今朝の新甲子温泉は快晴です。澄んだ静流はどこか夏の風情です。昨日はベンチャー支援で数々のIPOを成功させITSからインバウンドによる地域再生まで幅広く活躍される大津山訓男さんに宿泊していただきました。ローテク産業の代表と看做されていた旅館業界がこんなことになっていることに刺激を受け通しの2日間でした。知らないところで地殻変動により巨大なエネルギーが蓄えられていて、業界を大きく変える予感がします。番外編で高性能ミニドローンのデモ飛行も見せていただきました。この子供の小遣いで買えそうな機体も世の中を変えそうです。
お知らせ
家事労働はエクササイズ
今朝の新甲子温泉は快晴で日が昇ると湿度も下がりさわやかな朝です。ラブラドールのお気に入りのスキー場まで散歩をしました。標高997m地点にあるスキー場は宿から1.07kmの間に174mの標高差を登りますので、赤面山に続くこの登山道ではさすがに汗をかきます。そのあと標高910m付近にある陸上トラックでラブと少し遊びました。もちろん遊んでばかりいるわけではなく、朝は温泉浴場を洗い、掃除、洗濯をしています。17室の旅館とはいえ巨大な家ですから家事労働はエクササイズなので楽しみながらできます。
先の見える人生の恐怖感

今日は2002年4月から兼任講師として15年間お世話になった立教大学での最後の授業がありました。130名を超える履修者はぼくが担当したこの15年で最大です。ティーチングジョブは自分自身の勉強にもなり好きだったのですが、ここでキャリアに終止符を打つことは良い転機ととらえています。鉄道会社に勤務した14年、コンサルティング会社の14年の在職期間とほぼ一致し、14、5年というのはぼくにとってはひとつのキャリアを続ける適当な期間なのだと思います。
人間は野生動物としてなるべくエネルギーを使わないで、つまり楽な生き方を本能的に選びますから、今の仕事をそのまま続けることは心地よいものです。そしてアーリーリタイアをしてハワイかシンガポールで安楽に暮らすことを夢見がちです。しかし幸福学の見地からはそうした一見楽しそうな生活が幸せにはつながらないことが分かってきました。
先の見えない人生は終わりのない暗闇を歩いているような恐怖感があります。しかしぼくにとって先の見える人生は退屈で、それ以上の恐怖感があります。先の見通せる人生というのは、あたかも自分の人生がその先で終わってしまうかのような恐怖感があるのです。
新甲子温泉に戻ると、まずはひんやりする源流をラブラドールと散歩します。東京とは別世界の涼しい森を抜け剣桂神社で手を合わせる儀式は、森の生活に戻るルーティーンになっています。
日本離れした那須の山々
先日、プロカメラマンのNorihiro Harutaさんに那須の茶臼岳で撮影してもらった写真が納品されました。荒々しい岩山、舞い上がる砂埃、対照的に優雅に浮遊する蝶と、出来すぎのシチュエーションです。モノクロでプリントされた写真はさらに迫力があります。
那須の山々はアクセスが楽な割に高山の雰囲気があり、どこか日本離れした火山特有の光景が広がります。
犬こそマインドフルネス

今朝の新甲子温泉は冷たい雨が降り午前中に予定されていた行政区の草刈りは延期されました。降り続く雨のなか、この3日間玄関先にいた白い犬はよほどお腹がすいたのでしょう。立ち上がって玄関のドアをたたきます。ぼくには助けてくれる家族や友人がいますが、白い犬が今頼れるのはぼくだけです。少し迷いましたが、ラブラドールの餌を玄関先におきました。
餌を食べると、恩義に感じたのか白い犬は自分から去って行きました。賢い犬で、ラブラドールとの阿武隈源流の散歩にもついてきて、散歩道を理解しているので途中から先回りして遊歩道の出口で待っています。これほど賢い犬の身に何が起きたのか伺い知ることはできません。3日間その姿を見ていただけに情も移りますが、今のぼくにできるのは新しい里親が見つかることを願うだけです。こんな状況でも取り乱すことも自暴自棄になることもなく、冷静な判断をする犬こそマインドフルネスの先生です。
支えてくれる友の有難さ

昨夜は小学校以来の同級生、トレイルランニングの友人、宿の料飲施設について相談をしているレストラン経営者とシェフというそれぞれ親しくさせていただいている方々に宿泊していただきました。それぞれの立場から宿の経営について助言をいただき、支えてくれる友の有難さを実感する一日でした。
困ったことに昨日から宿の玄関先に野良犬が居つくようになってしまいました。数日前に那須甲子道路を歩いているところを目撃した白い大型犬です。飼われていたことが明らかなおとなしい犬です。自分のマットで幸せそうに眠るラブラドールと不安そうに外から室内を覗き込む白い犬の対比に胸が痛みます。気軽に犬を飼える風潮を無くさない限り、犬を捨てる愚かな人間が絶えることはないでしょう。
生涯現役社会
直観的にこの事業を始めてしまったぼくにあったのは好奇心と、50歳を過ぎてこのまま今までのキャリアを続けることへの恐怖心です。これまでと同じ人生を惰性的に過ごして行くことへの恐怖感が常にあります。新卒で入社した鉄道会社は14年、次の米国系コンサルは2年、その次のメガバンク系コンサルは14年と、ぼくにとって14年は同じ仕事を続ける期間の一つの目安のようです。今54歳の自分にとっての14年後の68歳は、おそらく現役として十分やれる年齢でしょう。その次の14年で82歳、次の14年で96歳、このあたりまでは現役でいたいと思います。ぼくはそんな社会が当たり前になる未来を夢見ています。
ラブとトレラン
今朝の新甲子温泉は小雨でしたが午前中には雨が上がり晴れ間が広がりました。甲武信ヶ岳で足を傷めていたラブラドールを連れて、国道289号の旧道から甲子峠を経て甲子山までを往復しました。昨日に続いて同行のカメラマンに撮影していただきましたが、トレイルをラブラドールが一緒に走ると新鮮な映像です。
歴然とするプロの技
今日は朝6時に那須の峠の茶屋駐車場を出発し、朝日岳、三本槍岳、茶臼岳の那須三山を回り、同行していただいたカメラマンに写真を撮ってもらいました。高性能なカメラが手頃な価格になり、素人写真とプロの境界があいまいになると思っていましたが、こうした人間の入る写真を撮ってもらうと差は歴然とします。自分と思えないほどの上出来で、写真の持つメッセージ性や背景、構図なども完ぺきです。デジタル化やAIなど技術が進歩するほどプロのプロたる所以が求められる社会になるのだと思います。
マインドフルネスなラブラドール
念願だったGPSウォッチを入手し、早速毎日の散歩コースを計測してみました。ほとんどがトレイルのこの道は全長が5.17km、高度は713mから939m、累積標高は336m、消費カロリーは253kcalのようです。東京から戻ってきたラブラドールも一緒ですが、先日の甲武信ヶ岳で足にダメージを受け本調子ではありません。ラブラドールは悩みなど全くないようで、取り乱すこともなく、いつももくもくと人間について来て、そしていつもご機嫌です。多くを手に入れた人間はそれだけ悩みも増えていきます。常にマインドフルネスなラブラドールには教えられることばかりです。