



茅野市の藤森建築を見ました。茅野市は、建築家、藤森照信氏の出身地で、デビュー作と言える1991年の神長官守矢史料館をはじめ3つの茶室などが徒歩圏に集中します。自然素材を大胆に使う設計は当初より注目していましたが、どこか違和感を覚えていました。それが変わったのはラコリーナ近江八幡を見たときです。建築家版宮崎駿のような世界観は、ランドスケープと一体になって初めて機能するようで、どこに建てるかが一番重要かもしれません。その点で隈研吾が庭の建築家と呼んだジェフリー・バワに似ている気もします。地上6mの2本の木の上の茶室「高過庵」は、アメリカの『TIME』誌により「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれるなど、今やその建物が世界的に知られる建築家ですが、昨日は見る人もなくひっそりとしていました。