やはり犬こそマインドフルネスの先生

先日宿に居ついていた迷い犬は動物愛護センターで収容されたあと、いつもお世話になっている川谷郵便局で飼われることになりました。5歳くらいの雌だそうです。最初にこの犬を見つけたのは那須甲子道路ですので、おそらく「国立那須甲子青少年自然の家」付近で離されたと考えられます。その2日後に宿に現れ3日ほど玄関横の軒先で過ごしました。ラブラドールとの阿武隈源流の散歩にもついてきて、姿を消したと思うと遊歩道の出口で待っています。3日目には空腹でどうしようもなくなったのでしょう。立ちあがって宿の玄関をたたきます。一切吠えることも威嚇することもない大人しい犬で、命が脅かされるような状況でも冷静な判断をする賢い犬ですからきっと新しい家族に愛され幸せになってくれると思います。

そう言えばうちのラブラドールは悪いものでも食べたらしくあれほど欲しがる餌を昨日は全く食べません。生活習慣病の大半の理由は食べ過ぎだと思うのですが、何も食べずにただマットの上で横たわるだけのラブを見ていると、本能的に体を治癒する方法を知っているのだと思います。体調の悪いときに栄養をつけようと食べる行為は逆効果だと思います。迷い犬の冷静な判断といい、やはり身ひとつで生きている犬こそマインドフルネスの先生です。

空気を変える那須連山

今朝は朝から冷たい雨です。温泉から望む阿武隈渓谷には雲海が立ち込め幻想的です。白河市の駅伝代表チームにお越しいただいたあわただしい週末が終わり、雨音を聞きながら普段は自分一人のときはいれないコーヒーを作り朝から読書をしています。こんな時間が持てる雨の朝は良いものです。

昨日お泊まりいただいた方にも東京とは空気が違うと言われましたがぼくもそう思います。ここ西郷村の東隣にある泉崎村に家を買ったANAの元機長によると、那須連山の上空を飛行機で飛ぶと、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の1,900mの那須連山が壁となって首都圏の汚れた空気を遮断しているそうです。福島県側に入ると空気の透明度が明らかに変わるのが分かるそうです。この尾根は会津側から吹きつける那須おろしが強くそれが首都圏の汚れた空気を押し戻しているのかもしれません。写真は先月撮影した茶臼岳から朝日岳に至る尾根です。

人間の原点回帰

昨日に続き今日も11月のふくしま駅伝の白河市代表チームの練習に宿を使っていただきました。朝のうち降っていた雨も上がり、標高800mから900m超の陸上トラックを含む新甲子温泉のトレーニングフィールドは涼しく、この時期の練習に最適です。練習が終わり駐車場に元気な声が響きます。福島市や郡山市など人口の多い強豪チームはありますが、ここでの練習成果が出てふくしま駅伝で好成績を残せることを祈るばかりです。

ぼくは走るのは苦手ですが、トレイルを小走りで下るのは大好きです。そんなときはランニングと人生がシンクロする「BORN TO RUN 走るために生まれた」が問題提起をした、人間の原点回帰のムーブメントがやがて大波となることを感じます。写真は一昨日も行った流石山(1,812m)のニッコウキスゲの群生地です。

美しくも悲しい尾根

今朝の新甲子温泉は晴天です。朝もやのブナの森を抜けるとオレンジ色の太陽が森の向こうに姿を現します。剣桂神社で手を合わせると、先の見通せない日々ながら今日まで無事に来られたことに感謝の念が湧いてきます。

今日は11月のふくしま駅伝の白河市代表チームにお越しいただきました。宿の前にあるウッドチップを敷いたクロスカントリーのトレーニングコースは高地トレーニングに最適です。しかし何といってもお勧めしたいのはこの宿を起点にした那須連山から裏那須に連なる長大な美しい尾根の縦走です。万里の長城のような会津国境の尾根は戊辰戦争の戦場という悲しい歴史も秘めています。

戊辰戦争の戦跡をめぐる山旅

昨夜の新甲子温泉は満天の星空で、今日は日中晴れていましたが、雷鳴を伴う夕立で駐車場には水蒸気が立ち昇りヒグラシが鳴きます。今日は昨日行った流石山(1,812m)、大倉山(1,885m)、三倉山(1,888m)の裏那須の尾根の入口にあたる大峠(1,450m)から三本槍岳(1,916.9m)、三斗小屋温泉を経て大峠に戻るルートで写真を撮りました。三本槍岳に続く尾根に上がると昨日は確認できなかった戊辰戦争時代の会津側の防衛線だった塹壕跡がはっきりと分かります。写真は今朝最初に行った鏡ヶ沼です。早朝の沼は美しくしばらくそこに佇みたくなります。最新の山の地図では鏡ヶ沼から那須連山の縦走路に上がる登山道があるはずなのですが、登山道は忽然と姿を消し、小一時間の藪こぎもむなしく結局林道まで戻ることにしました。海が大好きなラブラドールはこの沼でも水浴びをしていました。沼のまわりにはおびただしいイノシシの足跡が残っています。

会津の天空トレイル

昨日に続き今日は、宿から車で30分ほどの大峠から、流石山(1,812m)、大倉山(1,885m)、三倉山(1,888m)の美しい裏那須の3つピークの尾根を歩きました。霧に視界を閉ざされた昨日とは異なり今日は晴天に恵まれました。はるか遠くまで眺望のきく会津の天空トレイルは、登る者の意欲をかき立てます。今日はプロカメラマンの春田倫弘さんにも同行してもらいましたが、ラブラドールはもう飽きたのか前回のようには一緒に走ってくれません。この雲上のトレイルは下界の暑さとは別世界で、半袖であればそれほど汗をかくこともありません。

いいとこ取りの美しい尾根

昨日の新甲子温泉は日中の気温が20度を下回り、涼しいというよりは肌寒い一日でした。今朝は晴れの予報でしたので、宿から車で30分ほどの大峠から、流石山(1,812m)、大倉山(1,885m)、三倉山(1,888m)の美しい尾根を、週末のトレイルツアーとは逆方向に縦走することにしました。このルートなら稜線にすぐ上がれ、最初のピークである流石山(1,812m)までは駐車場から1時間10分ほどです。標高1,800mクラスの美しい眺めの広がる長大な尾根は今がニッコウキスゲの見ごろで、人の少ないこのルートは縦走のいいとこ取りができます。三倉山までの往復は14.26km、所要時間は3時間33分、累積標高は975mと程よい運動です。

この山域が戊辰戦争の山岳戦の古戦場だったことは最近まで知りませんでした。三斗小屋宿を新政府軍に取られた会津側の防衛線だった大峠には塹壕跡が残ると言われています。戊辰戦争との関係は分かりませんが峠には古い地蔵がいくつもあります。

気分が落ち着く雨の朝

今朝の新甲子温泉は気温15度で冷たい雨が降り続いています。3時過ぎには雷鳴が轟き、明け方の空を青白く染めます。青空が広がる朝は元気をもらえますが、雨の朝も好きです。早朝の温泉に身を沈め、雨音を聞きながらブナの林越しに朝霧にかすむ山を眺めていると深山幽谷の風情です。賑やかだった週末のトレイルツアーも終わり、なにか自分と向き合いたくなるしみじみとした幸せな感覚が気分を落ち着けてくれます。

写真は、昨日の日暮れ前の阿武隈源流です。ヒグラシが鳴く源流の森に佇むとなぜか子供のときの記憶が蘇ります。

サブ3比率6割強!!

甲子高原フジヤホテルを起点としたプロトレイルランナー眞舩孝道さん主催の2日間に渡る那須連山と南会津の山々をめぐるトレイルツアーは無事終了しました。昨日の宿泊者のマラソンサブ3比率は6割強と走りの強者が集結した印象です。今朝は延泊していただいたやはりサブ3の方と朝4時半から朝日岳、茶臼岳をまわりました。強風の名所として知られる峰の茶屋のある稜線にあがると体のバランスを崩すほどの突風です。本来は見晴らしのよい朝日岳(1,896m)山頂は雲のなかで眺望はありません。茶臼岳(1,915m)山頂では雲が消え、那須温泉神社の奥宮である那須嶽神社の鳥居の上に神々しい太陽が輝きます。

南会津の美しい尾根

甲子高原フジヤホテルを起点としたプロトレイルランナーの眞舩孝道さん主催のトレイルツアー2日目は、宿を5時過ぎにスタートして「那須連山最大の急登」とされる三倉山登山口に向かいました。

今日が山開きの三倉山登山口を出発して、三倉山(1,888m)・大倉山(1,885m)・流石山(1,812m)の美しい尾根を縦走するコースです。東京に住んでいたぼくにはなじみのない山域ですが、三本槍岳の山頂から望む長大な尾根は見ているだけで歩きたくなります。写真は昨日のツアーの様子です。

Translate »