
昨日はお誘いをいただき、宿から60kmほど東北東に行った平田村にある農家民宿「お福来郎(おふくろ)」に泊まりました。14時頃から蓬田岳(よもぎだだけ・標高952.23m)に登ってから宿に向かいました。民宿の魅力は客と宿の主が生活をともにする感覚だと思います。客対宿という不平等ではない人間関係の心地よさがあります。
高い天井には大きな梁が通り、田舎の親戚の家といった懐かしさがあります。標高600mほどの場所にありむしろ寒く、車の通行が少なく静かです。気温が高いと宿の前の小川にはホタルが舞うそうです。
昨年開業したこの宿では大半の野菜が自宅で収穫され、自家製の「じゅうねんぼたもち」など素朴な料理ながら美味しいものばかりです。以前この宿では、日本でごく初期に20羽のダチョウを飼育していたそうで今も柵が残っています。ダチョウは1年で100キロ以上の巨体になり60年生きると言います。宿の一番鶏が朝3時に鳴くのも郷愁を誘います。


昨日は「複業」の専門家として各方面から注目される中村龍太さんにお越しいただき、「阿武隈源流でパエリアづくりをしながら、しごとの未来を語るワークショップ」を開きました。親戚の剛さんに脆弱だったWiFi環境を改善してもらい、阿武隈源流を見下ろす屋外でもWiFiが使えるようになりました。Snowpeak社製の大型タープ内で昼食を食べたあとはモバイルバッテリーでプロジェクターを動かしリモートワークの環境を確認しました。夕食は米どころとして知られるスペイン東部バレンシア地方発祥のバレンシア風パエリアを玄関先で作りました。多目のオリーブオイルを使い鶏肉から出るうまみを引き出す技量が必要な調理法にはすっかり魅了されました。夕食後は中村龍太さんと「しごとの未来を語る」充実した一日でした。
今朝の新甲子温泉は時おり日のさす曇天です。夜網戸にしておくと寒いほどでよく眠れますから夏特有の疲れもありません。昨日の朝は赤面山に登りカロリーを消費したので、今日は回復日にします。ラブラドールといつもの散歩道に出かけます。この散歩道は全長が5.11km、累積標高は336mあり消費カロリーは297kcalになりますのであなどれません。前半は山道を標高差130m上りそして226mを下ります。後半の阿武隈源流遊歩道もそれなりの上り下りがあり、多少のトレーニングになります。最後は剣桂神社でお参りをしてロードを上って宿に着きます。5kmのなかに登山道、トレーニングコース、遊歩道、舗装路と異なる路面があり、ブナの森や阿武隈源流の美しい景色を抜ける散歩道は贅沢です。ここでは当たり前のことが贅沢に感じられる、自然から遠ざかった都会暮らしはまさに不自然だと思います。


