
今朝の新甲子温泉は快晴です。腰の高さほどある新雪を踏み分け剣桂神社まで歩きました。踏み跡ができた帰り道は楽なのですが、道を切り開く行きの労力は2、3倍の運動量です。事業も同じで筋道をつけるまでが大変だと思います。
多くの事業は「不」をなくすことで成立してきました。不自由、不便、不安などです。昨日娘を成田空港で見送り、しばらくは家族3人が離れて暮らす、不便で不自由な生活です。しかし不便や不自由を経験してみて初めて当たり前にあることへの感謝の気持ちが生まれます。僕自身、福島で一人暮らしを始めてから当たり前だと思っていた家族について考えるようになりました。同様に月末になるとお金が自然に入るサラリーマン時代には、お金を稼ぐことの意味を真剣に考える機会はありませんでした。
感謝の念を抱くことで、初めて今の自分がすでに満たされていることに気づきます。不自由こそが幸せを見つける鍵だと思います。



昨日は急遽東京に行くことになり福島を夕方4時に発ち東京には明け方4時に着きました。大雪の警戒態勢の首都圏に向かうのは、ちょっとした冒険旅行の気分です。冒険旅行にふさわしく矢板の手前の国道4号線で後続車に衝突されましたが、普段から旅館のトラブルに慣れているので、動揺することもなくなりました。町中が大混乱のなか警察が来るはずもなく話し合いで別れました。久喜ICで通行止めにしながらすべてのETCレーンを閉め有人レーンひとつだけの東北道のお粗末さは雪に不慣れ以前の問題だと思います。写真は途中で1時間ほど仮眠を取った羽生パーキングエリアです。
昨日は宿の営業で有力なトレランショップに行きました。自分とは異なる業種の店でもいつも気になるのは商売のことです。コンサルタント時代のぼくはリアリティのないビジネスの世界に生きていたと思います。いまは目の前で現金が行ったり来たりする商売のことばかりを考えます。ぼくの感覚ではビジネスは損得勘定で割り切れる冷徹な取引ですが、商売はより広範な人間関係も含めた温かい取引です。これからの取引は工業化以前の商売の世界に回帰していくような気がします。

