近所に住む友人宅から肉のお裾分けを頂きました。見るからに高級そうな肉ですが、娘は食べたくないと言います。確かに肉を見ても高級そう、とは思っても美味しそうと思うことがなくなりました。一部の医者が強迫的に肉を食べろという割には、肉食を止めてもスタミナが落ちることはなく、むしろ外食で肉を摂ったときに腸内環境が乱れます。菜食のアスリートほどパフォーマンスが上がるという衝撃のドキュメンタリー、「The Game Changers」が公開されたのは2019年ですから、世間の多くはこの不都合な真実に懐疑的です。生肉がなければ調理時の細菌性感染症などのリスクが無くなり、加えて食費が目に見えて下がります。人は健康のために何かをしたがりますが、止めることこそ最良の健康法であり、その典型が断食だと思います。人体にはホメオスタシスが働くので、健康のために余計なことをする必要はないのかもしれません。
お知らせ
生産性の高いスキマ時間
K-POPに入れ込む娘は、オタ活資金のために、時間があればスキマバイトアプリのタイミー(Timee)を見ています。社会の未活用資源である450万人の働き手の空き時間と、希望人材がすぐに欲しい企業の求人情報を即日マッチングするシェアリングビジネスは、働くことのエンターテイメント化をめざします。直前のニーズはお互いの時間を有効活用でき、時間限定ならモチベーションも維持できます。QRコードによる雇用契約締結・出退勤管理、労働条件通知書の自動生成、リアルタイム振込サービスに加え、募集掲載費用が不要で、職場による人材引き抜きを無料で認めるなど使い勝手の良さが際立ちます。人事評価も、職場評価、ペナルティ回数、直前キャンセル率などで可視化され、同時に利用者による職場の改善提案も上がります。長時間ダラダラ働くのではなく、スキマ時間に生きた勉強をすることこそ、最も生産性の高い働き方かもしれません。
お金も時間も足りないぐらいが幸せ
人生を豊かにするのはお金と時間と言われますが、難しいのは、どちらもあれば満たされるわけではないことです。お金に余裕があれば贅沢な暮らしを始めて消費の罠から抜け出せなくなり、典型的なのは宝くじで高額当選をした人が巨額の不労所得を得ても、満たされることなく不幸になるケースです。一方の時間も、あればあったで無駄に使うために、「退職後はのんびり」、などと言っているうちに人生が無為なまま終わってしまいます。人生の前半はどちらも足りないので、不平不満を言いながらも充実しているものですが、問題はお金も時間も余裕が生まれる人生後半に、充実した生活をする人が少ないことだと思います。人間は無駄なエネルギーを使わない生き物ですから、夏休みの宿題と同じで、本当に追い込まれるまで身体を動かしません。お金も時間も足りないぐらいが幸せなのだと思います。
水風呂に入ってはいけない?
裾野市にある会員制サウナのThermal Climb Studio FUJIに行きました。ドイツの自然療法クナイプ冷水療法が行えるテルマリウムサウナ、暗くて落ち着く独ベンベルグ社のサウナ、樹齢200年以上でさらに100年ほど立ち枯れしたフィンランド産ケロ材を使ったケロサウナ、富士山の伏流水を使用した14~19℃の冷水浴槽と30~35℃の不感浴ができ、とくに不感浴は外気浴を超える気持ち良さです。圧巻は、3m以上の高低差を持つマウンテンサウナのアウフグースで、重低音の効いたサウンドシステムのクラブ系音楽と照明で盛り上がります。室内上部は120℃、上段と下段の体感温度差は30℃以上とされ、3セットのアウフグースで汗が吹き出します。4つのサウナの途中に水風呂を入れず、徐々に深部体温を上げていく入浴法が奨励されます。サードウェイブと呼ばれるサウナブームは始まったばかりであり、健康的な入浴法の確立にはまだ時間がかかりそうです。
真面目が報われない
昨日は御殿場のビジネスホテルに泊まりました。盛り上がるインバウンド需要は、ここまでは届かないようで閑散としています。過不足ない客室、終夜営業の大浴場と満足度の高い朝食、焼きおにぎりやカップラーメンの夜食までついて、込々5,500円では浮かばれません。さらにOTAの手数料を引かれると、損益分岐点に到達しないことは明らかです。コストパフォーマンスが高いため、じゃらんの評価は高得点ですが、それがビジネスの成功を約束するものではありません。クロワッサンやパンオレザンが美味しく、「この手のホテルにしては」と言う必要がない出来です。消費者としては有難いのですが、同業者としては複雑な気持ちになります。普段は食べない朝食を、ましては最も忌避すべきパンまで食べさせるほど、真面目に商品改善をしているのに、それが報われないのは経営資源投入が総花的で、全体の印象がビジネスホテル然としているからでしょう。
日常の食事がベスト
昨日は静岡県内に展開するハンバーグレストラン「炭焼きレストランさわやか」に行きました。ケタ違いの待ち時間で知られ、2019年には520分待ちを記録した御殿場インター店は、ランチが終わった16時だったため20分ほどで入店できました。客の9割がハンバーグを注文し、年間500万個以上のハンバーグを製造する、同店の看板商品げんこつハンバーグ(250g)は、ステーキの食感に近く、肉好きの人には支持されそうです。自宅では肉を食べ無くなり、出先でもなるべく肉を避けているために、空腹で来店したにも関わらず、積極的に食べたいものではありませんでした。視察以外の外食をしたくない理由は、消化不良により体調を崩すからです。身体を機能させる目的であれば、自宅で食べる日常の食事がベストであり、そのペースを崩したくありません。ドーパミン的な喜びが外食であるなら、家の食事はセロトニン的な喜びがあると思います。
ブランドも肩書も負け惜しみ
何事も器用にこなすFB友達の投稿を見ていて、不覚にもこの人の本業は何かと思ってしまいました。本業があれば副業があり、それが昨今は複業になりましたが、「働く=職業」と早計に考えるのは、同質化をめざす軍隊的な教育が原因かもしれません。職は生業としての技能のニュアンスがあり、業は業界のイメージがあります。働くという行為は主体的な自己の内面であるにもかかわらず、外部にある便宜的な職業だと思い込み、全てをお金に直結させる思考に偏っていたと思います。何等かの価値やベネフィットを社会に提供することは、自己実現欲求を満たします。産業分類的に仕事をとらえると、仕事が生きる上で必要な強さであり、自分の内面に問いかけることから生まれることを見過ごします。会社のブランドも組織の肩書も、稼いだ金額も、自己実現できなかった人の負け惜しみに過ぎないのかもしれません。
なるべく食べずに運動
昨日は日曜日の深夜、月曜日の午前0時過ぎに台湾から戻った娘を羽田空港に迎えに行きました。通常車で1時間ほどかかりますが、夜中だと20分ほどの道のりです。以前は夜中に目が覚めると頭がぼんやりしたものですが、コーヒー、紅茶などのカフェインを抜くようになってからは睡眠が深くなり、短時間の睡眠でも頭が冴えます。羽田から戻った足で、そのまま白河まで新4号国道で往復400km強を走りましたが、通い慣れた道なので疲れもありません。惰性で摂っていたカフェインを、ハーブティーに代えるだけで体力が充実するのも不思議です。なるべく食べずに運動が最高の健康法だと思えるのは、どちらも心、体、精神の調和を図るものだからでしょう。人は自らの欲望を優先して、お金を払って自分の体を傷つけていると思います。消費を抑えることで全てが尊く有難いと思え、運動をすることで前向きな気持ちになり、人生は満たされます。
日本の暮らし
週末を使って娘は台湾の友人に会いに行きました。早朝発と深夜着のLCCを使うと、費用も含めて週末海外旅行が普通にできます。かつては高嶺の花だった海外旅行は、HISの価格破壊によって手の届く贅沢になり、今やありふれた週末の娯楽です。海外と頻繁に行き来する生活が当たり前になり、東アジアでビジネスをする人にとっては日帰りも当たり前になりました。一見華やかに見える他国の文化に目を奪われ、一方で自国の良さを顧みることなく、植え付けられた自虐史観を疑わない日本人もいます。海外の人の消費行動を通じて、日本の良さを再評価することも少なくありません。コロナパンデミック騒動は、われわれが手放しで礼賛してきた、グローバル化に対する警告のようにも見えます。一時の刺激的な娯楽より、祖先から連綿と伝わる日本の暮らしを守ることに意識を向けるべきだと思います。
年齢は心の問題
ジェニファー・ハイズ著の「うつは運動で消える」を読みました。運動をすることにより、脳由来神経栄養因子(BDNF)が作られ、ストレスから身を守るという主張は目新しくありませんが、運動によって分泌されるドーパミン量が、食べ物に匹敵する数値という点は興味をひかれます。運動は食事同様に楽しみとなりうる反面、多くの人が運動を避ける理由は運動自体がストレスを伴うからです。トレーニングをした人は運動のコンフォートゾーンが広がり、運動を心地よいと感じることができます。つまり運動嫌いを治す方法は運動をすること、というパラドックスが存在します。印象的なのは、「鉄の修道女」と呼ばれるシスター・マドンナ・ビューダー(Sister Madonna Buder)が、水泳3.8km、自転車180km、ランニング42.195kmからなるアイアンマンレースを、86歳にして40 回以上完走している話です。年齢は肉体ではなく、心の問題でしかないのかもしれません。