自由と安定のジレンマ

近所の商店街を歩くとき、個人商店の客の入りが気になります。こんな客の入りでやっていけるのだろうかなどと余計な心配をして、客が入っている日は安心します。多くの商店や自営業者、経営者が毎日の売上に一喜一憂し心が休まる暇がないのに対して、毎月定額が振り込まれるサラリーマンは気楽です。ある意味で最良の社会保障制度だと思いますが、自身は現役時代その有り難さに気づきませんでした。慣れの恐ろしさで、お金を稼ぐというプリミティブな行為の存在を忘れてその境遇に甘んじます。10連休が近づくとサラリーマンの収支を考えます。この時期航空券や宿泊費は10倍以上に高騰することも珍しくなく選択肢も限られますが、絶好の機会を逃すまいと脅迫観念にかられます。10連休の熱狂に自由と安定のジレンマを考えさせられます。

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