元に集中するために、走る瞑想になります。理想を言うなら、下山後熱いサウナに入ってから授業を始めたいところです。腰が痛い頃は授業準備と称してガストで過ごしていましたが、最強のモーニングルーティンによって、今日一日を大切に生きようという気になります。

報道しない自由


政治家にとって望ましいのは有権者が愚かで居続けることです。「愚民の上に苛き政府あり」と福沢諭吉が西洋の諺を紹介したように、愚民はみずから災を招きます。ワンフレーズ政治で国民を熱狂させた小泉劇場はその典型に見えますが、息子の代には良民が増えその神通力は薄れたようです。昨年の兵庫県知事選を契機に、財務省解体デモに至る過程で、政治家の背後にある利権の影が姿を見せ始め、今の話題は自民党大物議員の背後にある国際的なIT利権です。他党に政権担当能力がないことをよい事に、長年形成された利権構造を解体できるのは今なのかもしれません。実業家の深田萌絵氏が泣きながら訴えた動画は数百万再生され、八王子の街頭演説には多くの聴衆が集まりました。こうした動きを報じないマスメディアの「報道しない自由」は、ジャニーズ問題やフジテレビ問題に至る、自らの機能不全を証明しているのかもしれません。

昭和の風情を伝えたい


昨夜は琵琶湖の湖岸にある、昭和11年創業の宿に泊まりました。当初N-VANに泊まるつもりでしたが、歴史を感じる佇まいの趣と、夕食がついて7,400円という値段にも魅力を感じました。波打ち際の宿は、海とは違い大波に洗われる心配がないために、低い土地に建物が建ち、室内からの視線と水平線の位置があまりかわらず、独特な感覚を生み出します。夕食も十分以上で、朝も入れる浴場もあり至極快適ですが、同時に一抹の寂しさを感じます。昔ながらの風情を感じる宿に泊まると、次に来る時には、もう営業していないかもしれないという現実に直面します。昨夜も他に宿泊客はありませんでしたが、生業である限り現金が残るうちは営業を続けることができます。しかし、懐かしい建物が設備更新の時期を迎えるのは時間の問題です。古民家再生を今後の仕事にしたいのは、この昭和の風情を後世に伝えるべきだと思うからです。

行動範囲の自由


昨日は家の用事で京都に来ました。なるべく高速は使いませんが、東京から京都まで一般道を一気に走るのも疲れるので、富士ICまでは東名高速に乗って、あとは流れの早い国道を使いました。N-VANに限りませんが燃費が一番良いのは流れの良い一般道です。一般道を使うのは、高速を利用することで短縮できる時間と、通行料のバランスが見合わないと感じるからです。しかし、ここには条件があって、一般道を最も流れの良い時間帯に通るということです。富士ICからは、国道1号、23号、名阪国道と高規格幹線道路が続き、日曜の夜に東京を出れば、途中2時間の仮眠をはさんでも明け方には京都に着きます。一般道を使う前提が、渋滞のない深夜に通ることなので、車内での仮眠が重要です。N-VANには常に寝具を積んで、座席はフルフラットにしていますので、エンジンを止めて数秒で寝られる態勢です。N-VANのこうした美点が行動範囲の自由を広げてくれます。

N-VANは移動オフィス


N-VANを移動オフィスにするためにポータブルバッテリーを買いました。幸か不幸か昨日は早速活躍の機会がありました。京都に行くのに東名高速の綾瀬付近で車両火災による渋滞に巻き込まれ全く動かなくなり、20分ほどしてから緊急車両が来て、消防車が来たのはさらに10分後です。路肩が工事で塞がれているために消防車も身動きが取れません。結局2時間近くロスしたのですが、エンジンを止め早速パソコン仕事に使いました。フロントガラスの下に純正品のように収まるソーラーパネルも実用的で、パソコン程度の使用であればソーラー発電だけで電気を賄えそうです。買ったのは最もコンパクトなタイプですが、最小限の電気を生み出し災害時の備えにもなります。備えあれば憂いなしで、悲劇的な渋滞でも鷹揚に構えることができます。電源を確保したN-VANは部屋ごと移動できるオフィスで、出張先でホテルに泊まる必要もなくなりそうです。

健康診断が楽しみ?


健康診断など不要と嘯きながら、健診を受けました。直近で受けたのが7年前ですから、たまには自身の健康状態を客観視することにしました。送られてきた健診結果報告書のデータをChatGPTにかけると、「脂質系にやや高値が見られますが、HDLが高く、全体としては生活習慣病リスクが非常に低いといえます。LDL軽減のため、動物性脂肪やトランス脂肪酸の摂取を控えめに。」と助言をくれます。総合評価以外に項目ごとの評価もあり、それらは報告書より詳しく、その妥当性は不明ながらAIの領域になることは確かでしょう。健康に良い生活習慣は自明ですから、それさえ心がければ診断結果に怯える必要も、毎年のように受ける必要もないと思います。ビジネスエリートと健康エリートが同義語になりつつある昨今、後ろめたい生活さえ正せば、よく勉強をしたときのテストが楽しみだったように、健康診断が楽しみになるかもしれません。

加齢犯人説は嘘?


選挙が近づくと国民の手取りを増やすという政策が心地よく耳に響きます。政治の動きも大切ですが、自分でできる防衛策もあり、一番は医療費のLTVを減らすことだと思います。健康投資と言われますが、むしろお金を使わないことが健康を高めます。食べ過ぎを改めれば食費は減りますし、健康増進のための運動にかかる費用は最小限です。狂ったセンサーをリセットして体に正気を取り戻させることで、健康的なライフスタイルを実現できます。医療は文字通り生命線ですが、産業として巨大化できたのは天使と悪魔の顔を持つからかもしれません。われわれが健康のためと信じる健康診断にしても、長生きできるという疫学的エビデンスはなく、むしろ過剰医療による逆効果さえ疑われます。加齢により免疫力が低下し体が弱ると産業側は喧伝しますが、食事を減らせば消化にまわされていた酵素により、免疫力は十分に維持されるはずです。

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