
この15年ほどの間、目覚まし時計で朝目覚めることがありません。絶対遅刻が許されない日にはアラームを仕掛けますが、使うまでもなく目が覚めます。今の季節なら決まって3時40分で、この日の出前の時間帯は木々が発する酸素量が増え森の鳥が鳴きはじめる時間と同じです。この時間には明るく屋外での活動ができますので、人間も自然の一部であることを実感します。この習慣は就寝時間に関係なく毎朝決まった時間なので、体内時計と地球の自転周期のずれが毎朝リセットされるという説には納得できます。
よほど天気が悪くない限り、朝は散歩に出ます。生命の輝きに満ち溢れるブナの森の新鮮な早朝の空気を吸わないことは、人生の喜びの半分を放棄しているようにさえ感じます。


昨日は大変お世話になっている二組の方にお泊まりいただきました。隣町下郷の八幡の大ケヤキ、大内宿、塔のへつりという宿近隣の定番スポットをまわりました。見る者を圧倒する樹齢950年以上とされる生物とは思えない巨木の存在感は何度みてもインパクトがあります。冬場閉鎖されていて見ていなかった塔のへつりも圧巻の奇岩です。ただ何事も見世物にしてどこに行くにも駐車料金を請求される日本の観光地はとても貧相に見えます。
今朝の新甲子温泉は快晴で、日の出前の森の新鮮な空気を吸いに散歩に行きました。陸上トラックまで行くと足元に美しい雲海が広がります。一日で新緑が増すように足元にも草が芽をだして毎日違ったトレイルを歩いているような錯覚を覚えます。毎朝歩いている1時間ほどのトレイルは適度に山に登り、渓谷沿いのアップダウンのある地形のためにそれなりの運動量になります。早朝の森が発する新鮮な空気には不安や悲しみを癒す力があるようで、一周してくると気分がすっきりとします。広葉樹の森を抜ける歩く瞑想は心身の健康増進効果が大きいと実感しています。




