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薬漬け医療の模範生

花粉症のひどいこの1ヶ月は外で運動する気力も萎え、東南アジアあたりにいる方が生産的です。薬で症状を抑えている人が多いのか、ぼくのようにひどい症状の人は街では見かけません。症状を抑えるのに薬は有効ですが、異物を取り込むことに抵抗感があります。寝たきり老人やいつまでも治らない病気の原因は薬が作り出していると思います。世界の薬の3割を消費し、7割のタミフルを使うという薬が大好きな日本人が世界最長寿というのも皮肉な話です。検査数値の基準を変えれば病人の数をコントロールすることは可能ですから、医者を崇め従順な日本人ほど、石油メジャーが描いた薬漬け医療の模範生はいないと思います。

借金カウンターが必要な日本

景気減速の足音が忍び寄るなか消費増税の議論も聞かなくなりました。借金を子や孫に残すな、と言うもののこの国が財政破綻する可能性は100%だと思います。社会保障費に手をつけない限り財政再建は不可能ですが、与野党問わず選挙に不利な政策には及び腰です。本当のことを言えば選挙に負けるという政治の欠陥をいいことに、政治家は平気で約束を反故にして国が潰れる日まで放置するつもりです。大局観なき近視眼思考こそ日本を敗戦に追い込んだ悪癖だと思います。恐ろしい勢いで増え続ける借金カウンターを国会はじめ目立つところに置いてはどうでしょう。

お金より筋肉

88歳になってなお創作意欲の衰えないクリント・イーストウッドを今朝のニュースで見ながら、穏やかな余生の意味を考えました。日本人の幸福度が高くない理由は、世界屈指の長寿による長い老後が暗いイメージを持つからだと思います。収入を絶たれ年金に期待が難しい長過ぎる老後を誰もが心配します。高齢者施設は誰でも入居できる状況にはなく、入れても、正気を失った人、攻撃的な人なども見かけ、決して居たい場所ではありません。世界に冠たる長寿国日本が世界に問うべきは、老後という概念を消すことだと思います。老後のイメージは肉体的、経済的な弱者ですが、健康長寿を実現し生涯現役であれば、深刻な社会保障問題は一挙に解決します。本当に必要なのはお金を蓄えることではなく筋肉を鍛えることだと思います。

保身が阻む新機軸

子供が持つ無限の可能性を活かすも殺すも教師次第だと思います。娘が今年の夏に途上国で教育支援の無謀なイベントを企画したとき先生に言われた「心配なことだらけだけど、でもやってみないと分からないから一歩を踏み出しなさい」という言葉に感動しました。高校生が途上国でイベントを行うリスクは大きく、学校公認となればその責任は学校に及びます。それでも生徒の可能性に賭けようとする姿勢に本当の良心を感じます。残念ながらこうした学校は例外的で、多くの学校は古い企業組織同様に保身のためのリスク排除をします。日本から次の時代の新機軸が久しく生まれないのは、多くの企業が上から下まで前例や規則を盾に保身しか考えずリスクを取らないからだと思うのです。

自分を偽る職場

一度組織を離れた友人の多くは、複業を認めない組織で再び働く気はないと言います。組織に属する最大の魅力は安定的な収入ですが、無駄な出費を控えればハードルは下がります。辞めたくても辞められない人のなかには生活費が肥大化している人が少なくありません。自身の場合会社を辞める前から、車の排気量は4分の1、家の面積も半分、スポーツクラブは退会し、タクシーは乗らず、外食も最小限に、本は買わずに図書館といった感じで生活をダウンサイジングしました。しかし、特段不都合でも惨めでもなく、以前の消費スタイルこそ過剰だと思います。得られる恩恵はかけがえの無いものです。通勤地獄からの開放、自由時間の増大、何より自由に生きる権利です。先進七カ国最低の生産性の真犯人は自分を偽って生きるような不幸な職場だと思います。

医産複合体に都合のよい国民

花粉症だと思っていると週末に頭が痛くなり熱も上がりはじめました。体調不良は身体と向き合い体調を整える絶好の機会です。勤め人時代は早く治したい誘惑に負けて薬を服用したこともありますが、何も食べずに身体を休ませ代謝に集中させれば簡単に治り、薬の効果だと信じていたものの正体が自然治癒力だったことが分かります。副作用のある薬の服用は多くの場合有害ですが、世界に誇る国民皆保険制度は、安易に医者にかかる国民を増やしたと思います。医療費が高ければ医者にかからない生活を心がけますが、不健康な生活をしながら体調を崩せば医療にすがる医産複合体にとって都合のよい国民を増やしました。一部の医者が医療と関わることの危険性を告発し始めたことには希望が持てます。関節などの痛みの多くは肥満や運動不足に起因しますが、事業者売上高ベースで一千億円を超えるボディケア市場の人たちは、その事実が知れ渡らないことを願っていることでしょう。

医療信仰が生んだ過剰医療

世田谷区から胃がん検診のお知らせがきました。検診のデメリットを表記していることに好感が持てます。高齢化が進めばかなりの人ががんになりますので、検査そのものにリスクがあり、過剰医療を招く検診をどのように受けるかの判断には医療リテラシーが求められます。昔は有名病院や名医に知り合いがいることがお金持ちのステイタスでしたが、こうした医療の盲信が過剰医療を招き、この30年間に関していえば、がん治療を全くしなかった場合の平均余命の方が長かったはずです。インフルエンザの予防接種にしてもあらゆる検診にしても何の知識も持たず、ただ言われるままに受診する日本人は今でも少なくありません。過剰医療を生んだのは自分の身体を人任せにする医療信仰にほかなりません。

工場生産労働方式の不思議

昨日はリゾートテレワークのセミナーに行きました。以前から注目されるテレワークはいまだに根付きません。大手システムインテグレーターなどが自社商品のアピールを兼ねて実施しているのが実態で、流入人口の欲しい地方自治体も前向きですが実需という実感はありません。震災後に会社に行く必要のないテレワークが推奨されましたがしばらくすると元のオフィス勤務に戻りました。サラリーマン時代はオフィスで仕事をすることはほとんどなく、自分にとって一番生産性が高いのはカフェで次いで移動中の車内や機内、自宅、オフィスの順です。現在ならその最上位に来るのは自然のなかでの仕事でしょう。仮にリゾートワークにたいした効果がないとしても、あの過酷な通勤を社員に毎日強いるのは狂気の沙汰です。生産性を高めたいなら18世紀から続く職住分離型の工場生産労働方式に疑問を持つはずなのですが不思議です。

健康な身体と感謝の気持ち

人が浪費の罠に寛容なことは、産業にとって最大の福音だと思います。美食に明け暮れる一方でダイエットをすれば両方の産業を潤し、医療と介護産業は大きな生涯価値を手にします。これらの需要はGDPにカウントされても幸せには貢献しません。美味しい料理の多くは健康に悪く、お年寄りに楽をさせると当人の筋力を奪い、何かを得ると失う恐怖を覚え、何かを達成すれば次の比較対象を探し、十分なリラックスのあとには自律神経のバランスが崩れます。産業化された幸せと不幸はいわば双子の兄弟です。本当の幸せは産業化の手の及ばないところにあるはずです。毎日を機嫌良く過ごすのに必要なものは、健康な身体と感謝の気持ち、あとは美しい自然があれば十分だと思います。

人気職業でなくなった政治家

かつて経済統計の水増しが注目された中国ですが、昨今の日本も政府統計を操作しなくてはならない状況に陥っているようです。次の選挙にしか興味のない政治家はやるべき仕事より票につながる成果を優先します。政治に関心を持つべきという声もありますが、政治に興味があるのは利権に群がる人たちです。政治に変化を求めても本質が変わらないことに気づくべきでしょう。旧態依然とした政治屋の巣食う世界に最悪の財政赤字や増大する社会保障費などの根本的解決を期待するのは難しそうです。素晴らしい政治家も少なからずいたと思いますが、今となっては奇跡を期待するようなものです。政治を変えるのではなく、もっとも遅れ業界であり機能不全に陥ったシステムと距離を取る方が建設的です。かつて政治家は人気の職業でしたが、若者と話しても政治家になりたいという無邪気な話は聞かなくなりました。

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