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裏山スリーピークス


昨日は大月で授業のあと、大学の裏山にあたる菊花山(644m)、馬立山(797m)、厄王山(730m)のスリーピークスに登りました。3、4分の場所から登山道が始まり、大学から90分でラウンドできます。裏山とは言え菊花山までは鎖場が連続するスパルタンな登りで累積標高は700mほどあります。稜線に出ると今年3月に発生した大規模な山林火災の爪痕を見ることができます。大月は新宿と富士山を結ぶ中継点であり、通過される宿命にありますが、四方を山に囲まれる資源は活かされず、途中で会ったのは一人だけです。厄王山からの下りは気持ちよく走れるトレイルで、鹿の鳴き声が谷間に響きます。お手軽なルートですが、授業の前に脳の血流を上げることは有益だと思います。運動は海馬におけるニューロンの新生を促し、学習能力、記憶力、認知機能を高めるBDNFを増加させます。フィットネスを学力向上に活かしたネイパービルの奇跡は日本でも起こせるはずです。

介護必至のライフスタイル


セーフティーネットであるはずの特別養護老人ホームの倒産が問題視されます。2023年度の従来型特養の42.1%が赤字で、入居待ち数百人というイメージと経営実態は異なるようです。光熱費などの物価高騰による運営コストの上昇、人手不足の深刻化、競合施設の増加による稼働率の低下が主因とされ、建物の老朽化による大規模改修コストなどの時限爆弾も抱えます。経営の安定化の観点から、特養の運営主体は社会福祉法人などの非営利とされてきましたが、非営利=安心という神話は崩れました。国は介護報酬の見直しやICT導入支援、処遇改善加算の拡充を打ち出しますが、介護報酬を上回る物価上昇の打ち手にはなりません。失礼ながら特養は人生の晩年を過ごしたい場所ではなく、一人一人が健康な生活により防衛するしかないと思います。問題は食べ過ぎ、運動不足といった介護必至のライフスタイルを送る人が多いことのような気がします。

体も心も調うルーチン


昨日は白河市の関山(618 m)に登りました。主要ルートの北側登山口が標高 389 mですから、標高差は230mとわずかで、山頂直下までは車が通れる参道もあります。しかし、白河市民に親しまれるこの山には5本のトレイルがあり、これらを使って登り返すとそれなりの運動になります。二枚橋登山口から登り、反対側の内松登山口に下り、近くに磨崖仏がある硯石登山口から登り返し、再び磐戸別神社に下り丸沢から登り返し、最後は鳥天狗の道と呼ばれるブナ林の本格的なトレイルを下れば、ロードを含む様々な道で体を鍛えることができます。また信仰の山でもあり、山頂には天平二年(730年)に行基が創立したという古刹、成就山光明院満願寺が、途中には江戸時代中期とされる岩肌に刻まれた仏像群である、硯石磨崖仏三十三観音を見ることができます。寛文4年(1664年)に寄進された銅鐘を山頂で撞くことができ、体も心も調うルーチンです。

寝室になるN-VAN


昨夜は福島県の某所でオートキャンプをしました。九州や四国への遠征の際にN-VANでは車中泊をしていますが、それらは仮眠に近く、本格的に夜を過ごすのは初めてです。泊まったのはキャンプ場ではなく、田んぼの広がるなかにある十数世帯の集落で、18時以降車が通ることも生活音が漏れることもなく、わずかに虫の音だけが響く静寂な環境です。N-VANの窓に遮光パネルをつけると、自宅でも実現できない完全な暗闇になり、騒音に慣れた都会人にとって、これほど平和な夜があることは新鮮な体験です。蚊のいない今の季節は、リアウィンドウを少しだけ開けて眠るのに最適で、朝は鶯の声で目を覚まします。カプセルホテルとビジネスホテルの中間ぐらいのN-VANの車内は、広すぎず狭すぎず一人がくつろぐのにちょうど良い大きさで、自宅の駐車場でも寝室代わりに使えそうです。

最も安い健康投資


今頃の季節になると花を買います。昔は花を買うなど気恥ずかしかったのですが、多くの統合医療の専門家は、花が人体にもたらす不思議な健康効果について語ってきました。それらは科学的に証明され、生花を見ると副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの低下が確認されています。オフィスに花があると、従業員の幸福度と集中力が向上すると言います。育苗用のビニールポットで売られる花はたいてい200円以下で、健康になるための最も安い投資だと思います。高齢者施設の実験でも、花の世話をした高齢者は、対象群に対して健康なことが指摘されます。近所の園芸店でもらった鉢に、水草を植えてビオトープでメダカを飼っていますが、ささやかな自然に触れるだけで、人は生命力を高める気がします。YouTubeで流す清流の環境映像も森林浴の効果があり、山に行けない週末でも手軽に自然の恩恵を受けられそうです。

老兵の価値


日々使うChatGPTは、使い過ぎによる知能低下を防ぐために無料版のまま自主規制をしています。対話を通して議論を深められ、知的労働者と称されてきた人たちの能力をすでに上回り、全人類の知性を超えるシンギュラリティは2045年以前だと思います。妥当な答えを得るプロンプトさえ身に付ければ、仕事の分析から料理のレシピ、健康相談、法律相談、人生相談まで、あらゆる問いに答えてくれます。AIという巨大な外部ストレージを獲得した現代人に残された領域は、身体化された知恵しかないのかもしれません。これまではICTスキルがビジネス界での生き残りの鍵であり、デジタルネイキッドの若者優位の時代が続きましたが、これからはむしろ老兵の価値が高まる気がします。引退を間近に控えた自分世代の強みは、1980年代のバブル経済とその崩壊を、昨日のことのように覚えていることです。危機を感じ取る嗅覚や皮膚感覚の価値が高まる気がします。

体が動く自由


N-VANを別とすれば、この1年で最もお金を使ったのは腰痛治療です。毎月4万ほどをドクターストレッチに投じ、それ以前も様々な施術を受けました。鍼灸のように、即効性があっても翌日には元に戻ってしまうことが多く、ストレッチは改善効果を実感でき、かつ持続しました。しかし、3カ月ほどすると治っていく実感が薄れ、お金を払う価値を感じなくなり、企業がチェーン店で行うストレッチには自ずと限界があると思います。達人クラスの凄腕を持つ人なら独立を考えるはずで、偶然見つけた近所のストレッチトレーナーは、全幅の信頼がなければ体を預けることはできないほどの強さで伸ばします。効果てきめんで、なんと翌日には自由に山を歩ける体になりました。結局人は幸せのためにお金を払い、それは贅沢な暮らしではなく、体が動く自由こそが最も尊いのだと感じます。

白米信仰から自由に


米を食べるのは一日一度だけですが、もはや米は高嶺の花になりつつあります。アマゾンで買うことが多いのですが、前回10kgを買った時より2、3割価格が上昇している印象です。そこで、魅力的な価格のもち麦に変えました。麦飯は水溶性食物繊維のβ-グルカンが豊富で、腸内環境を整え、しかもGI値が低く血糖値の急上昇を抑えます。加えてビタミンB1・B2・E、鉄分、マグネシウム、亜鉛などを多く含み、疲労回復に適し、腹持ちが良く食べ過ぎることもありません。主食を健康面でメリットの多い麦飯に変えることを狙っていたのですが、米価格が急騰する令和の米騒動は千載一遇のチャンスです。刑務所でさえ白米と麦の比率は7:3とされますが、玄米でさえ文句を言う家人に麦飯100%を受け入れさせるのは、今をおいて他にはありません。実際食べても美味しく、要は白米信仰から自由になれるか否かだと思います。

AI対AIの闘い


会社の決算書がまとまりました。税理士事務所には会社創設期からの資料を保管してもらっており、おそらく昭和40年代以来のお付き合いだと思います。売上と経費はエクセルデータに整理して渡しますが、他人の使ったお金を精査するのは面倒でしょう。AIが普及すると税理士は不要になる、といった議論もありましたが、税理士の仕事の守備範囲は広く、より高付加価値化が求められるにせよ、無くなることはないはずです。昨今では、過去の税務調査を機械学習したAIにより、税務署の調査業務が効率化され、追徴税額が上昇する傾向が見られます。ウクライナの戦場で無人兵器が戦っているように、企業活動においても、AI対AIの闘いは現実に起こり始めています。仕事が飛躍的に効率化されることで、人間の行う仕事は何か、改めてその意義が問われるはずです。向上心と好奇心を失えば、人は存在価値を失う時代なのかもしれません。

アスリート社長の時代


オウンドメディアの成功例として、トヨタイムズが引き合いに出されます。しかし、優等生的で面白みに欠けるとも感じます。その点で、オーダースーツSADAのYouTubeの過激さは、佐田展隆社長自身が体を張ったトップセールスで自社商品をアピールする意外性にあります。東京マラソンはともかくとして、富士山からのスキーや主だった山にビジネスシューズで、ビジネスバックを抱えて登り、海外はモンブラン、キリマンジャロ、キナバルまで遠征し、時にはくじらと泳ぎ、趣味のスキージャンプをスーツでこなし、このままミーティングに出られると耐久性や運動性を訴えるのは、企業PRの正攻法に見えます。そごうのオーダースーツの仕事が大半を占めていた先代が巨額の負債を抱え、破綻寸前にあった同社を、製造・卸から製造・小売へと大胆に転換した手腕は、凡人ではありません。エネルギッシュなアスリート社長の時代を予感させます。

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