
人生に必要なのは時間とお金と健康だと思います。若い頃はお金も時間もなく、やがてお金と時間を手にする頃には健康が低下していきます。現役を退いてしまえばお金もやがて減っていき、時間も有効に使えなくなります。他方で、体の動くうちにやりたいことをやれという考え方も、生き急ぐようで違和感を覚えます。人生の後悔リストを減らしたいのであれば、三者のバランスが取れる中年以降の生き方が肝心だと思います。自分の人生におけるやりたいことリストの一番目は、自然豊かな国立公園内に温泉旅館を持つ、というものです。事業は塩漬けながら、一応は達成したものの、次にやりたいことが思い浮かびません。結局は自然豊かな場所で宿を経営することが、自分が生涯かけてやりたいことであり、古民家サウナをスケールさせることが当面の人生の目標であり、生きている実感が得られる気がします。
お知らせ
日本的教育が思考停止の源

先日、近所を短時間歩く間に、バイク、電動キックボード、自転車が一時停止を無視して、減速することなく道路を突っ切るのを見ました。いずれも若い人ですが、電動キックボードに乗った女性はスマホを見ながら運転しており、スマホ脳に改造された現代人の注意力は散漫になっていると思います。登山道で前方を歩く人に追い着いたとき、驚かさないように大き目に足音を立てて歩いても気づかず、物凄く驚かれることがあります。天敵のいない人類は周囲に警戒することなく無防備なまま生き、認知力や集中力が低下しているのでしょう。これはマスメディアの報道を鵜呑みにして、疑うことなく権威に従うことも同様で、答を重視する日本的教育が思考停止の源のような気もします。注意力・判断力・自己抑制・リスク認知は前頭前野を鍛えることで強化され、教えるべきなのは、マインドフルネス瞑想かもしれません。
経済的自由を手に入れる方法

花粉症も桜も終わった晴天の昨日は、新緑が美しく一年で一番生命力にあふれる季節です。連休前ということもありますが、マイクロツーリズムならぬご近所観光で過ごしました。近くの豪徳寺、紅葉の名所である実相院や、オリンピックを機に整備された馬事公苑に行くと、徒歩圏観光で満たされます。2万歩以上歩いて、最後に図書館で借りた雑誌を向かいのマクドナルドで読むと、払ったお金はコーヒーの120円だけです。普段の生活が質素なら、ここぞと言うときに一気にリスクを取れるのでビジネス上も有利です。多くの富裕層は浪費をせず、普通に生活した結果お金が残るのであって、富裕層の生活が意外に地味で質素なのは不思議なことではありません。ギャンブル性が高い投資をせず、ドーパミン報酬型の消費を遠ざけ、未来のために長期視点で投資を行うことこそ、経済的自由を手に入れる方法だと思います。
高級車は負債?

最近高速道路を走っていると車間距離を詰めて煽る車が増えていると感じます。運転マナーの悪化が事実なら、その原因は社会の閉塞感や先行きへの不安という世情を反映しているのかもしれません。非力なN-VANはほぼ制限速度で走り、遅いトラックが走行車線を塞がない限り追い越し車線に出ませんが、それでもしびれを切らした車が走行車線側から抜こうと無理に割り込んでくることがあります。煽る車を見ると、そこには一定の傾向が見られ、黒か白の車体の高級外車や高級ワンボックスが目立ちます。つまり高価な車で、乱暴な運転をする彼らが生活苦には見えません。車が高級でも心は満たされず、もてあますパワーを解放できない高速道路でストレスをためているだけに見えます。金持ち父さん風に言えば、高級車を買うのは負債に金を突っ込む無為な行為のような気もします。
時給3,773円のバイト

白河に行く際はよほど疲れていない限り高速道路は使いません。往復400kmの一般道が日帰りでも苦にならないのは、総延長80kmに及ぶ大規模バイパスの新4号国道があるからです。時間さえ選べば高速とそれほど変わらないスピードで流れており、一方で白河までの高速料金は、ETCを使っても往復で11,320円もします。加えて、週のはじめに白河に向かう時、Googleマップが気まぐれで案内をした国道408号は、全国的にも珍しい時速80 km/h制限のバイパスで、こうなると高速道路と同じです。N-VANが半年間に3万kmを走ったのは中四国・九州へ数度の遠征をしたからですが、多くは白河への往復によるものです。都度高速を使えば経済的負担は無視できなくなり、他方で高速を使うことにより生み出される時間は、往復で3時間早いだけです。これを時給に換算すると3,773円のバイトをしていることになり、運転という楽しいバイトをやめることはできません。
Intensive timer

昨日は大月で授業の日でした。何を話すかはおおよそ決めていますが、資料は大学近くのガストで1時間半ほどの間に作ります。直前にやるのは決して手を抜いているからではなく、短時間に集中した方が最高のクオリティを出せるという経験値があるからです。しかも直前のインプットにより、記憶が鮮明で頭の解像度が上がります。最もよく見る(聴く)YouTubeはstudy timerです。アップテンポな曲と慌ただしく動き回る自動車の映像とカウントダウンされる数字は、仕事をする際に最適です。集中するにはオリジナルの再生時間の60分は長過ぎるので、30分、45分といった仕事を終える目標時間に巻き戻して使い、この方法だと広告も入りません。仕事の生産性を最大化するための工夫をいつも考えますが、結局は締切直前に仕事を始めること以上に効果的な方法は見つかりません。ついでに言えば、仕事に追われる緊張感こそが生命力を高めている気がします。
人間の可能性追求

4月16日にポルシェ911 GT3がニュルブルクリンク北コースで、マニュアルトランスミッション車として最速の記録を樹立したと発表しました。スポーツカーを製造するポルシェやフェラーリでさえ、正規販売から大半のMT車は駆逐されてしまいましたが、GT3の顧客の中で、マニュアルを選択する人が増えていると言います。車両重量は1,462kg対1,479kgとMTが軽いものの、0→100km/h加速は3.9秒対3.4秒でDCTに軍配が上がります。N-VANでも低速からのトルクが厚く、安楽かつ重厚感のある加速のAT車に対して、MTは忙しくギアを変える必要があり、さらに燃費が悪ければ選択する理由がありません。しかし、ギアチェンジをしながら走る爽快さは圧倒的で、詰まるところその違いは人間の可能性追求にあると思います。もし機械任せのスピードが重要なら、車よりはるかに遅い人間が走るオリンピックに、世界中があれほど熱狂することはないと思います。
腰痛は感情的ストレス

山頂の桜で知られる棒ノ折山(969 m)に登りました。腰痛のため久しく山から遠ざかっていましたが、スピードハイクなら1時間少々で往復でき、腰痛のリハビリに適当です。標高399mの奥茶屋キャンプ場から山頂までは、約1.5kmのよく整備されたトレイルですが、標高差は570mありそれなりにスパルタンなルートです。最近の腰痛治療は、体を動かすことによって改善する潮流ですが、アメリカではさらに先を行きます。おそらく米国で最も読まれ最も衝撃を与えた問題作は、ジョン E.サーノ氏の書いた「心はなぜ腰痛を選ぶのか」だと思います。1980年代に発表したTMS理論によると、腰痛などの痛みのほとんどが構造的な問題ではなく、怒りなどの感情的ストレスを抑圧していることが原因であると言います。患者が自分の身体と心で起きていることに気づけば、患者は自ら速やかに回復し、しかも心理療法が必要になるケースは稀であると述べています。
都心から1時間半のウブド


昨夜は都心からわずか60kmの奥多摩町にあるサウナ施設に泊まりました。たっぷりとロウリュをされた100℃のサウナ室で熱波を受け、敷地内から湧き出す15℃の飲める水風呂に入り、山桜が咲く美しい里山を眺めていると、久しぶりにアドレナリンと副交感神経が同居するマインドフルネスな感覚に陥ります。人の気配のしない静寂な環境に、清流の音だけが響く奇跡的な立地は、これまでも、これからも現れないはずです。日が沈み、どこか東南アジアを思わせる古民家の天井造作が照明で照らされると、あたかもバリ島のウブド、クデワタン村あたりに自分がたたずんでいる感覚にとらわれます。これは単なる錯覚ではなく、脳内ではバリに行ったときと同じ神経伝達物質が同じ量分泌され、同じように幸せを感じているはずです。要はそれを自分が追認するか否かであって、都心から1時間半のリトリートを感じる感受性の問題のような気がします。
プリミティブな旅

