1兆円と8万円は変わらない

トランプシンパ対トランプ嫌いによる米国を二分した大統領選挙が終わりました。静かに浸透して分断による混乱を引き起こすのは共産主義の手口です。分断理由のひとつは経済格差ですが、人々が金に執着するのは富が幸福に直結するという信念があるからでしょう。一人あたりGDPが6倍になっても生活満足度は変わらず、年収1兆円の米国の富豪と年収8万円のマサイ族の幸福度が5.7%しか違わないと言う世界規模の調査もあります。一方が贅を尽くした生活と最高の医療を受けられるのに対して、もう一方は牛糞と泥の家に住みエイズの蔓延により40歳ぐらいまでしか生きられないにも関わらずです。幸福という感情は一見複雑な心の動きに見えて実はシンプルな科学の統一原理により説明が可能でしょう。ドーパミンやオキシトシン、セロトニンといった神経伝達物質が脳の特定部位を刺激することによって楽しいとか、幸福と言う感情を生み出しますが、これらの分泌量には大きな個人差がなく「ものすごく幸せ」という感情は幻想です。大統領選挙と同時期にスイスロスチャイルド家当主の急死や世界で相次ぐ政権に近い資産家の不審死を聞くと、強欲により失うものの大切を思います。

#ぼっち #無職 #失業

「29歳 独身女 無職になりました。」というYou Tube動画が目にとまりました。仕事を失い帰宅した女性が節約の為にスーパーで買った半額のうどんを作り鍋のまま食べるだけの4分ほどの動画で音声は女性のため息しか入っていません。新型コロナの打撃が本格化した昨年5月初旬にアップされ310万回以上視聴されています。どのような経緯で作られたものか分かりませんが「#ぼっち #無職 #失業」とタグ付けされたこの映像は時代の空気を反映したものでしょう。2017年に開業した銀座地区最大の商業施設GINZA SIXの大量撤退が報じられます。銀座の一等地ですからテナントは埋まるのでしょうが、賃料支払い能力の高い企業が年末年始に18店舗同時に閉店した影響は小さくありません。絶望すれば絶望した未来しか来ないように、どのような状況であれ未来を信じる資質こそが大切だと思います。トランプ大統領が尊敬したノーマン・ヴィンセント・ピールが「現状がどれほど悲惨であっても重要ではない。重要なのは自分の姿勢なのだ」と語ったように情熱こそが未来と自分を変えるのでしょう。

2021年不思議な旅

軍事要塞と化したワシントンDCのバーチャル就任式がどのような形で行われるのか、リハーサルの延期と中断によるぶっつけ本番とあって不安視されます。DSの祭典と揶揄される盛り上がりの無さは嵐の前の静けさに見えます。ツィッター劇場を封じられたトランプ大統領の9,000万フォロワーの半数程度は何か極端なことが起こることを信じています。言外に何かを匂わせる謎めいた表現をトランプ大統領は好みます。「われわれの不思議な旅は始まったばかり」という先日の演説も含みを持たせるものでした。You Tubeの圧倒的な人気コンテンツは都市伝説系動画ですが、陰謀論とリアルな政治イベントが結びついた11月以降、何も伝えないマスメディアを尻目に政治系You Tubeサイトは盛り上がりを見せました。大半が出所の怪しい偽情報である陰謀論業界にあって重要なのは当事者が発する一次情報です。事実に基づく情報をつなげると20日以降に何も起こらないことはなさそうです。重層的な利権が複雑にからむ米大統領選挙の最終的な勝者は、どちらに転んでも漁夫の利を得るしたたかな台湾かもしれません。

情弱2.0

日常生活におけるストレスの一つは銀行です。ゼロ金利の時代に手数料はきっちり徴収し、日常的に振り込む金額でさえ法外な制裁金を課す有人窓口に誘導します。オンライン取引の申し込みは何十年も前からしていますが、何度かアクセスできない不便さがトラウマとなり使わないままになっていました。昨日も銀行に行くと、ごく最近スマホに入れたはずのオンラインアプリとは別のアプリができていると言われる始末で食わず嫌いは悪化する一方です。われわれの親の世代がパソコン操作も覚束ない情報弱者1.0だとすると、パソコンは日常的に使っていてもスマホアレルギーのある自分などは情弱2.0でしょう。デジタルネイティブの娘の世代はドコモ店員並の手際のよさでスマホを操作し難解なオンライン取引や設定をあっという間に済ませます。コロナ禍を奇貨に銀行は有人店舗を一気に減らしオンライン化を進めるはずですが、使いにくいシステムを長年放置しながら情弱はすべて自己責任だから制裁金を課すという流れには抵抗があります。既存のデジタル化は生産性向上に寄与しておらず、本当の情弱はまともなシステム構築を怠ったこれらの企業でしょう。

罪深いマスメディア

平均的な同年輩より運動をする機会は多い方だと思いますが、それでもしばらく山に行かないと運動後の筋肉痛などにより体が劣化することを感じます。新型コロナによる好ましい影響は多くの人が健康管理に留意し、ウィルス干渉もあって風邪やインフルエンザが激減したことですが、一方で問題なのが自粛によるフィジカルとメンタルへの悪影響です。自粛の強要は外出の機会を奪い、重症化すると脅された高齢者は屋内に閉じ込められ自ずと運動量が低下します。太陽光を浴びての運動ができないと筋力低下などにより免疫力は低下し、免疫力の衰えた人はウィルス疾患の犠牲になります。家にいればテレビを見てしまい、与えられた情報を鵜呑みにすると気持ちが暗くなりメンタルの悪化がさらに免疫力を低下させ感染者を増やします。露出機会を増やそうとする政治家やタレント化する感染症学者がテレビに出るために一層危機を煽る悪循環を止めることが必要でしょう。リスクを過大評価し不安な情報ほど気にかける人間の習性を利用して、一方の情報しか伝えず恐怖を煽るマスメディアの罪は深いと思います。

陰謀論ではなく世論

「トランプ大統領は勝利した」という公式文書のナバロ・レポートが14日に公開されたのに続き、米連邦議事堂襲撃事件の容疑者として左翼活動家らが逮捕され、オバマゲートの機密文書公開、バチカンを始め各地に広がる停電と不穏な動きが世界に広がり始めました。無観客の就任式は空前絶後の8,000万票を獲得した割には人気のないバイデンにふさわしいものでしょう。マスメディアを軽信する日本では感染爆発の危機だけが報道されますが、世界ではより大きなうねりが起こり、良くも悪くも2021年は1月20日を契機に世界を変える歯車が回り始めると思います。就任式が正常に行われることを疑問視する声も出始めました。欺瞞と思惑が交差し何が真実なのか分かりにくい政治の世界に関心はありませんでしたが、日々中共の脅威にさらされる今は米国の大統領選挙に関心を持たずにはいられません。日本でもトランプ支持者は陰謀論者のレッテルを貼られますが、一部の民主党支持者も含め国民の4割が不正選挙を疑っている事実は世論に他ならないと思います。

冷蔵庫ダイエット

仮住まい用の小さな冷蔵庫を昨年の5月から暫定的に使っていましたが、結局買い替えることなく今に至っています。頻繁にホームパーティーでも開かない限り家族3人なら単身者用の冷蔵庫で困ることはありません。メーカー主導の大容量化は25%とされる冷蔵庫内の食品廃棄につながっています。以前使っていた400Lの冷蔵庫も実際に稼働していたのはおそらく3分の1程度で、残りの容量は死蔵食品を捨てる日まで保管していたに過ぎません。過剰に買うことがなくなり今や170Lの冷蔵庫でさえゆったり食品が収納され、食べ物を大切に扱うようになり在庫を確実に把握できるので食品廃棄はなくなりました。肥満を防ぐ最良の方法は身近に食べ物を置かないことで、この数年体重が安定している理由の一つだと思います。3人とラブラドールで住んでいた仮住まいも35平米しかなく、自動車も6年前に排気量が4分の1になりましたが同様に困ることはありません。大量消費を牽引してきた生活の拡張は執着を拡張させ欲望が再生産されただけだったのでしょう。

愚かなポリコレ

歴史の教訓の一つは重要な変化は人々が気づかないうちに進むことだと思います。マスメディアやGAFAがあからさまな言論封殺を行う社会にわれわれは生きています。民主主義が成立するためには多様な意見に触れる表現の自由が必要ですが、耳にするのは伝え手に都合の良い言葉です。連日垂れ流される新型コロナ報道を見ているうちに大変なことが起こっていると人々は信じるようになり、メディアが誘導した世論に突き動かされた政治は、科学的根拠のない愚策に走ります。伝え手の意図通りに話す専門家や御用学者が語る権威を盲信させ不安を煽るやり方はいつか来た道です。福岡の市長など一部の例外を除いて数字に基づく論理的な説明をする政治家はおらず、不安を煽り思考力を奪う愚民政策は成功しているように見えます。かつて大宅壮一氏は、テレビばかり見て人間の想像力や思考力を低下させる一億総白痴化を問題視しましたが、現代のSNSも同様です。アメリカでもポリコレによる深刻な分断が進みますが、天から与えられた判断能力を使わない愚かな行為だと思います。

反逆によるイノベーション

GoToトラベル犯人説とともに責任をかぶせられた飲食店の昨年の倒産件数は過去最高と伝えられます。一方で株価は依然好調ですが、見方を変えると打撃を受けている外食や旅行関連産業は経済にとってそれほど大きな影響がなかったことになります。無責任な言い方が許されるなら日本の低い生産性の足かせとなってきたこれらのサービス産業にイノベーションが起きる機会が訪れるかもしれません。ホスピタリティ産業のイノベーションは1980年代のアメリカのように不況期に生じており、捉えようによって災いは好転するのでしょう。国土を焦土にされた日本とドイツが戦後の世界経済を牽引したように、どれほど状況が悲惨でも好ましい面を見出すことはできます。GAFAなどのビッグテックのイノベーションが技術的に引き起こされたのに対して、ホスピタリティ産業のイノベーションは発想の転換であり、その出発点は現状のコモディティに対するある種の怒りです。多くの場合、二つ以上の業界が交差する場所でイノベーションは起こり、業界論理を無批判に受け入れない反逆的態度が必要なのでしょう。

能動的な体内浄化

年末年始に溜め込んだ未消化物と老廃物を燃焼させるために断食中の週末は西岳に登りました。正月の食べ続ける生活は、高速道路を走り続けるとスピード感覚が失われるのと同じで食欲は鈍感になり過剰に食べるようになります。断食後に普段よりはるかに少ない量で満たされるのは脳が正常な感覚を取り戻し敏感で繊細な本来の食欲に戻るからだと思います。断食は害の少ない手軽な体内浄化の方法ですが、あくまでも受動的なものです。これに中強度の運動を加えると浄化は能動的なものになり効果を増します。不摂生の体から4、5kg体重を落とすだけなら2日もあれば十分で、早起きと温かい布団から抜け出すちょっとした覚悟だけで早朝の無類の清々しさも手に入れることができます。いくつもの鹿の群れが静寂な森を渡っていき4頭の親子が興味有り気にこちらの様子を伺っています。大型動物を間近で頻繁に見られるのはこの季節だけでしょう。登山口で氷点下10度と冷え込む朝は、体を暖めるまでに600mほど高度を上げる必要があり、この頃にはトレイルを雪が覆い始め心まで浄化してくれます。

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