
もう30年以上前の話ですが、学生時代に冬の白馬に一カ月ほどいたことがあります。毎日氷点下10度以下の世界で雪に閉ざされる生活でした。東京に戻る途中に、確か大月あたりで土が顔を出し、梅の花か何かが咲いているのを見たときに、涙が出るほど感動したのを覚えています。雪国の人にとって、春の訪れは特別感慨深いものだと思います。他方で年々温暖化影響なのか雪は減り、ここ新甲子温泉では、日常的に雪のない白河に買い物に行きますので、おそらく春が来てもそうした感動はないのでしょう。
今日も雪のない白河に買い物に出ました。白河駅に近い旧市街には何か所もの鉤形が残り、観光地というほどではないのですが、明治・大正期に建てられた見るべき建造物が散在しています。何軒かある醤油店のひとつ、写真の今井醤油店も歴史的風致形成建造物に指定されています。歴史的建造物でなくても、どこか懐かしい風景を随所に残す街なのでゆっくりと散策をしてみたいところです。
いつも買い物に行く業務スーパーはホテルから一番遠いのですが、一番頼りにしている店です。肉や魚の生鮮類の商品数は少ないのですが、調味料や野菜、豆腐、きのこ、ヨーグルトなどは主にこの店で買います。雪深い新甲子に来てからはいつも長靴ですが、長靴でも違和感がないことも、この店を気に入っている理由です。


とうとう探していたものに出会えました。以前から旅館のスリッパは気持ち悪いと思っていて、暖かくて洗えて、肉厚のものを方々探して、今日ワークマンの店頭でこのインナーソックスを見つけました。営業妨害の意図はありませんが、それまで履いていたモンベルの同様の製品3,200円のほぼ10分の1の325円です。色はいまひとつですが、肉厚でとても暖かく今のところ物凄く気に入っています。業務スーパーといい、ワークマンといい、専門店は宝の山だと思います。雪国必須の防寒長靴も近隣SCの半額で買いました。

軽トラックのクリッパーは車のまわりを除雪してもらい動かせるようになりました。これで雪の消えた白河市街地に行けば目立つことでしょう。
白河は、新甲子温泉で暮らすようになるまでは東北自動車道で通過するインターチェンジの一つに過ぎなかったのですが、歴史を感じられる落ち着いた街です。今日は白河市内に用事があり白河ハリストス正教会の前を通ったのですが、これは1915年に竣工したビザンチン様式によるギリシャ正教会系の教会です。現存するものとしては全国で5番目に古い洋風建築で、当時の金額で4千円の建設費用だったようです。白河には教会以外に神社仏閣や老舗の商店も多く、ゆっくりと散策をしてみたい街です。

