
今朝の新甲子温泉は曇りで、山は深い霧に包まれています。毎朝1時間半ほど朝の冷気を吸いに森を散歩しています。今朝からはラブラドールがパートナーです。宿の前から始まる赤面山への急登の登山道で目を覚まし、ラブと二人だけの神秘的な森を抜けて癒され、阿武隈源流沿いのトレイルに下ればその流れが不安や嫌なことを洗い流し、最後は頭上高く緑に覆われる剣桂神社の静寂のなかで手を合わせると、今日一日に向かう体調が整えられます。いわば毎朝のリトリート習慣です。
とは言え、やらなくてはならない仕事が山積して、方々に対してやるやる詐欺状態で、どれから手をつけようかと途方に暮れているのも事実です。ラブはいたずら好きなのか、写真を撮ろうとすると無視するくせに、草花の写真を撮ろうとするとその間に割って入り動きません。





昨日は大変お世話になっている二組の方にお泊まりいただきました。隣町下郷の八幡の大ケヤキ、大内宿、塔のへつりという宿近隣の定番スポットをまわりました。見る者を圧倒する樹齢950年以上とされる生物とは思えない巨木の存在感は何度みてもインパクトがあります。冬場閉鎖されていて見ていなかった塔のへつりも圧巻の奇岩です。ただ何事も見世物にしてどこに行くにも駐車料金を請求される日本の観光地はとても貧相に見えます。
今朝の新甲子温泉は快晴で、日の出前の森の新鮮な空気を吸いに散歩に行きました。陸上トラックまで行くと足元に美しい雲海が広がります。一日で新緑が増すように足元にも草が芽をだして毎日違ったトレイルを歩いているような錯覚を覚えます。毎朝歩いている1時間ほどのトレイルは適度に山に登り、渓谷沿いのアップダウンのある地形のためにそれなりの運動量になります。早朝の森が発する新鮮な空気には不安や悲しみを癒す力があるようで、一周してくると気分がすっきりとします。広葉樹の森を抜ける歩く瞑想は心身の健康増進効果が大きいと実感しています。

