
一人でいるときは常に「健康週間」です。運動とともに気にするのが食事で、自分に必要な栄養素を考えて買い物をすると普段の倍ほどの金額になります。しかし、一日一食しか食べませんので、最大に見積もっても一日2,000円以内ですから外食よりは節約できます。今は玄米菜食も糖質制限もしていませんので、肉と魚は毎日食べ、熟してオリゴ糖の出た甘いバナナはブルーベリーとギリシャヨーグルトを加えてデザートにします。低糖質高脂肪高蛋白質を基本にした食事は、揚げ物が好きだった自分でも満足できます。アボガドや納豆、豆腐のようにそのまま食べる食材以外は蒸すので、調理の手間もなく、作りながら食べ始め、そこからご飯を炊くので食事に2時間ほど使います。ゆっくり食べると血糖値の上がり方も緩やかになり、腹持ちもよくなります。快楽のためではなく、生きるために食べるバランスのとれた食事にこそ美味しさの本質を感じます。
年: 2025年
建築家版宮崎駿




茅野市の藤森建築を見ました。茅野市は、建築家、藤森照信氏の出身地で、デビュー作と言える1991年の神長官守矢史料館をはじめ3つの茶室などが徒歩圏に集中します。自然素材を大胆に使う設計は当初より注目していましたが、どこか違和感を覚えていました。それが変わったのはラコリーナ近江八幡を見たときです。建築家版宮崎駿のような世界観は、ランドスケープと一体になって初めて機能するようで、どこに建てるかが一番重要かもしれません。その点で隈研吾が庭の建築家と呼んだジェフリー・バワに似ている気もします。地上6mの2本の木の上の茶室「高過庵」は、アメリカの『TIME』誌により「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれるなど、今やその建物が世界的に知られる建築家ですが、昨日は見る人もなくひっそりとしていました。
サウナは酷暑時代の必需品

一度東京に戻りましたが、夜中でも30度近い東京では13歳のラブラドールの散歩ができないので、長野県に舞い戻りました。急激な酷暑は世界的な課題ですが、有効な対策がないばかりか、今後も上昇する可能性は100%と言われ、都市に住めなくなる時代は遠からずやってくるのかもしれません。サウナのメリットはヒートショックプロテイン(HSP)の生成と美肌効果だと思うのですが、細胞が熱などのストレスにさらされる際に作られるたんぱく質であるHSPは細胞機能を維持し、免疫機能を向上させ疲労回復を助けます。またサウナに繰り返し入ると体が暑さに慣れる暑熱順化により、早く汗をかき、体温を効率的に下げられるようになります。同時に汗の塩分濃度が下がりミネラル分の損失を抑える効果もあり、酷暑に対する体の適応能力を高めるに、サウナが必須の時代は目前かもしれません。
第四のガン治療法

伝統ある医学雑誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンが、運動がガン治療に効果があると報告しました。これまでもエビデンス・レベルの低い観察研究としては、運動がガン治療に有効との報告はしばしばありましたが、研究結果の信頼性の高いランダム化比較試験であることに注目されます。3年間計画的に運動プログラムを実施したグループでは、再発率が28%低下、死亡リスクは37%低下したといい、これは抗がん剤の治療効果に匹敵、もしくは凌駕するものです。もはや運動は、手術、薬物療法、放射線治療、に次ぐ第四の治療法として確立される時代に入ったのかもしれません。20世紀には自然治癒力と言うとオカルト世界の話だと思われていましたが、実態は逆で、現代医療が自然治癒力の手柄を横取りしていただけのような気がします。
冬の訪れが楽しみ

北アルプス・北穂高岳直下の北穂高小屋では例年より早く、初氷を観測したと言います。山では早くも初冬の足音が聞こえますが、あまりにも都会が暑すぎるので、夏山感覚で登るこの時期は、低体温症による山岳遭難が増える時期でもあります。灼熱化する都会の暮らしにおいて、四季の移ろいを感じる機会は年々少なくなりますが、山の近くで暮らすと四季おりおりの風情を感じることができます。人が人類史の大半を自然のなかで過ごしたように、人間らしい感性を保つには、なるべく都市の人工空間を離れて、自然のそばにいる必要があると思います。自然と一体になる暮らしは、人類を長年苦しめ続けてきた寒さとの戦いでもありますが、われわれの体は氷河期を生き残るために進化しており、寒さという刺激が人体を活性化します。山が一番美しい表情を見せる冬の訪れは、これからの季節の楽しみです。
都市には住めない

日々使ってしまうAIですが、ChatGPT5が1日あたりの推論応答に使う電力は150万世帯が一日に使う電力に匹敵すると言います。これ以外の生成AIを合計すると、2030年にはAIとデータセンターが世界の電力消費の8%を使い、これは日本全体の電力使用量に相当する規模です。新たな人為的熱源が地球規模で出現することは人類の生存を脅かしかねません。もはやエアコンは快適さのための製品ではなく、人類が生き延びるための生命維持装置となり、さらに気温を上げます。地球規模の不自然な気温上昇はさらに加速する可能性があり、喜ぶのは莫大な利益を上げるエネルギー関連企業だけでしょう。先日山で会った日本に住むオランダ人は、自宅の奈良は半年しか住めず、夏を挟む半年は八ヶ岳にいると話していました。こうした生活を強いられる時代は目の前かもしれません。
サプリの前に生活習慣

ファミリー企業をグローバル化させ、10年間で売上2倍、営業利益2.5倍に押し上げた新浪剛史氏への強制捜査により、経済界には激震が走ります。リベラル寄りの発言で保守界隈の一部からは蛇蝎のごとく嫌われ、B2C企業のトップが政治的意見の分かれるイシューに堂々と発言することには批判もありました。問題のCBDビジネスへの期待なのか、裏の顔なのか、はたまた日本社会のお家芸、改革者つぶしの捜査なのかと関心は広がります。しかし、相手が大物財界人だけに、警察は起訴、有罪への確信があるから踏み込んだことは間違いありません。サプリ全てを否定するつもりはありませんが、大半の人はサプリを飲む前に、食事や運動など改善すべき生活習慣があり、安易にサプリに依存する不健全さが改まるなら、一連の動きは歓迎すべきと感じます。
自分の体を信じる

健康トレンドにはすぐ飛びつくのですが、一方で疑い深いところがあって、まずは自分の体が発する直観と照らし合わせてから判断します。例えば高年齢における「小太り長寿説」は疫学データの平均値の罠による完全な嘘であり、心地よい俗説に惑わされてはいけないと思います。BMIという指標自体がおおざっぱな上に、標準的BMIには病気による痩せが含まれ死亡率を上げているはずです。同様に乱暴な議論が「〇時間寝ろ」という強迫めいた主張です。これなども睡眠関連デバイスをはじめとした産業界と結託した、御用学者によるデマだと思っています。睡眠時間は人それぞれで、量より質が大切なことは子供でも分かります。糖質中心の現代栄養学といい、歴史を振り返れば、時の権威者による大半の主張が的外れな誤りだったことに、科学界は謙虚になるべきであり、消費者はもっと自分の体の声を信じるべきだと思うのです。
気温上昇の原因

都心ではまだ暑い季節が続きますが、山では季節を先取りしてすでに秋の風情です。風が抜ける早朝の編笠山の山頂などは早くも冬と呼びたくなる気温です。他方で東京をはじめとした都市部の気温の高さは、人間の生存にとって危険なレベルだと思います。小学校の頃の夏、学校のプールに入れる日は確か気温が27℃以上だったと記憶しているのですが、当時はその気温に達しない日が結構ありました。その記憶が正しいなら、今の東京は5℃以上は気温が上がっており、この不自然な気温上昇の原因を地球温暖化説とすることには無理があると思います。子供の頃は自宅のまわりにはまだ未舗装路がありましたしクーラーも珍しかった時代です。都市化によるヒートアイランド現象や経済活動の活発化、クーラーの普及など生活の贅沢化、をはじめとした人為的な要因以外でこれほどの急激な気温上昇は説明できない気がします。
脳腸相関

これまでは無暗にスーパーに行くことを避けていました。買わなくて良い不健康なものまで買ってしまうからですが、一人健康週間に入り、栄養摂取の観点から料理を意識し始めると脳の思考回路まで変わるようです。不思議なもので食事を変えると、脳がポジティブリスト方式に変わる結果、スーパーのお菓子や総菜などの不健康な棚を素通りして生鮮食品しか買わなくなります。脳と腸は互いに影響を与える脳腸相関の関係にあり、健康的なものを食べた消化菅から発生した信号が、脳の思考を左右します。不健康な食生活をすれば脳の思考も不健康な誘惑に惑わされ、健康なものを食べれば脳の信号も正常化するという仮説は、現代医学の常識とも矛盾しません。脳を正常にしつけるには、まずは健康な食生活に切り替えることが先決のような気がします。