
白河に行く際はよほど疲れていない限り高速道路は使いません。往復400kmの一般道が日帰りでも苦にならないのは、総延長80kmに及ぶ大規模バイパスの新4号国道があるからです。時間さえ選べば高速とそれほど変わらないスピードで流れており、一方で白河までの高速料金は、ETCを使っても往復で11,320円もします。加えて、週のはじめに白河に向かう時、Googleマップが気まぐれで案内をした国道408号は、全国的にも珍しい時速80 km/h制限のバイパスで、こうなると高速道路と同じです。N-VANが半年間に3万kmを走ったのは中四国・九州へ数度の遠征をしたからですが、多くは白河への往復によるものです。都度高速を使えば経済的負担は無視できなくなり、他方で高速を使うことにより生み出される時間は、往復で3時間早いだけです。これを時給に換算すると3,773円のバイトをしていることになり、運転という楽しいバイトをやめることはできません。
お知らせ
Intensive timer

昨日は大月で授業の日でした。何を話すかはおおよそ決めていますが、資料は大学近くのガストで1時間半ほどの間に作ります。直前にやるのは決して手を抜いているからではなく、短時間に集中した方が最高のクオリティを出せるという経験値があるからです。しかも直前のインプットにより、記憶が鮮明で頭の解像度が上がります。最もよく見る(聴く)YouTubeはstudy timerです。アップテンポな曲と慌ただしく動き回る自動車の映像とカウントダウンされる数字は、仕事をする際に最適です。集中するにはオリジナルの再生時間の60分は長過ぎるので、30分、45分といった仕事を終える目標時間に巻き戻して使い、この方法だと広告も入りません。仕事の生産性を最大化するための工夫をいつも考えますが、結局は締切直前に仕事を始めること以上に効果的な方法は見つかりません。ついでに言えば、仕事に追われる緊張感こそが生命力を高めている気がします。
人間の可能性追求

4月16日にポルシェ911 GT3がニュルブルクリンク北コースで、マニュアルトランスミッション車として最速の記録を樹立したと発表しました。スポーツカーを製造するポルシェやフェラーリでさえ、正規販売から大半のMT車は駆逐されてしまいましたが、GT3の顧客の中で、マニュアルを選択する人が増えていると言います。車両重量は1,462kg対1,479kgとMTが軽いものの、0→100km/h加速は3.9秒対3.4秒でDCTに軍配が上がります。N-VANでも低速からのトルクが厚く、安楽かつ重厚感のある加速のAT車に対して、MTは忙しくギアを変える必要があり、さらに燃費が悪ければ選択する理由がありません。しかし、ギアチェンジをしながら走る爽快さは圧倒的で、詰まるところその違いは人間の可能性追求にあると思います。もし機械任せのスピードが重要なら、車よりはるかに遅い人間が走るオリンピックに、世界中があれほど熱狂することはないと思います。
腰痛は感情的ストレス

山頂の桜で知られる棒ノ折山(969 m)に登りました。腰痛のため久しく山から遠ざかっていましたが、スピードハイクなら1時間少々で往復でき、腰痛のリハビリに適当です。標高399mの奥茶屋キャンプ場から山頂までは、約1.5kmのよく整備されたトレイルですが、標高差は570mありそれなりにスパルタンなルートです。最近の腰痛治療は、体を動かすことによって改善する潮流ですが、アメリカではさらに先を行きます。おそらく米国で最も読まれ最も衝撃を与えた問題作は、ジョン E.サーノ氏の書いた「心はなぜ腰痛を選ぶのか」だと思います。1980年代に発表したTMS理論によると、腰痛などの痛みのほとんどが構造的な問題ではなく、怒りなどの感情的ストレスを抑圧していることが原因であると言います。患者が自分の身体と心で起きていることに気づけば、患者は自ら速やかに回復し、しかも心理療法が必要になるケースは稀であると述べています。
都心から1時間半のウブド


昨夜は都心からわずか60kmの奥多摩町にあるサウナ施設に泊まりました。たっぷりとロウリュをされた100℃のサウナ室で熱波を受け、敷地内から湧き出す15℃の飲める水風呂に入り、山桜が咲く美しい里山を眺めていると、久しぶりにアドレナリンと副交感神経が同居するマインドフルネスな感覚に陥ります。人の気配のしない静寂な環境に、清流の音だけが響く奇跡的な立地は、これまでも、これからも現れないはずです。日が沈み、どこか東南アジアを思わせる古民家の天井造作が照明で照らされると、あたかもバリ島のウブド、クデワタン村あたりに自分がたたずんでいる感覚にとらわれます。これは単なる錯覚ではなく、脳内ではバリに行ったときと同じ神経伝達物質が同じ量分泌され、同じように幸せを感じているはずです。要はそれを自分が追認するか否かであって、都心から1時間半のリトリートを感じる感受性の問題のような気がします。
プリミティブな旅


噂が経済活動を動かす

香港の航空会社グレーターベイエアラインズは、5月から仙台便と徳島便をそれぞれ週1便減便します。夏に日本で大地震と大津波が起きる、との著名な風水師の予言を気にする人が旅行を控えることが原因とされます。7月に災害が起きるという噂は、都市伝説界隈ではよく知られますが、他方で人々が買占めに走るとか、山に逃げるという話も聞きません。科学的な根拠がないこれらの噂が経済活動に影響を及ぼすのは、コロナ禍によって人々の意識が変わったからだと思います。何が起きてもおかしくないという意識が芽生え、他方で国やマスメディアによる報道やSNS規制への不信感が、不安を助長しているように見えます。日本で一大ブームとなったノストラダムスが、「空から恐怖の大王が来るだろう」と予言したのも7月でしたが、冷静に災害に備えることは悪いことではありません。
医者いらずの秘訣

健康診断は不健康を見つけることはできても、健康を診断しないと思います。普段から健康の目安にしているのは顔色と便、体重、ウエストです。自分の場合、体重60kg、ウエスト76cmがベストの健康状態で、体が身軽に動き活動的になれます。不摂生が続いたのか、ズボンのウエストが苦しくなり2日ほど食事を抜きました。日常が24時間断食に近い食生活なので、プチ断食は2日以上食事をパスします。食べなくてはならないという思い込みさえ解ければ、数日食事を抜くのに覚悟も我慢も不要です。我が家のラブラドールも普段は食欲旺盛ですが、体調が悪いときは数日餌を欲しがらず、絶食は医者いらずの秘訣かもしれません。2日食事を抜くだけでズボンは自分の体にフィットし、食事も美味しくなり、自己肯定感も高まります。食べ過ぎの食生活さえ見直せば、日本の医療費は半減する気がします。
イノベーションを起こす人

昨日は前期最初の授業で、肌寒い大月に行きました。早朝の大月までのドライブは日常に好ましい変化を与えてくれます。カラオケが体に良いように、頭を使いながら人前で話す授業は脳のエクササイズになります。学生の受講意欲の高め方を普段から考えますが、教員のモチベーションを高めるのは学ぶ意欲にあふれる学生の存在です。観光分野に関心を持つ学生が多いのか、「団体客の具体的な集客方法を知りたい」といった質問もあり、授業後に回収するコメントペーパーには、「将来は地方でアルベルゴ・ディフーゾを運営したい」という明確な目標も書かれます。一番琴線に触れたのは、「将来がないと思っていた観光産業ですが、この授業を通してその考えが変われば自分も成長できると思った。」というコメントです。観光にイノベーションを起こせるのは、目の前にいる学生たちなのでしょう。
どこでもサウナを楽しめる時代




先週末は裏磐梯で開かれたサウナフェスに行きました。雪の残る諸橋近代美術館の屋外エリアには、テントサウナやバレルサウナに加え、トラックやけん引式のサウナ、ハイエースを改造した自走サウナも目立ちます。どれも熱源は薪ストーブですが、印象的なのはサウナトラックで、荷台のコンテナには100℃のサウナ室と-30℃の冷凍チルルームがあります。コンテナは熱を逃がさないのか、温度計は120℃をはるかに振り切り140℃以上を指しています。ロウリュが危険な温度で、サウナハットならぬタオルで頭を覆いたくなり、香川県のから風呂を思い出します。冷凍チルルームは体感-10℃程で、水風呂の爽快感はありません。建築不可の土地などにはナンバーのついたけん引型のサウナが便利で、地元の工務店が制作したもので100万円台と比較的手ごろです。どこでもサウナを楽しめる時代のサウナのあり方が問われそうです。