平静を取り戻すための源流散歩

怒涛の勢いで過ぎていった?「フジヤホテルの未来を考えるワークショップ」より一晩が過ぎ、昨日は中学の同級生のご家族を始め11名のゲストに宿泊いただきました。20名程度の料理提供には慣れてきましたので、あせることも少なくなりましたが、昨夜は旅館の生命線である、温泉の加温とシャワー用のボイラーが突然故障しました。前のオーナーご夫妻に夜遅くまで対応していただきましたが、それでも直りません。今朝、設備工事の方に見てもらったところ、ボイラーに燃料を噴射するポンプの故障で連休明けまではこの状態です。水道管の破裂など日々色々なことが起こるからこそ平常心を保つための阿武隈源流散歩と屋外での賄いメシは欠かせません。

会えなかった自分

20名ほどの方にお集まりいただいた感動のワークショップから一夜が明け、今も高揚感が余韻として残ります。幸せの四原則?やスウェーデントーチ、西郷村にある西郷村アンテナショップなどやりたいことばかりです。まずは宿の名称変更から着手したいと思います。

そもそも30年に及ぶサラリーマン生活に区切りをつけたのは、惰性で生きる自分が無性にいやになったからです。そんな自分を変えるために始めたはずの宿や会社の運営に忙殺されて、目指していた本質からはずれた日々を送る自分の姿に気づく2日間でした。そして人との出会いこそが小規模の宿が提供できる一番の素晴らしさだと考えさせられました。見たことのない施設を作ることで会えなかった自分に会いたいと思います。

見たことのないものを作る

昨日は20名ほどの方にお泊まりいただき、深夜までこの宿の将来像についてのWSをしていただきました。昨年12月から一人で思考していても見つからなかった納得のいく答えがわずか1泊2日(実質数時間)で見つかるあたりに、今回お集まりの20名ほどの皆さんの非凡さがあります。人との出会い以上に大切なものはないと実感しました。見たこともないものを作りあげるために、あとはいただいた提言を実行するのみです。皆さん、この宿の成長をこれからも見守ってください。ありがとうございました!!

無心になれる歩く瞑想

昨日は気温も上がり、夕方まで降り続いた雨で那須連山の雪は目に見えて減りました。夜には天気が回復し那須連山の上に美しい三日月がのぼりました。この季節は毎日景色が変わります。昨日は冬から一気に初夏の風情で、今朝温泉から見る江森山は一日で開いたブナの若葉により姿を隠しつつあります。今日は20人ほどの方がお越しで、朝から一人大量の洗濯ものの片付けと部屋の清掃に追われています。そんな朝でも早朝の阿武隈源流への散歩は欠かしません。永遠の営みのような阿武隈源流の轟音を聞きながらの散歩は歩く瞑想です。いまのこの季節を無心に楽しむことができます。写真は昨日夕方の雨上がりの阿武隈源流です。

心の安らぐ森

昨日20名の団体がチェックアウトし明日も20名ほどがお越しになります。さすがにワンオペは無理で小学校時代の友人と妻が手伝いに来てくれました。今朝からはまた一人で温泉浴室を清掃し、大量のリネン類を洗濯し、その間にレシピを開発し、FBに書き込んでいます。夏には50人ほどの団体のお話をいただいており、ひとつひとつボトルネック工程をつぶしていく必要があります。20名の夕食を出すために厨房の食器配置を変えた結果生産効率はダウンしました。従来はリネン類の洗濯は外注化していましたが、いまは内製化しているため、狭いリネン室がボトルネックになっています。あわただしいときほど心を落ち着かせる必要があり、5時前から宿の前にある3,000mの森のなかのトレイルを散歩しました。東京で仕事をしているときもよく日比谷公園を散歩しましたが、この森ほどの深い心のやすらぎを感じることはありませんでした。温泉浴室の前にも小さな花々が姿を見せ始め、浴室からの眺望に文字通り花を添えています。

咲き誇る花々

昨日は20人の団体のお客様にお越しいただき、仕事の手順が確立されないなかでドタバタの一日でした。しかしながら長年ご愛顧いただいているお客様だけにきわめて寛容にみていただき、配膳などもお手伝いをいただきました。課題も山積しておりますが、ひとつずつ改善をしていきたいと思います。今日の昼食は雪が完全に消えた3kmのウッドチップの敷かれた森のなかのトレイルを歩いて、宿から15分ほどの陸上トラックに行きました。トレイル沿いにはカタクリの花が見ごろを迎え美しい花々が目を楽しませてくれます。陸上トラックはこのシーズン中でさえ使われることがないのですが、素晴らしい施設です。

毎日変わる景色

連休を前にして、一昨日から宿の前を通り甲子温泉に抜ける旧道の冬季閉鎖が解除されました。今朝も4時過ぎから阿武隈源流トレイルに行きました。原生林の木々は一日で景色が変わります。ブナの大木の若葉が開き、太陽を浴びて昨日の茶色から黄土色へと変化しています。

昨夜は前の職場の同僚が宿泊をしに来てくれました。今夜は20人の団体の宿泊で、炊飯器が動かなくなったり、ブレーカーが落ちたりと落ち着く暇のない一日でした。

瞑想不要の絶壁

昨日はいつもお世話になっているアーチェリー場(フィールドアーチェリーレンジ)に行きました。白河から来ると、日光国立公園のゲートを抜けてすぐの場所で、今はちょうど桜が見ごろを迎えていました。私が生まれた年にリンゴ畑をアーチェリー場に変えて以来50年以上も営業しているそうです。85歳のオーナーは年齢を感じさせないほど若々しく、現役で仕事をすることが健康長寿の秘訣なのだと思います。

今朝も阿武隈源流を見下ろすお気に入りの絶壁に行き朝食を食べました。四方を山に囲まれ二本のブナの大木の根元にあるこの場所は、ちょうど一人が座るのに適当な落ち葉のソファーになっています。足元は阿武隈源流にオーバーハングする形で100m近く切り立っていますので、落ちれば助かりません。ここに来ると不思議なもので、何をするわけでもないのにいつまでいても飽きません。瞑想と言わずとも純粋に今のこの一瞬にフォーカスでき無用な不安が消え元気になります。巨樹のある場所はパワースポットだと言われる所以が理解できます。

足元の至るところで生命が地表に顔を出し活動を始めています。ここで食べる朝食は簡単なものでも味わい深く満足できます。完全であり一貫性のある自然に身を置くことで、何が本質かを見つめることができそうです。健康な食事とは実は非常にシンプルなもので、小食、良く噛む、感謝する、といった程度のことだと思います。人は自分の内面と向き合いはじめて健康になれるのであって、人の良さ弱さにつけ込むような健康産業で健康になることはないと思います。

芽吹きの季節の偉大な自然

今朝の新甲子温泉は晴天で、那須おろしと呼ばれる風が吹いています。朝6時頃から阿武隈源流トレイルの散歩に行きました。芽吹きの季節を目前にした生命の息吹に満ち溢れる森は、わずかな時間の散歩だけで元気が回復します。長らく日本人が敬ってきた自然の偉大な力を感じずにはいられません。宿に戻り温泉浴場を清掃しました。清掃には高圧洗浄機を使うのですが、タイルが欠けるほどの威力で、先週誤って足にあてたら血がでました。高い天井を持つ浴室清掃には不可欠な機械で、これがない時代はどうしていたのか不思議に思えます。

自分で自分に語る

昨日は月刊「近代中小企業」誌の取材という良い機会をいただきました。普段一人で悩んでいると外からの刺激がないために思考がやがて隘路に至り停止します。昨日は適切な質問をいただくことで自分が考えていることが整理されました。睡眠中に脳が記憶を整理してくれて朝起きたときには頭がすっきりしている、という感覚です。自分の考えを人に話すというよりも、むしろ自分で自分に語っていたという印象があります。やはり人は話し相手のいない世界では生きられないものなのでしょう。女性のおしゃべりを男性は無意味と言いがちですが、そこにもきっと自己確認の意味があるのだと思います。今朝は立教大学で授業がありましたが、自分で3時間話しながら、結局これも自分に語っていて、自分の話を聞きながら気づくことがたくさんあるのもおかしなものです。
東京に行っている間にホテルの回りに残っていた雪はほぼ消えました。

Translate »