星を見て視力が回復?

今朝は2時過ぎに目が覚め、しばらくうとうとして3時頃から温泉に入りました。もうテレビの無い生活を2カ月ほど続けていますので、交感神経が変に高まることが無く、夜は早い時間に寝られます。関係者には申し訳ないのですが、すべてのテレビを撤去したときにNHKも解約し、先日小さな旅館にとっては無視できない額の受信料が戻入されてきました。ネット社会になって「今朝の日経の記事に」と同調を求める人も少なくなりましたので、ここ数年はフェイスブックなどのニュースフィードに表示される情報で十分です。

今朝も雲ひとつない晴天で、暗順応で目が浴室の闇に慣れるに従い、さらに小さな星が見えるようになりプラネタリウム並みの星空です。窓ガラスを通してもこれだけの星が見えるのですから、露天風呂ならさぞかし良いだろうなと思います。今日は人工衛星らしきものを見ました。飛行機より早くて点滅しませんのでUFOでなければ人工衛星だと思います。

星を見ているからだけではないのでしょうけど、視力が回復したらしく、こちらに来てからは遠くが見えなくてストレスを感じることがなくなりました。人間の身体は優れた回復力を持っていて身体に負荷をかける生活習慣を改めるだけで、本来のポテンシャルを発揮できると思います。

マインドフルネスな歩く瞑想に最適

今朝は、昨日、型落ち品の在庫処分で買ったスノーシューを早速試してみました。タブスTUBBSは1906年にノルウェーで創業されたスノーシュー専業メーカーです。とても扱いやすく、パウダースノーの新雪でもくるぶしあたりまでしか沈み込まず、ミズスマシのようにどこでも自由に歩ける感覚が新鮮です。それでいて足に余計なものをつけている違和感がなく歩きやすいのです。

とりあえず、冬季閉鎖されているホテル前の道をお隣の甲子温泉を目指して歩き始めます。積雪は深いところではミラーを越えるほどです。聞こえるのは鳥の声と阿武隈源流のせせらぎの音だけの白一色の世界で、かなりマインドフルネスになれます。

イノシシなのか、今朝通ったと思われるかなりの重量のある動物二頭の足跡が40cmほどの深さで鮮明に残っています。阿武隈川の渓流には岩魚なのか40cmほどの大きな魚影が走ります。

今朝は6kmほどの距離を歩きましたがアップダウンがあり、それなりに負荷がかかりハムストリングを鍛えられそうで、楽しみながらの冬場のトレーニングに最適です。気分が沈んだときの最良の薬は歩くことだと思っているのですが、血行が良くなったのか気分まで前向きになってきました。

運動不足解消の切り札

今日も館内工事がありましたが、土曜日なので来る職人さんはごく一部です。平日は工事で館内があわただしいために、改修工事が始まってからやっと曜日感覚が戻ってきました。

こちらでの生活が始まりほぼ2カ月が経ちました。多拠点居住を考えているので住所は東京に置いたままですが、生活の基盤は新甲子温泉に置いています。この2カ月の印象で言えば、きわめて住みやすいところです。新甲子温泉自体が1960年代に開発されたためか、ムラ的要素が希薄で、先輩面して講釈をたれるような人もいません。白河の商店も含めて普段行き来のある店の人とは顔見知りですし、良くも悪くも実名経済で、悪く言えば曖昧、良く言えばおおらかです。バスなども適当な場所で乗り降りができるようですが、都会でやったら会社にクレームが来そうです。

今日は20年ほどお付き合いのある方4名に、遠路施設の下見に来ていただきました。午後は、普段はなかなか入れないので日中温泉に入り、運動不足解消の切り札となるスノーシューを買いに行きました。

日本はまだまだディープだ

今日はホテルや旅館を始めとした事業所が参加するとある組織の総会があり、何も知らないぼくはとりあえず出席してみました。司会者が「慎重なる審議をお願いします」と言うのに、司会者が議案説明を終えた瞬間に間髪いれずに「意義なし!!」の声。また、審議の必要な議案についてはこれまた、司会者が説明を終えた瞬間に質問者が立ち事務局案を尋ねるという手際のよさ。総会が必要なプロセスでスムーズに終えるのも悪くないが、その割には来賓あいさつがやたら多かったり、見世物としてはおもしろいが、いずれにしても大の大人が数十人も車を使って出かける内容ではなく、日本はまだまだ奥深いと再発見する午後でした。

イグルーが作れそうな雪の塊

昨夜も温泉から夜空を見上げると、美しい星々が満天に広がっていました。しばらく見とれていると、真上を流れ星が通りすぎました。東京にいるとき、犬との散歩中の夜明け前に流れ星を見ることがあるのですが、いつも一瞬の出来事です。なぜかここで温泉から眺める流れ星は、軌跡を残して緩やかに流れていきます。

昨夜は外で重量物が落下する大きな音がして、今朝見ると20cm以上の厚みの氷となった雪が屋根から落下していました。エスキモーなどの住居のイグルーが作れそうな強度はあります。

雪国暮らしは燃料費との戦い

今日は気温も0度前後と暖かく珍しく雪も降らない穏やかな一日でした。温泉浴場の前は阿武隈源流に抉られた深い渓谷になっていて、風が抜けるために背丈ほどに積もった雪が彫刻のように削られています。昨日駐車場の除雪をしてもらい地面が現れました。コメリで値段交渉していた10馬力ほどの手押しの除雪車での除雪はやはり難しそうで、50馬力(37kW)、最大トルク6.4kgm/fのクリッパーに除雪版をつけることを検討しています。3月からの重い雪だと車体が浮き上がると脅されているのですが、高価なホイールローダなど買えるはずもなく、当面これで様子を見たいと思います。館内の改修工事は佳境に入りモルタルを乾かす大型ヒーターが館内に入っています。とても暖かいのですが、20Lほどのタンクは一日でなくなるそうです。雪国での暮らしは燃料費との戦いです。

予定調和では見えない景色

昨日泊まりに来てくれたかつての同僚からは、「朝からよく食べられますね」と言われますが、毎日変わり映えのしない朝食です。昨日は誕生日で自分の年齢について意識せざるを得ないのですが、以前とは今は少し考えが変わってきて、年を取ることがそれほどいやではなくなりました。現在人間の寿命はテロメアの長さにより細胞分裂の回数が規定されるという考え方が主流です。楽観的なぼくは近い将来この前提を覆す発見があると信じていて、自分自身を実験台に旅館をアンチエイジングのR&Dや情報メディアにしたいと考えています。この旅館の以前の従業員のなかに82歳の女性がいて、最初に会ったとき、より若い5人の従業員のなかにいてどの人がその女性なのか分からないほど若々しいのです。

食事、運動、回復、生きがいなど健康維持のファクターはいくつかありますが、一番は後悔しない人生だと思います。以前人が死ぬときに後悔する事柄が列挙されている記事を見たことがありますが、共通することは自分の感情を押し殺して生きてきたことだと思います。より深く自分と向き合い、予定調和の人生では見えなかった新しい景色を見たいと思っています。

人生の折り返し地点?

今日は自身の半世紀+4年の誕生日でした。以前の会社人生ならあと定年まで1年を残すという時期ですが、自分のなかでは第二の人生の折り返し地点ぐらいに考えています。

一人の誕生日なので、とくに普段と変わることもなく、白河の街に出て図書館で本を借り、カフェでメールやFB、仕事などをして、業務スーパーで買い物をして料理、洗濯をする普段通りの一日です。

もともと惰性で歳をとるのがいやで始めたビジネスだけに、初めて経験すること知ることも多く、自らを変革する一年にしたいと思います。前近代的な色彩を色濃く残す旅館業界は、おそらく大手が切り込まないビジネスモデルの空白領域だと思います。労働形態やビジネススキームを工夫することで何かおもしろい事業展開ができないかと模索の日々です。新しい環境で試行錯誤の毎日を楽しむ一年にしたいと思います。

こんなに身近にあった戊申の役の激戦地

戊辰の役の趨勢を決めた白河口の戦いがあったことは知っていたのですが、その古戦場がいつも行くベイシアの裏山とは知りませんでした。この稲荷山は1868年に奥羽諸藩鎮定のために薩長大垣の西軍が白河を攻めたときの激戦地です。奥羽越列藩同盟側は4月25日に一旦西軍を退け、5月1日に再び来襲した西軍をこの稲荷山で迎え撃ったものの敗退し、東軍の約700名がこの1日で戦死したとされます。

いまはのどかな田園地帯にある小高い小さな丘ですが、登ってみると白河の街を四方に見渡すことのできる要害の地であることが分かります。東側には権兵衛稲荷神社があり、大正時代の文字の残る稲荷象がいくつも残っています。

夢の環境なのに歩けない

新甲子温泉での生活が始まり2カ月が近づいてきましたが、一番困っているのは運動不足です。公共交通機関中心の都会にいると自分の足で移動するので、一駅歩いたりして一日12,000歩ぐらいは毎日歩いていましたし、週に1度は1時間かけて高尾山に行き、20km前後歩いていたのですが、こちらにきてからはせいぜい毎日3,000歩から4,000歩しか歩いていません。買い物は往復3、40kmあるので車を使いますし、なるべく遠い駐車場に車を置くなどのむなしい努力もあまり運動にはつながりません。

トレイルが目の前にあるという、以前なら夢のように感じた環境にもかかわらず、深い積雪やら理由をつけては、歩いていませんでした。今朝は阿武隈源流のトレイルに行こうとしたのですが、腰を越える積雪で引き返してきました。剣桂神社まで行ける車道も状況は同じで、除雪車が掃ききれずに積み上げた雪が壁のようになっていました。誰もいない静まり返った森のなかで、マインドフルネスのための歩く瞑想などしようと思ったのですが、あと2カ月くらいは難しそうです。

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